*2006年暮れというと、ワタシがブログを書き始めた頃です。その頃と比べて今は、アクセスして下さる人がぐんと増えています。だから、その頃のブログを再掲載してみます。
ワタシが今も、日々通っている春日部市庄和地区、南桜井駅前のスーパー・ヤオコーのお話です。お楽しみ下さい。
・・・・というか、それから5年もたって、16号線沿いも春日部市あたりには、何にも進出してこなかった、というお話です。
今日も息子が登場。昨夜(3日)のことです。
“***さん(私のこと)が載ってるよ”、と一冊の雑誌を渡してくれた。
“・・・・これは、私が書いたのじゃないよ。でも私のことかもしれないね”。
その“日経ビジネス”最新号(2006.12.4)号には、こんな特集があるのです。
都心をぐるりと取り巻く国道16号沿線は、新興団地の沿線。ついこの間までは、ファミレスやマクドナルドといった、小さな幸せ家族向きな店が大進出、これから、この沿線は、定年退職組ばかりになる、だから・・・・そのニーズにあった事業進出が儲かる、という特集。
それで具体例として、こともあろうに、“春日部市 ヤオコー南桜井店”が登場、“食品スーパーに1人で現れる男性客”を書いているのです。
<食品スーパー「ヤオコー」の南桜井店は、国道16号から「駅入口」という交差点を700mほど南に入った場所にある。店のすぐ前が東武野田線の南桜井駅だ。
店舗の入り口に立って観察してみた。午前中は客の総数がそもそも少ない。その少ない客の中、意外なほどに中高年の男性客が多いことに気づきた。しかも夫婦連れではなく、男性の1人客が多い。
店から出てきた60歳の男性に、買い物袋の中身を見せてもらった。入っていたのは、鶏卵、牛乳、それ以外は煮物などをパックした総菜の類だった。「散歩を兼ねて、昼食の買い出しは、僕の日課、妻と2人分買って帰ります。作るより経済的ですよ。量はいらないから」、代金850円余り、そのうち総菜は450円だった。>
取材を受けた人は、実際にはいないかもしれない。ご近所レポーター(たぶん同年代、ひょっとして自分自身を)が書いたのでしょう。
この特集の別のページには・・・・・、
<国道16号線沿いの公立図書館に午前中に足を運ぶと驚かされる。思いのほか、来館者が多いのからだ。大半は退職者と思われる中高年。冷暖房の利いた図書館内で、最新の新聞や雑誌、書籍を読んで無料の時間を費やすことができる・・・・自宅より過ごしやすい場所なんだろう>
そして・・・・・、
<国道16号沿線から都心までの電車賃は、往復で1000円前後。通勤定期券を失った退職者たちは、都心に移住しない限り、80歳までの10万時間の大半を地元である国道16号沿線で消費せざるをえない>
だから、企業は、彼らをターゲットに、事業を展開しなければならない。大型ショッピング・センター進出は、そこに狙いがあるのだ、と言っているのです。
“なるほど、なるほど、そのとおり”。
しかし日経ビジネスともあろうものが、軽薄短小な書きっぷりだなあ、といやみのひとつも言いたくなる特集でした。
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