きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

自民・民主の大連合とは

2007-11-03 01:14:07 | Weblog
自民・民主の大連合とは       (007.11.03.)

福田自民・小沢民主の大連合の噂が飛び交っているが、此れは先の参議院選挙で民主党が大勝利を果し、野党過半数を占めた事によるものだ。
この事を両党の党員はどの様に受け止めているのだろうか、特に自民党の党員は、先の衆議院選で3分の2を占める勝利を収めた事から、解散する事をなるべく拒否し、政権維持を続ける事ばかり考えて居る様である。

しかし、参議院で野党が多数である事は、すべての法案審議に今までの様に簡単には行かない事を自覚すべきで、それだけに民主党との協調が得られなければ運営に支障が来たす事になるわけだ。
此れを「ねじれ現象」と称しているのだが、自民の党員は、この現象を民主党が間違えて勝ったせいで、国民は間違えて投票したせいだ、と思っているのか全く反省を示す姿勢が見えない。

インド洋での給油活動が切れたから、大変だ!大変だ!と騒ぎ、その代わりに別に特別法を作って、給油活動を継続したいと言っている。
小沢氏は、この際根本から、国際支援のあり方を見直すべきだといっている。

この様な対立状態で、何時まで続けるつもりなのだろうか。衆議院の解散を自民党は遣りたくなくても、遅くとも来年ぐらいには遣らなくてはならないでしょう。
参議院の方は、解散がなく、3年毎の半数入れ替え選挙では、野党の優勢状態は、当分続くと見れば「ねじれ現象は」少なくとも、6年間続く事になるのである。

だから、次期衆議院選挙で、民主党が勝てば、「ねじれ現象は」、初めて解消される事になる。
国民は6年間も「ねじれ国会」を我慢して居られないとなれば、次期衆議院選挙で自民が負けない限り安定国会にならないわけである。

これ以外の方法で安定国会の得られる道は、自民・民主の大連合しかないのである。
この状態を考えれば、次期選挙を基点にした、政界の再編が必要になるかも知らない。

今の日本の国政は、官僚支配の状態で、各省庁内部は腐り切っている。政権を、自民が取っても、民主がとっても、官僚改革を行なう事が当面の大事業であるから衆参両院で安定した力を持つ政権政党でなければなりません。

其の為、自民党が政権維持を続けるには大連合をやる以外に、道は無いのではないかと思われる。いまや、自民だ、民主だ、と言って両者がツッパテ居る時代では無いことを早く悟って欲しい。
                          (えびなたろう)

自民・民主の大連合とは:(追記)       (007.11.03.)

民主党の小沢代表が、昨夜大連合の提案に拒否を示した。

現状の民主党では、政権交代を望んでいるから、当然の事だろう。
この上は、衆議院解散を早急に遣る事意外に方法はなくなったのではないだろうか。
それを自民党が決断する事が出来るかだ。
3分の2の勢力を、折角手中にした自民党だが、法案1本も通せない現状の政府では
解散せずに頑張る事は、国民側は我慢できないでしょう。

衆議院選挙の結果によって、民主党が勝てば、政権交代が実現し、衆参両院とも民主党主導の安定国会になるが、若しまた、自民党が勝てば、引き続きねじれ国会が続くので
其のとき大連合の可能性が生じると思われる。

従って、先ずは次期衆議院選挙次第と言う事だ。今は将に2大政党制に向う大きな胎動の次期であるようだ。
                         (えびなたろう)