日々のあれこれ

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北九州伯林的管弦楽団! Das Orchester in Kitakyushu wie Berliner Philharmoniker

2019-01-14 17:38:56 | Weblog

 おお!

初めてドイツ語でも北九州伯林的管弦楽団の名を記述してみました

スペル、間違っていませんよね? 英語と似ているので大丈夫みたい。(3度チェック済)

 昨年まで黒崎ひびしんホールでしたが、今年は場所を変えて、八幡東区にある響ホールにて開催! このことを知ったのは、10日前。ひびしんホールのHPを見た時、他のイベント予定はあるものの、伯林的管弦楽団情報はなかったため、(・・?はてな?となったのでした。 運が良いことに、検索すると響ホールのHPに情報の記載があり、安堵したのでした。実は私、かねてから響ホールでオーケストラ演奏を一度は聴いてみたいと思っていたのですが、今日までチャンスを逃し続けておりました。

開演前の様子

 そんな訳で、本日、初!の響ホール! しかも北九州伯林的管弦楽団の演奏ということで、気分はマックス! それこそ昨年、元日(夜中の2時!)をもって幕を閉じた北九州市スペースワールドのタイタンに乗車する直前のような気分でしたよ。プログラムノートを開くと、最初のページから北九州伯林的筆者さま節も相変わらずの健在ぶりがうかがえ、思わずにんまり

 SWに関する記述について~特に元クルーの方、詳しくは こちらをお読み下さい。

 

 本日の曲目は、

W.M.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 KV216

1. Satz: Allegro

2. Satz: Adagio

3. Satz: Ronedeau. Allegro

 

A.ブルックナー: 交響曲 第7番 ホ長調 WAB (R.ハース校訂版 )

1. Salts: Allegro moderato

2. Satz: Adagio. Sehr feierlich und sehr langsam

3. Satz: Scherzo. Sehr schell

4. Satz: Finale. Bewegt, Doch nicht schnell

 本日の指揮者:中井賞徳さん、そしてヴァイオリン:島田久三江さん

 

 本日の演奏、それはもう~、ひとことで言えば、「素晴らしかった」しかない。実際、演奏終了後、まだ余韻に浸ったまま会場を後にする時、

「素晴らしかったね」という女性観客の声を耳にしました。最後のリクエスト曲まで素晴らしかった! 「素晴らしい」という形容詞は「今日のためにあるのだ!」とまで思いました。いや、ほんと素晴らしい

 名前は聞いたことがあるけれど、よく知らない「ブルックナー」氏作曲の交響曲。特に3. Satz: Scherzo. Sehr schellは、「どこかで聴いたことがある。何処だっけ…?」と思い、目も冴え冴えになってしまいました。直前までは、気持ちよ~く天にも昇りそうな気分だったんです。実際、周囲を見渡すと、目を閉じ、天を仰ぐかのように聴いていらっしゃる方が多かったです。その後、曲調は一転し、作曲者本人も意図せずFinaleとなってしまったBewegt, Doch nicht schnellの演奏中、身体の内側から雷にでも打たれているような感覚に襲われ、それがずーっと最後の最後まで続くのです。 ビックバンを何度も体験しているかのごとく…です。血が騒ぐ、とはこういうことを言うのでしょうか。「いだてん」のごとく、走り出したい気分でした。その間、弦楽器の皆々様の手元ばかり見ていました。モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 KV216もそうですが、まぁ~ヴァイオリン奏者の忙しさといったら… 思わず筋肉質の腕まで感嘆の思いで眺めた程です。(すみません…つい、目線が…)ここへ終始笑顔で若そうなのに貫禄がある吹奏楽も加わるのですから、迫力といったら半端ありませんっ! 伯林的さま、半端ないって! お腹の底まで音が響いてくる! なんていうか… フルオーケストラには敵わないですねぇ。改めて本物のトランペット、ホルーン、ヴァイオリンの音って、大音響なのに耳に優しく、いつまでも聴いていたいと思いました。ここが電子楽器とは違うな、と。

 演奏に惹き込まれ、遂、前のめりになってしまいました。指揮者の中井氏も全身運動のよう。踊って縦横斜め、指揮棒がまるで生きているかのようでした。実際、息を吹き込まれていたのでしょう。演奏者の腕の動きも指揮者も人間のものではないように思えました。宇宙のような演奏をされた今回、すでに神の領域!

