golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

シューベルト「冬の旅」フィッシャー=ディースカウ、ブレンデル

2012-11-17 21:52:07 | Weblog
先日から、足の親指の爪が所謂「死んだ」状態でありました。

下から新しい爪が生えて来たのは良いのですが、中途半端に古い方が残り、夜寝ている間に寝返りを打った拍子にでもこれが剥がれ「あ痛たたたっ…」となったら嫌だなと、毎晩恐怖に怯えながら床に就いておりました。

幸いなことにこの残党は知らない間に取れてしまったよう。

今晩から安心して眠れます。

ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)(PHILIPS盤)

昨夜、ブックオフで文庫本と一緒に購入したディスク、250円也。

録音の多いフィッシャー=ディースカウの「冬の旅」は、ムーアとの若い頃のもの(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/06a7cd40f95ef18bdc7b82a5450a577f)を保有しているのみ。

それ以降のものも欲しいと思っておりました。

こちらは、1985年、フィッシャー=ディースカウ60歳頃の録音。

フィッシャー=ディースカウの歌は、「強い声」という印象が強いのですが、この録音時期は既に最盛期を過ぎていたのでしょうか、意外にも柔らかな歌い回しです。

知らずに聴いたら他の歌手と思ってしまうかも。

雄弁と言ったら言い過ぎでしょうか、表現豊かなブレンデルのピアノが目立って聴こえ、フィッシャー=ディースカウがやや控え目にも聴こえるほど。

しかし、この曲には強靭な声よりむしろ向いているのかも。

フィッシャー=ディースカウ全盛期の録音も是非入手して聴き比べてみねば。

それにしても、曲を追うに深く沈み込んで行くこの曲集は、暗い音楽と言えどその表現の見事さにいつも感心致します。

24曲、どれも優劣付けがたい素晴らしい歌ですが、11曲目の「春の夢」の儚い明るさが特に好きです。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (バルビ)
2012-11-18 05:11:01
この暗い歌集が大好きです。ディスカウのものでは、ムーアやこのブレンデル、バレンボイムのCDどれも聴きます。バレンボイムとのCDが、最も劇的な表現かも知れません。

日本公演のライブを観ると、その表情と抑揚から、凄い表現になってますね。

ツェンダー編作のオーケストラ伴奏や、シェーファーのソプラノによる歌唱、またクワルテットの伴奏による通うなど、どれも楽しめます。
返信する
バレンボイム盤など (golf130)
2012-11-18 08:58:59
バルビさん
コメント有難うございます。
ムーアとの71年録音やバレンボイムとの共演盤も是非欲しいと思っています。
シェーファー盤などもまた違った味わいで良さそうですね。
シューベルトの歌曲集は、ついついこの冬の旅に偏って聴いてしまいます。
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