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~君に届け いのちへの想い~
今年初めての邦画作品を鑑賞。
2008年 日本 S・D・P配給 (09.2.7公開)
[監督]生野慈朗 [製作]久保理茎
[原作]谷村志穂 「余命」 新潮社刊
[音楽]富貴晴美
[出演]松雪泰子・・・・・・百田 滴 (外科医)
椎名結平・・・・・・百田 良介 (写真家。滴とは医大の同級生で夫)
林遣都・・・・・・・・百田 瞬太 (滴と良介の子ども)
奥貫薫・・・・・・・・保井きり子 (滴の同僚)
宮崎美子・・・・・・吉野秀美 (喫茶店のオーナー夫人)
<見どころ>
「海猫」などの人気作家、谷村志穂の同名小説を『手紙』の生野慈朗が映画化。
待ち望んだ子供を生むか、がんの治療に専念するか?
つらい選択を迫られた女性の生き方を通して、命の尊さを浮き彫りにする感動作。母として女として懸命に生きる主人公を松雪泰子が熱演。
その夫に椎名桔平が扮し、見守ることしかできない男の複雑な心情を表現する。
(シネマぴあより)
<あらすじ>
敏腕外科医・百田滴(松雪泰子)は結婚10年目にして妊娠する。
過去に乳がんを患い、子供を授かることを期待していなかっただけに、
カメラマンの夫・良介(椎名結平)と至福の時間を味わう。
しかし喜びもつかの間、全身性の乳がんが再発する。
出産は38歳の滴にとって最後のチャンス。しかし産んだところで自分は
育てられない。子供を諦めて治療に専念すべきか、ガンの進行を早める
ことになっても子供を生むか、病を知り尽くした滴は苦渋の決断を迫られる…。
<感想>
一言でいうと、考えさせられる映画。
周りはオイオイ泣いている人ばっかりだったが、NAOさんは泣けませんでしたね。
女性にとって、がんの中で最も多い死因が乳がん。
その乳がんを題材にした作品で、主人公を松雪泰子が演じている。
結婚10年目にしてようやく妊娠。だがそれと同時に、最も恐れていた
全身性乳がんが再発する。
治療するためには出産を諦めねばならない。そうしたら、子どもはもぅ
産めないかもしれない。(38歳の初産はリスクが高いから)
逆に出産すれば、病状が悪化し自分の寿命を縮めてしまう。
医者の滴は、なにもかもわかっているだけにその選択に苦悩する。
「生」と「死」に向き合った映画なので、泣けてくる要素はふんだんにあった。
だが、先に書いたようにNAOさん、ウルぐらいしかこなかった。
なぜなら、主人公:滴の行動には、あまり共感できなかったからだ。
私が滴と同じ立場なら、同じように悩み、そしておそらく同じ選択をすると思う。
だがしかし、彼女と違うところは、やはりどんな形であれ、
私は、夫に必ず「話す」なぁ・・・・。だって、生まれてくるのは2人の子だよ。
その出産に対して、究極の選択を迫られているんだよ。
こんな大事なことを、夫に一言も相談せず、秘密にしておくなんて
私てきにはありえない。
こんなに仲むつまじく、10年たってもイチャイチャモード の夫婦なら
話せたはずでしょ~。(実際、ベッドシーンがあんなに多いと思わんかった)
ベッドだけの会話じゃなく、ちゃんと向き合えて話合えばよかったのに。
なんのための夫婦なんでしょ?
滴が、医者という立場からこのような形をとってしまったことは
100歩譲って理解しても、やっぱり最愛の人には事実をきちんと伝えるべき。
そしていい友人がいるんだから、もっと頼ってほしかった。
それでも、ラストまじか、海岸でのシーンは感動的。
遺していく息子のことについて、良介にいろいろお願いする滴。
はかなげな滴に涙。それをじっと聞いててうなずくことしかできない良介。
このシーンは秀逸だった。
劇中、ミヒャエル・エンデの「モモ」が出てきて、これが最後までひっぱるが
最後まで見て納得。良介の最後のセリフでまたジーンときてしまった。
この本は、中学生の頃読んだが、映画を見てもう1度読み返そう!なんて
思ってしまった。
女性視線で撮った映画。
テーマがいろいろありすぎて、少し散漫なところも見受けられ、結末も予想通り。
彼女の決断は共感できるが、その後の行動は私はやはり共感できない。
この辺りで、人によって感想が変わると思う。
乳がん検診は、嫌でも受けよう。
そして、遺された者はやっぱり辛いなぁ・・・・・と感じた映画だった。
点数:6.5点 (10点満点)
私もわからないなあ・・・・
もちろん人それぞれでいいのでしょうが。。
この映画、乳がんを扱っているんですね。
見てみたいような、怖いから
見たくないような・・・
これ、家族でやられたら、たまんないなぁ・・と感じましたね。
乳がんを扱っている映画ですが、思ってたより
その扱いが浅かったように感じました。
どちらかというと夫婦・命の選択の比重が大きかったようにも思いました。
否定派はNAOさんと同じご意見。
自分の命か二世を残すか、、、、。
私だったら自分の命を取りそうですがね。
6.5点はかなり厳しい評価のよう。
夫婦の問題・命の選択のほうが重きにおいていたように感じます。
そのへんが、なんとももったいなかったというか
いかんせん、前の映画がすばらしすぎたので
評価は厳し目だったかも?^^;