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多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

歌舞伎役者はブランドで観るな?

2014-01-09 | 歌舞伎つぶやき
去年は歌舞伎の看板役者の訃報や事故が続きました。

団十郎さんが亡くなり、歌舞伎座が新装になると病気で役者衆の休演が続きました。

このペースでいくと近い将来、歌舞伎役者が絶滅するかと思うほどでした。

スケジュールがきつ過ぎで役者を酷使するから、という説も一理あります。

まあブラック歌舞伎にならない程度に無理をしないで下さい。

ただ使い過ぎる原因には客のブランド志向もあるのでは。

団十郎みたいに、誰でも知っている名前の役者をことさら観たがる。

むしろあまり知られない若手のほうが成長を見る楽しみがあり見る目も肥えるのでは、と思いますがサテどうか。

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国立劇場初春歌舞伎初日、観ました

2014-01-04 | 歌舞伎つぶやき
昨日3日、国立劇場の初春歌舞伎、『三千両初春駒曳』、観てきました。

さすが新年の初日で満席のようでした。

写真はご存じロビー中央で、獅子舞をやっておりますな。

ところで中味ですが、150年ぶりの通し狂言復活上演とのことなので、今まで一度も観たことがなく何とも言いようがない。

他のお客さんも、プログラムをしきりに見ている人が多いから、同じようなだったのでは。

ただセリフとか時代劇風に簡単にし過ぎかなという気もします。

配役では菊之助、声が良いですねえ。

あとは松緑の柴田勝重がよかったかな、というところ。

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クリスマスは歌舞伎座で『忠臣蔵』

2013-12-25 | 歌舞伎つぶやき
昨日は歌舞伎座で『忠臣蔵』を観てきたのでござりまする。

年末のこの時期になるとさすがに観光客は減ります。

肝心の舞台。

中村獅童の斧定九郎、カッコいいですねえ。

海老蔵は目下成長中なのでござりまする。

ただ芝居全体、小ぶりな感じなのは脇役の関係かも。

それで玉三郎、幸四郎が一段と大きく見えたのでござりまする。

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存在感がない?国立劇場の歌舞伎

2013-11-11 | 歌舞伎つぶやき
歌舞伎は歌舞伎座だけでなく国立劇場でもやっていますが、存在感は歌舞伎座のほうが圧倒的です

しかし国立劇場の歌舞伎が質が落ちるわけでなく、客席からの舞台の観やすさは国立劇場のほうがむしろ上で、値段も安いし交通の便もたいして変わらない

と、いいことだらけなのになぜ?

となると理由は建物のミテクレでは

ご存じ歌舞伎座の派手な概観に比べ地味です

日本の主要ホール類のなかでも一番目立たないのでは

皇居の前だから遠慮したのかも知れませんが、同じ皇居のそばでも武道館みたいにクセの強いのもある

そこで日光東照宮か新国立競技場みたいなデザインに改装したら人気爆発となるかも

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国立劇場歌舞伎『伊賀越道中双六』観ました

2013-11-04 | 歌舞伎つぶやき
今日4日、国立劇場で歌舞伎の『伊賀越道中双六』を観てきました

文化庁芸術祭協賛と看板はお固いが、四幕の通し狂言がミソ

坂田藤十郎の呉服屋十兵衛と中村翫雀の雲助平作が目玉で、それはそれで充実していましたが、中村橋之助の唐木政右衛門に注目

九月の新橋演舞場で三津五郎の代役は力が入り過ぎみたいなとこもありましたが、今回は練れてきていた

そのうち、この人の時代到来、なんてなるかも

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片岡仁左衛門さんも休演 歌舞伎座新装するとトラブル続く?

