ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

ずるいやり方

2015-06-26 06:14:12 | 日記
安倍首相は、「戦後70年談話」を8月初旬に発表する意向を固めたとか。
閣議にかけなくとも首相の判断で出せる「首相の談話」の形式にする案が有力とのこと。

安倍政権は、よくもこうした考え方を、次々と打ち出せるものです。
「の」を挿入することで、反論を抑え込む………。
無責任で「ずるい」やり方です。

一般世間では、こうしたやり方を称して、「ずるい」に「小」が付いて
『こずるい』と称せれ侮蔑の対象となります。
《小賢しい・小汚い》
等に付される「小」の文字で、「小人」(度量や品性に欠けている人 小人物)の「小」。

安倍首相の好きな「美しい日本」の伝統では、この様なことは卑しいこととされていました。
大棚を張っている商人でも、《小賢しい・小汚い》と称されることをしてのける大旦那は、
仲間内から、相手にされない、信用されないと言われています。

古き日本でなくとも、世界の国々に目を向けても、
「こずるい」人間や国は信用されなくなるのではないでしょうか。

そう言えば、
「武器」を「装備品」と名前を変え、
「武器輸出」を始めたのも、安倍政権でした。

こんどは、
村山談話も、小泉談話も、過去の反省を基調とする両談話を
「全体として受け継いでいく」としながら、
発表の日にちを変え、その内容を変えてしまうやり方。
『欺瞞』そのものです。
「安倍晋三」談話を どうしても世にだしてみたいなら、
「総理職」を お辞めになってから出してみてはいかがでしょう。

村山富市元首相は
  《『安倍首相個人の談話として出す』という話なら、ますます疑念が深まる。
   ここまで問題になっている状況を考えれば、正式に閣議で決めて出すべきだ》
  《わざわざ、問題を生起させておいて、最後は閣議決定をせずに出そうというのは良くない》
と批判しています。
その通りだと思います。

そして、国会で審議中の安保関連法案にも触れ、
  《尖閣諸島や東シナ海の問題で、国民の危機感をあおるのではなく、
   平和外交と憲法を守り、中国と率直に話ができる環境をつくって行くのが先決ではないか》
とも、述べられています。
こちらの発言も、よく納得できるものでした。
                                    〈ゴマメのばーば〉
コメント (1)
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