ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

ネピドー観光

2013年03月24日 | カンボジアの外で感じたこと

 

ビルマの首都「ネピドー」に来ることなんて、二度とないかもしれないので、会議の後のちょっとした時間を利用して市内観光をしてみることに。前回ビルマに来たのは2000年、3週間ほどのんびり旅行したのだけれど、戒厳令だっけなんだっけがまだあって移動の自由は制限されてたし、そもそもネピドーはまだなかったのである。

ホテルで手配してくれた車の運転手さん、英語がほとんど通じないんだけれど、とりあえずどこかに向かって走ってるらしい・・・・・なんとも適当な国なのである。そもそも、目的地とする観光地もないのかしらん?

↓お寺、ここしか観光地はないみたい?

ホテルを出て見たかったのは、政府の建物だったので、「Government building にいって~」って言ってると、すさまじく広い道路を通って・・・・

↓誰もいないし、空港の滑走路みたい・・・・

↓遠くに見えるのが、カジノみたいんだんけれど、実は国会議事堂

あまりにも大きいので、政府の建物全部が集まってるのかと思ったら、あとになって、国会議事堂府だと判明。

ルーマニアのブカレストで訪問したチャウセスクの遺産というのかチャウセスク宮殿みたいだなあと思うのである。

↓入り口、すごい警備でとても入れない・・・はいってもまず橋なので、橋の上で撃たれそう

↓バンの中で子どもはぐっすり

↓ところどころにある役人さんのおうち

ネピドー、だたーっぴろいところに、ぽつぼつって政府の建物があって、なんとも不思議な雰囲気。 City Golf Course も、政府の建物の中にいきなりあったりして、役人はなにやってるんだ?ってかんじなのである。

↓ちょっと寄ってみた、一応デパートらしきJunction

売ってるものは、タイ・中国のものばかりで、ビルマのものはほとんどない・・・・

不思議な都市だなあ・・・・・セミナーに参加してるヤンゴンからのNGOワーカーは、「ネピドにくるたびに、腹がって仕方ない。使われてない土地ばっかりだし、政府の建物は贅沢な建物ばっかり。無駄に政府予算を使ってるとしか思えない!!」との辛口コメント。とある役人さんは、「首都移転のせいで、わたしは出先機関のヤンゴンで勤務することになって、同じ役所の役人である夫はネピド勤務になってしまったので、小学校に通ってる二人の子どもは夫が連れて転勤することになったの。だから、家族が離れ離れで、毎週末にこっちに来ないといけないから大変」とのこと。

考えてみたら、首都機能を移転させるってことは、すっごく大量の役人の移動もともなうので、大変なこと・・・・・よくやったなあ・・・・・でも、だたーっぴろい首都をみてると、20年後とか30年後には、ごちゃごちゃなってて、「広い道路にしててよかった」って、大阪の御堂筋みたいに思えるのかなとか考えるのである。

 

 

 

 

 


ミャンマー女性連合

2013年03月24日 | カンボジアの外で感じたこと

 

 

女性に対する暴力関連法のセミナー2日目。

↓朝食に、ビルマの麺を食べてみる・・ちょっと味が濃いかな?

日曜なのに、参加者は相変わらず100名程度で、ビルマの官僚のこの問題に対する関心の高さを感じるとともに、たぶん社会主義のなごり(?)で上からの命令には絶対服従して日曜でもセミナーに参加なのかなあ・・・・とか思ったりするのである。

↓女性に対する暴力関連法を策定するときのポイントについてのセッション

 

ネピドでのセミナーには、ミャンマー女性連合のひとたちが参加していたのだけれど、560万人会員がいるこの連合のトップもきてて、いろいろとお話できてうれしかったのである。英語が堪能だし、とても高い教養を持っている代表。なんと、前代表は政治家に昇進したそうで、彼女も次のステップは政治家かな?って思ったりするのである。

↓こちらは政府の偉い人、この人のおかげでジェンダーの仕事が前に進んでるそうな

 

↓記念撮影、コーディネーターのオーストラリア人は以前CAREカンボジアにいた人

 

あっという間の2日間だったけれど、大量にビルマの役人たちと接することができて、なかなか貴重な経験だったのである。