いつものペットボトル・オヤジと完全に認知されたようであります。
原発事故以来、ペットボトルの水を買うのが習慣になってしまいました。
ワタシャあまり気にしないのですが、カミサンが結構気にしまして。
それで、会社帰りに時々ディスカウントショップで買って帰ります。
何となく「3本」の事が多いです。
カバンを肩から下げた手に1本、もう一方に2本を持ちたいということもあるし、3本を1つのポリ袋に入れると持って帰る途中で重くて破れてしまったら嫌だな、という思いもあり、二つの袋に2本と1本と分けて貰っておりました。
今日の帰り、いつもの通り3本にしようかとも思ったのですが、カバンが普段よりも重いかなと感じ2本に止めました。
よく見掛けるレジの方、特別お願いしなかったのに、1本ずつ2袋に分けてくれました。
どうも、「ペットボトル2袋オヤジ」と認識されているようです。
もしかしたら、そのお店内で私の人相書きが回っていて、「この人来たらペットボトル2袋に分けること」なんていうのが伝達事項になっていたりして。(そんなはず無いって)
今度、他の方のレジの時、2本買いで試してみたくなりました。
クロノス・クァルテット(WARNER CLASSICS盤)
図書館からの借用CD。これは期待以上の素晴らしいディスクでした!
是非とも今度購入しなくては。(ディスクユニオン辺りで(笑))
1.ジョージ・クラム(1929~)「ブラック・エンジェルズ ~暗黒界からの13のイメージ」(1970年)
1-1.出発
1-1-1.挽歌Ⅰ:電気昆虫の夜
1-1-2.骨と笛の音
1-1-3.失われた鐘
1-1-4.悪魔の音楽
1-1-5.死の舞踏
1-2.不在
1-2-1.涙のパヴァーヌ
1-2-2.挽歌Ⅱ:ブラック・エンジェルズ!
1-2-3.「名もなき死」のサラバンド
1-2-4.失われた鐘(エコー)
1-3.帰還
1-2-1.神の音楽
1-2-2.昔の声
1-2-3.昔の声(エコー)
1-2-4.挽歌Ⅲ:電気昆虫の夜
2.トーマス・タリス(1505頃~1585)「スペム・イン・アリウム(40声部のモテット)」(クロノス・クァルテット編曲)
3.イシュトヴァン・マルタ(1952~)「運命、嘆息」(1989年)
4.チャールズ・アイヴズ(1874~1954)「ゼイ・アー・ゼアー ~新しい自由な世界のための戦い」(1917年/1942年)(ジョン・ガイスト編曲)
5.ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906~1975)「弦楽四重奏曲第8番」(1960年)
まずは、「ブラック・エンジェルズ」。「暗黒界からの13のイメージ」という素晴らしい!?副題が付いております。
昨夜、車の中で掛けていたら娘曰く、「サイコサスペンス系だね!」。
いや、サイコホラー系でしょうか。
冒頭、「虫が鳴いているみたいだね」と娘に言わせた弦の激しい音は、ライナーノーツをみたら、ズバリ「電気昆虫の夜」でありました。
ベトナム戦争に触発された政治的なメッセージを含んだ作品との事ですが、電気変調された弦楽器の音やグラスを擦ったり、色々叩く音など多彩な音色の変化が面白く聴けます。
「涙のパヴァーヌ」の癒し、「神の音楽」の不思議に透明な神秘性も素晴らしい。
いくつかの言語(日本語も)で数を数える声なども入ります。
「現代音楽」が最も先鋭的で過激だったのは1970年代ではないかと思っているのですが、まさしくその1970年の作で、一般受けはしないバリバリのゲンダイオンガクですが、私好きですこういうの。
2曲目にルネサンス時代のタリスを持って来た配置は絶妙!
トンがった前衛音楽から一転、安らぎの響きが流れます。暖かでしっとりした音楽が何とも素晴らしい安堵感をもたらします。
原曲は「40声部!」となっており、この編曲が果たして何声部かは分かりませんが、多重録音だそうで厚みのある音。
「運命、嘆息」がまた凄い作品。機関銃や銃の様な音や轟音が響き、あの世からの様な何を言っているか分からないようなくぐもった声が聴こえる不気味度大の音楽。やはり戦争での流血が描かれているそう。迫真の音楽。
「ゼイ・アー・ゼアー」は、アイヴズが第1次大戦中に書き、第2次大戦中にまた手を加えたという歌。
SP風にわざとスクラッチノイズを入れ、音質も落としているのが面白い。
そして、ショスタコーヴィチの8番。
ファシズムと戦争の犠牲者の想い出に捧ぐとした作品。
交響曲でも8番はショスタコーヴィチの大傑作の一つですが、弦楽四重奏曲のこの8番も大傑作。この迫真力はなかなかありません。クロノス・クァルテットの、カミソリの鋭さにナタの迫力を加えた演奏。
ショスタコーヴィチの最後の15番の弦楽四重奏曲がとんでもなく凄い音楽と思っておりますが、こうして久々聴くと8番もまた同感。
久しく聴いていなかったショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲を、また聴き直したくなりました。
戦争に題材を採ったシリアスな作品が集められていますが、音色、音響とも面白い曲が多く、非常に充実した内容です。
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原発事故以来、ペットボトルの水を買うのが習慣になってしまいました。
ワタシャあまり気にしないのですが、カミサンが結構気にしまして。
それで、会社帰りに時々ディスカウントショップで買って帰ります。
何となく「3本」の事が多いです。
カバンを肩から下げた手に1本、もう一方に2本を持ちたいということもあるし、3本を1つのポリ袋に入れると持って帰る途中で重くて破れてしまったら嫌だな、という思いもあり、二つの袋に2本と1本と分けて貰っておりました。
今日の帰り、いつもの通り3本にしようかとも思ったのですが、カバンが普段よりも重いかなと感じ2本に止めました。
よく見掛けるレジの方、特別お願いしなかったのに、1本ずつ2袋に分けてくれました。
どうも、「ペットボトル2袋オヤジ」と認識されているようです。
もしかしたら、そのお店内で私の人相書きが回っていて、「この人来たらペットボトル2袋に分けること」なんていうのが伝達事項になっていたりして。(そんなはず無いって)
今度、他の方のレジの時、2本買いで試してみたくなりました。
クロノス・クァルテット(WARNER CLASSICS盤)
図書館からの借用CD。これは期待以上の素晴らしいディスクでした!
