ある病院の入院患者のメシである。ただし、当人は胆のう炎患者であるため一般の献立とは異なるはずだ。
入院して6日間は、重湯にミソスープ(実は入っていない)それにサプリメント2種類だった。
サプリメントはみどり牛乳やらジョアやらオリコワンやら豆乳飲料やらヤクルトなどがとっかえひっかえだった。
たまに重湯用にたいみそ、ゆずみそ、塩少々の小口袋が添えられた。
300gの重湯なんぞ半分も食えない。それで7キロほど体重が落ちた。それはそれで結構だが。
その後は3分粥300gになった。ミソスープは実が入って味噌汁になった。おかずもぶりの煮つけやら冷奴やらタラの塩焼きやら煮物やらひじき煮やらチキンクリーム煮やら肉ジャガやらとバラエティに富んでいた。もっとたくさんの献立であったはずだが覚えていない。全粥になったところで退院した。
病院食がおいしいという話は聞かないが、まあ、悪くないと思う。ただ、食欲が失せた身には完食できかねた。