ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

矯めつ眇めつ、

2020-09-20 06:41:08 | 日記
今朝も、早朝散歩へ。
雲は広がっていましたが嬉しいことに那須連山が見えました。
茶臼岳も、「こんにちは」、いや、「おはよう」と。
田んぼのあるコースですが、少し道順を替えて山の見える方向に歩く行程を多くしました。
途中出会ったのは、男性一人と犬一匹、犬はあまり好きでない私に、尻尾を振ってくれました。
ありがとう。

連れ合いは墓参へ行きました。
お盆の時と同様、連れ合いは実家の墓所、私は自分の実家の墓所、と分担します。
早くコロナが治まって、長女のクルマに同乗してのお墓参りが一緒に出来るようになることを願っています。

私の住む福島県は昨日(18日)8月16日以来、33日ぶりに感染者がゼロとの発表がなされました。
県内では、私の住む市が、二つのクラスターが発生、感染者も県内では最多となっています。
決して嬉しい状況ではありません。
居住地に限ったことではありませんが、無症状の感染者も多いという事ですから、感染者数にカウントされていなくとも巷には感染者が存在していることは確かです。
自分にできる予防策は講じていますが、後は運次第というほかありません。

行きたい美術館もあるのですが新幹線乗車のことなど考えますと、やっぱり二の足を踏んでしまうのです。
2020年10月1日以降に開始する旅行から、
  ① 東京都が目的地となっている旅行
  ② 東京都に居住する方の旅行
も、対象となる様です。
人の移動が多くなれば、感染へのリスクが増えるのは必定。
でも、生きていくには経済活動も必要です。
せいぜい、年金生活者の私などは、散歩や読書でこの時期をやり過ごすしかない様です。

五木寛之氏と姜尚中氏との対談集、
    『漂流者の生き方』
        2020・7・23 東京書院 刊

を、アマゾンで求めて読んでみました。
お二人とも私の好きな作家、学者さんです。
本の中で、五木寛之氏が、美術館へ行った時の見方について述べられています。
  『もしもこの中であなたに一点だけタダで差し上げますと言われたら、どれをもらって帰ろ
   うかと考えながら見る。
   あるいは、自分が泥棒だったらどれを盗もうかと思って見る。・・・

〈あるいは、自分が泥棒だったらどれを盗もうかと思って見る。〉
この点で、全く私と一致しましたので、「オゥ」と、歓声を上げた私です。
「盗みたい」ほどに惹きこまれた作品を、矯めつ眇めつ、行きつ戻りつしながら鑑賞するのが私のやり方ですから。
                 〈ゴマメのばーば〉
コメント
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