小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

くろしお丸に感謝!おかえり、ははじま丸!~伊豆諸島開発のみなさんありがとう!!

2024年03月16日 | 母島 船舶
■3/10我らがははじま丸がドックを終えて、母島に帰ってきました!
お帰りなさい!

3/9入港日の父島~母島の往復を以って、
今期のははじま丸代船、くろしお丸は本来の青ヶ島航路に戻って行ったそうです。

ははじま丸は広島県呉市の神田造船所でドックをしてきたそうです。
なんと同じく僻地離島航路を支える伊豆諸島開発の「あおがしま丸」は9日まで青ヶ島航路に就航した後、
八丈から直接鹿児島のトカラ列島の応援に向かったそうです。


■トカラ列島十島と鹿児島を結ぶ航路ですが、
去年12/29、悪石島沖で運航中の十島村営船「フェリーとしま2」
の機関から火災が発生し、乗客11名、乗員18名が全員が無事に救助される出来事がありました。

唯一の公共交通機関での火災で、三島村の「フェリーみしま」などで臨時運行などを行ってフォローしているそうですが、やはり村民生活に支障が発生しているとのことです。

鹿児島への医療、物資、仕事の出張移動など色々と不便が生じているようです。

そこで、なんと伊豆諸島開発のあおがしま丸が十島航路に応援しに向かっているというのです!

宝島に接岸するあおがしま丸。
これはトカラ列島宝島に住む友人が画像を送ってくれました。
トカラ列島応援のあおがしま丸の運航についてはこちら

過去にはくろしお丸の前の船、「ゆり丸」がフェリーとしまの改造ドックの際に代船として応援に行った経緯があるそうです。
その時はフェリーとしまのバリアフリー化という事で、
エレベーターを増設する長期ドックだったとか…



■去年は、おがさわら丸に漁網が絡む事件、さるびあ丸のプロペラ故障、新島~式根島の連絡船「にしき」の座礁など色々な船のトラブルが続き、その予備船の存在が本当に大切である事が見えてきました。

近海資格という特殊な資格を持つ、
くろしお丸とあおがしま丸のポテンシャルの高さ(貨物も旅客もできる!)はかなり凄くて貴重な能力と思いました。
※ははじま丸はドックに行くときのみ臨時で近海資格を取っているそうです。

今回のくろしお丸がドック明けに母島に来てくれて、
ははじま丸はドック入り。
その間も母島の生活に支障がないように日々、動いてくれていました。
船員さんは船で寝泊まりをして、時化の時は沖留めでずっと海の上で揺られて過ごしています。

私たちの生活は、こうした皆さんに支えられている事を忘れてはいけないと思います。
つい、当たり前になると忘れがちですが、こうしたインフラを支えてくれているから、普通の日常が送れているのです。

昨日は母島航路を離れるくろしお丸の船員さんに、
目一杯の感謝を込めて、声をかけて、手を振ったら、
船員さん達も船長も大きく手を振って応えてくれました。

本当にありがとうございます!!

■母島~父島航路の応援運航を終えて、くろしお丸が父島を経由して、八丈~青ヶ島航路に戻っていきます。
父島に到着すると、沖合にドック帰りのははじま丸が父島の二見湾に帰って来ていて、素敵な交替の場面があったようです。

今回、僕も議員の出張で内地に行って来たのですが、
内地からの戻りが初のくろしお丸乗船でした♡

過去に母島でくろしお丸の内覧会があり、
そこで内部は見たことありましたが、
運航しているのに乗ったのはなんとこれが初めてでした(^.^#)

くろしお丸の誕生が2022年1月だったので、
なんと2年も乗っていなかったわけです!!

■そしてようやく、我らがははじま丸がピカピカになってははじま丸航路に帰って来てくれました!

2月3月は学生の春休みやクジラのシーズンということで、
入港日に父島に戻り、翌日朝にまた朝から父島を出て来るという、
普段より1往復多い臨時運行をしてくれています。

これが観光面でもすごく有難く、
年度末の仕事の行き来している方々にもとても助かっている状況です。
しかし、船員さん達はガッツリ仕事が増えてしまっているので、
リスペクトの気持ちも込めて、
なんとか船員さん達が心地良く過ごせる雰囲気作りも、
島側からやっていきたいと思っています。


■さてさて、そんな赤字な超僻地離島航路に
ははじま丸、くろしお丸、あおがしま丸と3隻の船を就航させている、
伊豆諸島開発さん。

議員の2月の内地出張の合間に、
芝浦にある事務所を始めて訪ねて行って来ました!!
お忙しい中、山本社長と沢山の話をさせて頂き、
これからの小笠原との関り、未来についてお話させて頂きました。

たった450人の人しか住んでいないははじま丸ですが、
こうした色んな方々に暮らしが支えられています。

毎朝、ここから島の海況を連絡を受けて、
くろしお丸、ははじま丸の運航の決定などの連絡、発信をしてくれています。

その情報は東海汽船のHP、アプリで確認できます。
一番、多くの人がリアルタイムで情報を知れるように更新してくれていますが、こうしてその方達の顔が見えてくると、
グッと嬉しくて応援したくなってきます。
今後も色んなアクションをしていきたいと思うので、
よろしくお願いします!

芝浦の伊豆諸島開発の事務所には、沢山の島の写真が飾られています。
その中で、よく知っている方のポストカードが展示されていて、
思わず山本社長にお願いして写真を撮らせてもらっちゃいました♪

こんなに島の事を考えてくれてるっていうのが伝わり、
とても嬉しくなってしまいます!!

明日はまたまた議会で父島に行くので、
ははじま丸に乗ってきます。

いつもいつも、
そしてかなり厳しい海況でも、
島の航路を支えてくれています。

本当に有難うございます!!




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