是非とも今度購入しなくては。(ディスクユニオン辺りで(笑))
1.ジョージ・クラム(1929~)「ブラック・エンジェルズ ~暗黒界からの13のイメージ」(1970年)
1-1.出発
1-1-1.挽歌Ⅰ:電気昆虫の夜
1-1-2.骨と笛の音
1-1-3.失われた鐘
1-1-4.悪魔の音楽
1-1-5.死の舞踏
1-2.不在
1-2-1.涙のパヴァーヌ
1-2-2.挽歌Ⅱ:ブラック・エンジェルズ!
1-2-3.「名もなき死」のサラバンド
1-2-4.失われた鐘(エコー)
1-3.帰還
1-2-1.神の音楽
1-2-2.昔の声
1-2-3.昔の声(エコー)
1-2-4.挽歌Ⅲ:電気昆虫の夜
2.トーマス・タリス(1505頃~1585)「スペム・イン・アリウム(40声部のモテット)」(クロノス・クァルテット編曲)
3.イシュトヴァン・マルタ(1952~)「運命、嘆息」(1989年)
4.チャールズ・アイヴズ(1874~1954)「ゼイ・アー・ゼアー ~新しい自由な世界のための戦い」(1917年/1942年)(ジョン・ガイスト編曲)
5.ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906~1975)「弦楽四重奏曲第8番」(1960年)
まずは、「ブラック・エンジェルズ」。「暗黒界からの13のイメージ」という素晴らしい!?副題が付いております。
昨夜、車の中で掛けていたら娘曰く、「サイコサスペンス系だね!」。
いや、サイコホラー系でしょうか。
冒頭、「虫が鳴いているみたいだね」と娘に言わせた弦の激しい音は、ライナーノーツをみたら、ズバリ「電気昆虫の夜」でありました。
ベトナム戦争に触発された政治的なメッセージを含んだ作品との事ですが、電気変調された弦楽器の音やグラスを擦ったり、色々叩く音など多彩な音色の変化が面白く聴けます。
「涙のパヴァーヌ」の癒し、「神の音楽」の不思議に透明な神秘性も素晴らしい。
いくつかの言語(日本語も)で数を数える声なども入ります。
「現代音楽」が最も先鋭的で過激だったのは1970年代ではないかと思っているのですが、まさしくその1970年の作で、一般受けはしないバリバリのゲンダイオンガクですが、私好きですこういうの。
2曲目にルネサンス時代のタリスを持って来た配置は絶妙!
トンがった前衛音楽から一転、安らぎの響きが流れます。暖かでしっとりした音楽が何とも素晴らしい安堵感をもたらします。
原曲は「40声部!」となっており、この編曲が果たして何声部かは分かりませんが、多重録音だそうで厚みのある音。
「運命、嘆息」がまた凄い作品。機関銃や銃の様な音や轟音が響き、あの世からの様な何を言っているか分からないようなくぐもった声が聴こえる不気味度大の音楽。やはり戦争での流血が描かれているそう。迫真の音楽。
「ゼイ・アー・ゼアー」は、アイヴズが第1次大戦中に書き、第2次大戦中にまた手を加えたという歌。
SP風にわざとスクラッチノイズを入れ、音質も落としているのが面白い。
そして、ショスタコーヴィチの8番。
ファシズムと戦争の犠牲者の想い出に捧ぐとした作品。
交響曲でも8番はショスタコーヴィチの大傑作の一つですが、弦楽四重奏曲のこの8番も大傑作。この迫真力はなかなかありません。クロノス・クァルテットの、カミソリの鋭さにナタの迫力を加えた演奏。
ショスタコーヴィチの最後の15番の弦楽四重奏曲がとんでもなく凄い音楽と思っておりますが、こうして久々聴くと8番もまた同感。
久しく聴いていなかったショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲を、また聴き直したくなりました。
戦争に題材を採ったシリアスな作品が集められていますが、音色、音響とも面白い曲が多く、非常に充実した内容です。
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