2013-10-05 | 歌舞伎つぶやき
この前、三津五郎さん休演は残念と書きましたが、片岡仁左衛門さんも休演だそうです

看板役者の相次ぐ休演です

ただ年初の団十郎さんの死去からトラブルがなぜこう続くの、と考えたくもなる

歌舞伎座新装で松竹が役者をこき使うからだ、ブラック企業でなくてブラック歌舞伎だ、と現代的・合理的に割り切る人もいるでしょう

しかしなかには歌舞伎座新装で神様が機嫌を悪くしたから、と心配する人もいるようです

まあ長い歴史の世界ですから、そういう神秘・不可思議な話には事欠かないでしょう

そして今後もトラブルがさらに続けばそういう見立ても真実味を帯びるかも、と勝手なことを考えていますが、サテどうなるか

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新橋演舞場九月歌舞伎の初日でした

2013-09-01 | 歌舞伎つぶやき
今日は新橋演舞場、九月歌舞伎の初日でした

昼の部を観ましたが、やはり『河内山』の幸四郎かな

この人なら退屈させたりガッカリさせることはないと予想していましたが、その通りの展開

『男女道成寺』は橋之助と孝太郎は男女の流れがよかったよ

あと、『御浜御殿』は三津五郎が休演でしたが、三津五郎ならどうやっただろう、とか考えながら観ていた

それと、なぜ歌舞伎座じゃないの、となりますが、最近の歌舞伎座人気過熱、バブル期のコンサートみたいでちょっとパス

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過密日程大丈夫? 坂東三津五郎さん休演の歌舞伎

2013-08-26 | 歌舞伎つぶやき
歌舞伎の坂東三津五郎さんが病気で休演だそうです

病気のことだから理由とか分かりませんか、それにしても歌舞伎座新装オープンからスケジュールの過密なこと

朝から夜まで三部制でそれが三カ月、これでは役者さんもきついなあと思っていました

それに三部ぶっ通しで観る人もいて、これまたすごいとついでに感心

疲れとストレスで酒を飲んで暴れるのはまだ笑えますが、病気になったではたまらない

ご無理のないように願います

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歌舞伎新御三家? 海老蔵・菊之助・染五郎

2013-07-26 | 歌舞伎つぶやき
歌舞伎座新装こけら落とし観ていて、海老蔵・菊之助・染五郎の御三家ムードが出てきました

海老蔵さんは例の事件で、何をやるか分からないちょっと危ない役者のイメージもあったが、お父さんがお亡くなりになってから注目度が上がった

菊之助は私は前から注目していたぞ

染五郎はあまり存在感がありませんでしたが、今年二月の『魚屋宗五郎』で色悪がいけるのではの気配が出て、七月歌舞伎座の『四谷怪談』の民谷伊右衛門でブレイク

要するに歌舞伎新御三家到来かという、ずいぶん単純な図式化です

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歌舞伎座七月歌舞伎、菊之助の『四谷怪談』

2013-07-16 | 歌舞伎つぶやき
昨日、歌舞伎座の七月歌舞伎、夜の部の『四谷怪談』観てきました

菊之助のお岩はうまいが、ちょっと元気が良過ぎるかな

染五郎の民谷伊右衛門、この前観たのは『魚屋宗五郎』の磯部主計でしたが今回はそういう女いじめの悪役に一段と磨きがかかってます

こういう特技があってもいい?

あと、16時から20時半までの通し狂言はさすがに長くて、菊之助と染五郎、最後は少し失速・バテていたかも

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演劇型「歌舞伎ノワール」はどうなった?

2013-06-22 | 歌舞伎つぶやき
「暗い歌舞伎」と言っても別に悪いことやっているわけではありません

だったら「ブラック歌舞伎」でもいいのですが、これだともっと変なので「歌舞伎ノワール」

中村勘三郎さんがやっていたみたいな、演劇色の強い歌舞伎です

舞台の照明や役者衆の顔が暗くなるので自分が勝手にこうネーミングしました

このノワール歌舞伎、勘三郎さんがお亡くなりになったのに歌舞伎座新装も加わってか、あまり話を聞かなくなりました

ところで、対して歌舞伎座のこけら落としの演目みたいなのは総じてホワイト歌舞伎

バレエにバレエ・ブランがあるみたいにです

ただあまり単純に白だ黒だと図式化しないほうがいいでしょう

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歌舞伎座のナイト歌舞伎

2013-06-10 | 歌舞伎つぶやき
今、歌舞伎座では新装特別とかで三部制でやっています

となると最後の舞台は夕方6時からになり、終わりは夜中

この前書いた海老蔵さんの助六がそうでしたが、やはり客層、違います

仕事帰りの人が目立つせいか、仕事臭というか生活臭がにじみます

この辺で結論

歌舞伎はやはり平日の昼間から酒を飲みながらでも観るのがサマになるのでは

破滅的、遊民スタイルかもしれないがこれも一種のカルチャー

無論しょっちゅうでは破産してしまいますから、仕事が忙しい人はたまに休んででもやってみては

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六月歌舞伎座 海老蔵さんの助六

2013-06-05 | 歌舞伎つぶやき
六月の歌舞伎座、海老蔵さんの助六を観ました

大人気で満席、一幕見には立ち見の人もいたようです

助六以外の配役も豪華で全体ソツがなく海老蔵さんを盛り立てるというところかな

そして肝心の海老蔵さんの助六

所作はオーケーだが気になったのは声

先代の団十郎さんの落語みたいなカラカラ声よりはいいが、ちょっとこもった感じがする

まあ、そういう声もあっていいし、これはこれで進化するのも楽しみでは

他では福助さんの揚巻がちょっと乾いた感じだったですが、これは玉三郎さんの女女的揚巻イメージが刷り込まれていたからそう思ったのかな

あとは三津五郎さんの大熱演大爆笑が見ものでした

ところでこの写真、歩道の見物人も四月よりは減ってやっと写真が撮れるようになりました

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歌舞伎「役者」か「俳優」か?

2013-03-28 | 歌舞伎つぶやき
来月は歌舞伎座新装オープンですが、そのニュースとかで気になる言い方があります

歌舞伎「俳優」と言っていますが、正しくは歌舞伎「役者」では

歌舞伎役者が歌舞伎俳優で通るなら、相撲取りも力士でなく相撲プレーヤーや相撲選手で通用します

おそらく大した考えもなく使っているのでしょうが、「看護婦」でなくて「看護士」みたいに、職業・性別の変な平等思想が裏にあるなら、それはもう立派な伝統的表現破壊です

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団十郎さんが亡くなりました

2013-02-04 | 歌舞伎つぶやき
歌舞伎の市川団十郎さんが亡くなりました

四月には歌舞伎座新装オープンなのに、最近はなぜか役者さんの訃報が続きます

ただ死んだ人には何ですが、正直言って団十郎さん、役者としてはどうも今一つでした

それでも団十郎名跡ブランド復活で歌舞伎への関心が高まったから、それはそれでよかったのでは

さて次は、ご存じ海老蔵さんがどうなるか、です

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