NAO日和

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「ベルファスト」

2022年04月10日 | 洋画

~ケネス・ブラナーの幼少期を投影した自伝的作品~

2021年  イギリス映画  (2022.03.25公開)
第94回アカデミー賞脚本賞受賞
配給:パルコ/ユニバーサル映画   上映時間:98分
監督・製作・脚本:ケネス・ブラナー
音楽:ヴァン・モリソン
衣装:シャーロット・ウォルター
ヘアメイク:吉原若菜
出演:カトリーナ・バルフ/ジュディ・デンチ/ジェイミー・ドーナン
   キアラン・ハインズ/ジュード・ヒル/ルイス・マカスキー

<見どころ>
俳優・監督・演出家など多岐にわたって活動するケネス・ブラナーの半自伝的ドラマ。
幼少期を過ごした北アイルランド・ベルファストを舞台に、9歳の少年を取り巻く日常と、
激動の時代に翻弄(ほんろう)される故郷を描く。ドラマシリーズ「アウトランダー」
などのカトリーナ・バルフ、オスカー女優のジュディ・デンチ、『フィフティ・シェイズ』
シリーズなどのジェイミー・ドーナンのほか、キアラン・ハインズ、ジュード・ヒルらが
出演。トロント国際映画祭で観客賞に輝くなど、数々の映画賞で高い評価を得た。

<ストーリー>
北アイルランド・ベルファストに暮らす9歳の少年バディ(ジュード・ヒル)は、
仲の良い家族と友人たちに囲まれ、映画や音楽を楽しむ幸せな日々を過ごしていた。
しかし1969年8月15日、プロテスタントの武装集団がカトリック住民を攻撃したことで、
彼の穏やかな日常は一変。住民同士が顔なじみで一つの家族のようだったベルファストの
街は、この暴動を境に分断されてしまう。住民の間の対立が激化し、暴力と隣り合わせの
日々を送る中、バディの家族は故郷を離れるべきか否か苦悩する。

<感想>
ケネス・ブラナーの半自伝的映画。
「ナイル殺人事件」も先日公開され、ブラナー監督作品続きます。


夕ご飯に呼ばれた9歳の主人公が突然立ち尽くす。カメラが360度回ると
そこに暴徒と化したデモ隊がいる・・・日常が一転してしまう、この
冒頭シーンはかなりショッキングです。


戦場のような日々になっても、学校には通い、女の子に恋したりと
普通の生活を生きるベルファストの人々を淡々と描いています。
ブラナー版「この世界の片隅に」って感じですかね。

日本人から見ると、カトリックもプロテスタントも同じように見えるのですが
彼らからすると全然違うのでしょう。でも、あそこまで目の敵にして
暴徒化してしまう心情は、なかなか理解しがたいものがあります。

祖母役・ジュディ・デンチの存在は光っていました。
彼女がラストに言うセリフ「Don't look back」が、なんとも切ない・・・。

映画を観ていると、どうしてもウクライナのことが目に浮かび
なんともやるせない気分になりました。

点数6点/10


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