一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

敏感と過敏の違いに鈍感なのかも

2008-04-24 | よしなしごと

特定危険部位の脊柱混入 米国産牛肉、吉野家向け
(2008年4月23日(水)21:27 共同通信)

 特定危険部位が見つかったのは06年夏の輸入再開後、初めて。この牛肉は牛丼チェーン「吉野家」向けで、特定危険部位は加工工場での検品作業で発見され、市場には一切流通していない。

消費者が「検査体制がしっかりしているから安全」ととらえるか「なんとなく心配」と思うかは微妙。
現地査察で問題のない施設からの輸入ということだったと思うのですが、査察はその一回だけだった(要するに政治的セレモニー)のでしょうか。


食品の安全だけでなく、土壌汚染とかアスベストとか、検査技術が向上すればするほどリスク要因が見つかりやすくなるという状況にあります。

また、「事後監督型」に変わった行政の「何でも届け出ろ」という姿勢もそれに拍車をかけているように思います。
たとえば個人情報の漏洩などは、非常に微細なものまで報告・公表がされるので逆に「オオカミが出たぞ」風になってかえって鈍感になっている感じがします。

リスク要因についての報道がなされる反面、それががどの程度のリスク要因なのかについての検証がされないと、受け止めるほうの感覚が麻痺してしまうことが一番の問題ではないかと。


そのうちインサイダー取引も「ああ、またか」という風になってくるのでしょうか。


コメント
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