へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

再び「高速道路無料化」について

2009年10月17日 02時27分50秒 | Weblog
民主党のマニュフェストに「高速道路の無料化」と「ガソリンの暫定税率廃止」がうたわれているのだが、他の選択肢を考える事は出来ないのだろうか。
「高速道路の無料化」にしても「ガソリンの暫定税率廃止」にしても「恩恵を受ける人」がいると同時に「そのしわ寄せを受ける人」も大勢おり、明らかな「不公平」と言う問題が起きてくる。
しかも、多くの場合「恩恵を受けるのは豊かな人」であり、「そのしわ寄せを受けるのは貧しい人」と言う、「格差をなくす」と言う事と矛盾したことも起きてくるのである。
世論調査でも「半数以上の人が反対」と言う事と、「財源不足」と言う事を考えれば、無料化や廃止を考えるのではなく、法制度を変えて「道路特定財源」として使うのではなく「一般財源」として使う事も考えるべきであろうが、これでは民主党としては都合が悪い?のだろう。
過去に同じような事を書いているだが、政治は基本的に「票に結び付か無いことはやらない」と言う大きな障壁があり、この問題を抜きに政治を語ることは出来ないのであるが、更に意地の悪い言い方をすれば、高速度雄路の無料化にしても、ガソリンの暫定税率廃止にしても、かつて自民党が票集めに使った「コマセ(撒き餌さ)」と同じ事なのである。
長年コマセを撒き続けた結果、先進国の中できわめて多額の負債(借金)を抱える事になり、さすがの自民党でも使う事をためらうようになった手を、今の民主党は使おうとしているのであるが、その結果がどうなるかなど「俺たちの知った事じゃない」とでも言うのであろうか。
来年度予算の概算要求額が「過去最大」になっているが、来年度の税収は減る事も予想される中で「赤字国債の発行も止む無し」と言った感じが出てきたが、これ以上借金を増やしてどうすると言うのだろう。
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