 

  ここから、コンサートの翌日、1月14日(月曜日)成人の日に書きます。

 あの感動から一夜、明けました。今日は成人式。只今の時刻は16時半。室内気温は、暖房なしで15.7度という暖かさ。まさに成人式日和です 東日本大震災のあの日、小学校6年生だった人達が新成人となったのですね。全国的に穏やかな日となって良かった! 東日本大震災以降も、あらゆる場所で地震、水害、台風被害があった日本。岡山県倉敷市もその一つです。今回、全身全霊で指揮棒を振っていらっしゃった中井賞徳氏も、プロフィールによれば倉敷市出身。「よく北九州まで来てくれたねぇ…(田氏がいいと最初は思ったけど)井さんの指揮も魂がこもっていて良かったね。前回の西氏は御茶目で良かったし、伯林的管弦楽団のトリオ!」と母が申しておりました。

 

 さて。ここからプログラムノートに話題を移したいと思います。毎回、プログラムを通じて初めて知ることだらけなのですが、筆者の方が「ここだけの話」と仰ってるのを わざわざ表へ出したいと思います。

 「今から50年以上前の日本では、「モーツァルトは、おんなこどもが聴く音楽」というレッテルが貼られていました。」(プログラムノート3ページ、3行~7行から引用) 

 そういわれてみれば、今でも 子供にモーツァルトを聴かせれば、頭が良くなるとか、妊婦さんに良いだとか、都市伝説⁉ありますよね。モーツァルトといえば、『アマデウス モーツァルト』というハリウッド映画を思い出すのですが、やはり生まれてから全盛期の彼は、煌びやかな宮廷音楽のイメージ。首元のひらひらした衣装も含め、「ロココ・スタイル」といい、18世紀フランスのルイ15世統治下における宮廷サロン文化とともにその最盛期を描いて迎えたそうです。(21行~25行)

 その一方で…

大人の男は眉間に皺を寄せて黙ってベートーヴェンの苦悩を味わうべきものでした」(12~14行目から引用)

そう、私が最初に名プログラムに惹き付けられたのも、ベートーヴェンについての写真と記述でした! NHK『チコちゃんに叱られる』からの受け売り情報ですが、何故、日本全国の小学校の音楽室には、作曲家たちの肖像画が飾られるようになったのか!? 出版社が付録として配ったカレンダーに作曲家の肖像画を描いて掲載! それを小学校の先生が切り取って音楽室に貼ったのが「きっかけ」でしたよね? ベートーヴェンについては、肖像画を描く際、参考にした写真の内、もっとも 「運命! ジャジャジャジャーン」にふさわしいお顔をされていた、あの写真が採用され、日本でベートーヴェンといえば、あの悩めるお顔!になったという訳ですね。 筆者の方、あの番組、ご覧になられているかなぁ…と思いながら頷いておりました。とうとう、コンサート前後、以外でも、ふと、お顔も存じ上げない筆者の方を思い出すまでに これはある意味、事件ですっ

 

そしてブルックナーに関しては…どうか、こちらをお読み下さいませ。

ブルックナーは0番から9番まである交響曲を作曲中、没してしまわれたため、交響曲は未完となってしまったそうです。しかも、同じ曲なのに異なる楽譜が複数存在するのだとか… どれが完成された楽譜か、本人が亡くなってしまっては弟子たちも、そりゃ困った!ことでしょう。この辺りについては、上記を読んで頂くとして… 複数あるらしいバージョンの内、今回は R.ハース校訂版の演奏を聴きました。

この複数存在することとなった経緯を説明する場面で、短編小説、『山椒魚』井伏鱒二(いぶせますじ)を例として上げておられます。文学会にも、こういうことってありますよーと。偶然にも『朽助(くちすけ)のいる谷間』 井伏鱒二(いぶせますじ)を読んだばかりの私! 単なる偶然とはいえ、これは運命だわぁ~ 今、体内BGMとして流れているのは『歓喜の歌』の方ですが…。 絶対、『山椒魚』も読みます! ロシア文学の時もそうでしたが…いつも何かしら「手土産」まで頂いた形の演奏会プラスプログラムノート 今回も、ありがとうございました。

 

 追記: (1月16日)

今年は「最後尾は、こちらです」と、スーツ姿の案内係の方がいらっしゃった。とても親切に誘導して頂いた母娘より、「お世話になりました」 

指揮の中井氏もプロフィールからして、中田氏同様、それなりに年齢を重ねていらっしゃる筈なのに…20代な筈はないけど、20代後半くらいに見えて、中西氏同様、楽譜を置いていくという…お茶目さも魅力 「モルダワトークが忘れられないよね

シブがき隊or 少年隊(いいや、御三家でしょ!)以来となる「あっちがいい、こっちがいい」と、元乙女たちによるお喋りは続くのだった…

 

 

 

 

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