ジェンダーからみるカンボジア

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ニンプ生活ももうすぐ終了(1)

2010年11月24日 | 女性の自立



ニンプ生活も、もうちょっとで終わり。

いやはや、あっという間だったなあ・・・・

肉体的には、想像していたほど大変ではなくって、
これでお産が楽なら最高なのだけれど。

つわりもなく、派遣労働の契約終了前にストレスで
腰痛に苦しめられた程度で(契約
終わったらすっきりなおったし☆)あとは、ほぼ普通の生活。

いつ生まれてもおかしくないって言われても、
仕事もやってるし、ランチも夕食も友達と外食楽しんでるし、
車も運転してるし、なんだかニンプってかんじしないなあ~
食事中に、突然の前駆陣痛があったりすると、
「うううう・・・・」って痛くなって冷や汗かい
てしまうくらいで。



とはいっても、人生で特別な時間だったニンプ生活を
振り返ってみると・・・、いろいろあったなあと
思い出すのであった。

「勉強になるなあ・・・」と思ったのは、
仕事上どうしても必要性があって、ニンプ生活4ヶ月目に
妊娠を告げざるを得なかった仕事関係の人のリアクション。


「仕事でご迷惑おかけすると申し訳ないので、
ちょっと報告しないといけないことがあって・・・
実は、シングルマザーになるんです」

って言ったら、絶句された後、


「お父さん誰だかわからないんですか」


と言われてしまったのだ。


ジェンダー担当でジェンダーに敏感であるはず
人でも日本人というのはこういう発想になるのかなと
かなりびっくり・ショックだったのだ。
根掘り葉掘り、人権侵害かつ超プライベートな質問してくるし。

だから、セクハラは個人の問題でなくって組織の問題だって
ずっと主張してるんだ。あの団体には、セクハラを容認する
組織文化があるんだと思うのだ。



ま、今は笑って思い出せるけれど、あの時の衝撃は
かなり大きくって(わたしも弱いなあ・・・)、
日本人のお友達とかにも妊娠を告げる
のがずいぶん遅れる大きな理由になったのだ。
すごい偏見の目で見られるんじゃないかと思って。

ま、実際には、お友達はみんな「おめでとう~」って
喜んでくれたので、杞憂だったんだけれど。
最初に報告した人間が悪すぎたんだろうかなあ。



それ以外では、いろんな人から、奥さんの妊娠・出産
体験の話や、ご自分の妊娠体験の話などなど、貴重な
お話をたくさん聞かせてらう経験ができて、ニンプになって
よかった~と思ったのであった。





写真は、ごーじゃすとあかちゃんの靴

日本から、赤ちゃん服大量にもってきたのだけれど
お手伝いさんが自分が好きなのとそうでないのを
しっかり区分して出産準備中・・・・
そうなのだ、わたしたちの子どもなのだあ。