一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

水清ければ魚住まず?

2005-01-03 | 飲んだり食べたり
近所の神社に初詣。

妙に生ぬるい風が吹いている。


パリで買ったカカオ100%のチョコを食べてみる。

昔雑誌か何かでEUのチョコレート論争の話を知って、カカオ100%とそうでないものはそんなに違うのか?という興味があった。

ところがフランスのデパートを覗いても、なかなか100%というのはない。
お土産用だとGODIVAのトリュフのような加工したものが多いし、板チョコも"noir"というのは結構少ないうえに成分表示を見ても50%とか言うのが多い。
ベルギーでは今でもチョコレートといえばカカオ100%のことをいうらしいが、砂糖は混ぜているところが多いようだ。

だいたい60%くらいから箱の表に自慢げに書き出して、多くても75%とか80%がせいぜい。
棚の隅から隅まで見渡して、やっと99%というLindtの板チョコを見つける。(フランスまで来てスイスのものしかないとは・・・)

という苦労を経て手に入れたチョコを早速あけてみる。

銀紙でなくプラスチックにフィルムで密封してあるところが期待を誘う。

角を折って口に入れる







甘くないのは当然として

味がしない。

何か別の食べ物を食べているよう

「こく」とか「味わい」というものが凝縮されすぎているのか舌に残らない


そういえばある人が、昔、原子力発電所の冷却水用に作った「純水」=まったく不純物の混入していないH2Oを試しに飲んでみたところ、純水はまったく体に吸収されずにひどい下痢をしてしまったという。不純物がないので電気分解できないのだろう。

それと似た感じか?




いかに普段、砂糖入りの味に慣れていたのかをまざまざと思い知らされる。

しばらく少しづつかじって、味覚を慣らしてみよう。
コメント
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