きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

大阪市長選が象徴

2007-11-20 11:12:27 | Weblog
大阪市長選が象徴        (007.11.20.)

大阪の市長選挙が18日に行なわれ、自民党が関淳一候補、民主党が平松邦夫候補と今の国政を象徴するような選挙が行なわれ、結果は、民主党が押す平松候補が5万票の大差をつけて勝利を収めた。

大阪市長選は、永年助役経験者が毎回入れ替わり当選してきた経過があり、関氏も助役の経験もあり今回は3期目を目指す現職の候補である。
其の候補を破って民間出身で元アナウンサーの平松邦夫氏が当選した事は56年ぶりの事だそうである。

この様な、今までの形を破った選挙結果になったと言う事は、明らかに大阪市民が今までと違った改革を望んでいると考えるべきではないでしょうか。
しかも、投票率も前回より10%も上昇すると言う事は、それだけ関心度も強いことを示している。

福田総理はじめ政府与党幹部は、国政を象徴するものでは無く、単なる一地方の選挙の結果だ、と受け流しているが、自民党内部では、このままでは、衆議院選挙は戦えないと先送りの声が出ている様である。

今や、国政の方も、永年の古い垢で汚れきっている状態である。
官僚と与党が癒着して生じている不祥事が次々に表面化しているのは其の証拠だ。

今回の防衛庁の問題は、“国”その物を食い物にする一大疑獄事件である、これ等の問題を放置しておいて、今選挙をやれば負けるから、先送りすると言う事は、国民の気持を全く無視した、自党の立場のみを考えたもので、3分の2の勢力を掴んだからには放さないという、驕りの態度の表れである。

政権与党に解散の権限がある現状では、野党は何とも仕方は無いが、その様な我を押していては自民党も益々国民から離れた政党になってしまう事を、悟るべきである。

                       (えびなたろう)