5月23日に病院に行って、即、胸部にドレーン(早い話チューブ)を挿入された。
気胸というのは、肺に穴があいて空気が漏れることらしい。これで肺がしぼんで息切れするのだ。
手術台でチューブが差し込まれた途端、痛い反面、呼吸が楽になった。チューブを通して空気が体外に排出されていたからだ。
それから十日も入院した。病院食はどんな献立でも塩気に乏しいから不味い。それにハナから食欲もない。8キロを体重減の58キロ。体力に加えて気力もない。
つくづく健康は大事だけれど、歳月を経るにつれ否応もなく病気はやってくる。