blogギター小僧の径

ギター小僧の私生活

17歳上の部下

2006年09月26日 | 仕事
今から12年も前のことだから記憶も定かじゃないが、26歳のぼくはとても腐っていた────。

大学を卒業し就職した会社は、希望した出版界の中でも大会社だった。有名大学卒の奴らと並んで、これで定年まで安定した生活ができると思っていた。世間を舐めていたぼくは希望の新聞社か出版社を5社しか受けなかったが、まぐれでその大会社に受かってしまったのだ。そこそこ充実した生活をし、カネもそれなりにあり、仲間も多く、毎日遊びまくっていた。しかし、3年目の夏に人事異動があり、本作りの部署から本売りの部署に異動させられた。この異動には諸説あり、正確なことはわからないが、遊びまくっていた制裁という話が有力だ。この会社の営業局というのは特殊すぎて本来ぼくが望んでいた出版という世界とはかけ離れているものだった。2か月は頑張ったものの、アホらしくてあっさり辞めてしまった。

在勤中に1社受けただけで、退職後はパチンコ三昧の日々が続いた。ある日、業界でカオの営業部長から電話があり、ある会社の面接を受けろと指示された。年が明けた21日に面接を受け、現在勤める会社に入社した。営業部長と副社長が仲良しで、コネ入社というやつだ。

だらだらと書いたが、今日、女性の上司だったYさんの退職の送別会があった。過去形で書いたのは、ぼくが彼女を追い越して上司になってしまったためだ。定年前の退職。彼女はぼくより17歳上で部長代理という役職。腐りまくっていたぼくが部署に配属され、最初に挨拶をしたのがYさん。メチャクチャ仕事ができる人だった。あいだにHさんという課長がいたが、ぼくが入って2年ぐらいで辞めてしまった。それから今日まで2人だけで、我が社の商品を作り上げてきた。実は入社当時も2~3年経った頃まで、彼女のことがとても苦手だった。部屋に2人きりになるのをなるべく避けるように仕事をしていた。しかし、いつの頃からかお互いに打ち解け、アルバイトにも恵まれながら、今までなんとかコナしてきた。

送別会の前に2人で呑みにいった。いろいろ語った。ぼくがここまでやれて来れたのは彼女のバックアップがあったからだ。もともと頭も良くなく、事務も苦手だ。そういったところをすべて補ってもらっていた。これからホント不安。部下も持たせてもらえず、どこまで精神力が持続するか────。

Yさん、本当にお疲れ様でした。そして、ご迷惑おかけしました。これからも、どうぞよろしくお願いします。
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