チラシの裏

当ブログでは、主観を重視した文章がエターナル。 裏と表が合わさり最強に見える。

WA4 最終回

2005年03月30日 13時16分38秒 | ゲーム全般
俺は最近のRPGはWAシリーズしかプレイしていないから

なんとも言えないかもしれないが

WA4は不満な点を取り除けば、

RPG史上最高ランクの傑作と呼べるほどの作品になると思う。

それだけの材料を持っていると思う。

故にッ!

みんな、「もったいない」という気持ちを込めて

批評しているのだろうね。


あと、ユーザーの期待度が高すぎた気もする。

プロモ動画などを見て

6ヶ月間かけて、みんな期待に胸を膨らませていた。

妄想も膨らませていた。


「アルノーはアクセスするんじゃね?」

 アルノーどころか誰もアクセスしなかった。

「ジュードとユウリィのボーイミートゥガール的ストーリー?」

 出逢ったシーンは印象深いが、ユウリィというキャラが薄すぎて

 ストーリーの核に絡んでいるようには見えなかった。

「フィールドMAPないのかよ、糞じゃん」

 フィールドがないことによって得られたことも大きいので

 いい試みだったと思う。

「アルノーが勇気のガーディアンロードを覚醒させるんだな」

 覚醒的な成長イベントどころかガーディアンロードすら登場しなかった。

「ブリューナクって2のコキュートスを彷彿させるよね」

 ブリューナクのほうが濃いが、コキュートスのほうが強敵だった。

「漏れアクションゲーム苦手なんだけど・・・」

 シリーズお約束の謎解きがなくなったのが残念。

 アクションは新鮮で面白かったと思う。

「3みたいにOPアニメ変わるのか」

 前期と後期の2種類しかないじゃん・・・。

「今回のポリゴンすげええええええ」

 ポリキャラがグリグリ動くイベントシーンは確かにすごい。

 ヒューゴ、ガウン、ラムダの演舞は最高に燃える。

 だが・・・紙芝居の所為で台無しになることも。


ユーザーの期待が大きいと大変ですね、ということか。

んなわけねえッ!

手を抜いている部分もあったのでは?


・・・また批判ばかりになってしまうので、

続・良かった点を。


電源を入れてスタートボタンを押すまでに流れる演出がカコイイ。

BGMも相まって、シリーズ最高のカッコ良さ。

と言っても、今まではBGMが流れるだけで動画はなかったか。


歌・BGMがステキ。

主題歌やエンディングの歌、各BGMは、今回に限ったことではないが

いい仕事しすぎ。

グッジョブ。

OPアニメ自体は微妙だが、主題歌が古き良きアニメっぽくて気に入ったから許す。

(ちなみにOPアニメの出来は2>>3>4>1>F)

BGMは、なるけ女史だけの仕事じゃなかったらしいが

いつもより名曲が少ない気もする。

「バトル・VSクルースニク(仮)」は神。


バトルが面白い。

最初はマンドクセ、とだるい印象しかなかったが

慣れてくるとサクサク進んで気持ち良い。

逆に、今までの単純なバトルのほうがだるい(ワラ

コンビネーション技の演出は、不評が多いようだが

俺はかなり燃えた。

「クラッシュ・ガジェット」や「サクセサーオブソウル」がカッコ良すぎ。

サクセサーオブソウル(魂の後継者という意)を初めて見たときは鳥肌が立った。

セシリアがきれいなジャイアンじゃなくなってるし(ワラ


最後に

WA4のテーマだと思われる、「子供」と「大人」について。

ガウンやラムダやハウザーのおかげで、大人もカッコ良く描かれていたし

ジュードのおかげで、子供の未来を切り拓く力も描かれていた。

その辺りはさすがに巧いと思った。

そして、最も巧いと思ったのは

ジュードとハウザーの関係

「ハウザーはジュードの父」と明確には説明されていないが

プレイヤーにはすぐ分かるように演出されている。

しかし、当のジュードは父だと気付いていない様子。

正確には、気付き始めているが確信には至っていない、といったところか。


子供は大人を越えて往く。

「大人を越える」とは、未来を切り拓くために大人が自ら犠牲になるということ。

ジュードは1人の大人を越えた。

その人が父だとは気付かずに。

そして、ハウザーの最期に触れたとき、

「父」を越えたことを確信し、涙した。