*2009年度、全国の都市の財政状況が分析されました(日本経済新聞、2010.11.24付15面)
このブログは、おちゃらけをモットーにしていますが、ご近所(春日部市)情報のお知らせを目指しています。新聞が扱ってくれない有意義情報を発信したいと、思ってはいるのです。
春日部市役所の記者クラブにつめている新聞は、地域版を持っているので、ときどき市役所発表など地域ネタが登場します。それらを、なるべく事実確認し、いや無断引用して紹介することがあります。
ウチで読んでる日本経済新聞に、春日部市が登場することは、まずありません。
春日部市は、日経が扱うような情報を伴うビジネスもなく、事件もない平穏な田園都市なのです。
昨日(11月24日付)の日本経済新聞、休日明けですが、地域版でなく全国版に載りました。よほどの人でないと見過ごしてしまう春日部市の登場でした。
日本経済新聞社が、NEEDS(日経の総合経済情報データバンク)を使って、全国786市と東京23区の2009年度決算(普通会計ベース・速報)を分析した結果を掲載しました。全国809市区の決算状況です。
春日部市財政の健全度は、埼玉県内40市で、最下位レベルであることを、市民が作った“春日部市の財政白書”で読んで知っています。
*市民が作った春日部市の財政白書。下;2008年8月版、ダブルクリップ止めです。上;2010年3月版、市内の書店で売っていました。まだ、事務局には若干の在庫があるようです。
“埼玉県の中で悪いと言っても、日本全体から見て悪いわけではないし、夕張のある北海道ではないよ” が一般的な感想でしょうか。
ワタシもそう思って、その紙面を読んでいました。経常収支比率、実質公債費比率、住民1人あたりの扶助費(民生費)などなどの表が、ベスト10、ワースト10で説明されています。
春日部市は、いいでも悪いでも10位以内なんてないだろし、その他大勢だから登場することもないだろう、と。
ところがです、たった一行、春日部市の名があったのです。
積立金が少ない、悪い方から3番目に登場していました。全国809市区です。その第3位です。
<積立金が標準財政規模の何%であるかを比べた。1位;大牟田市(福岡県)2.59%、2位;八千代市(千葉県)2.87%、3位;春日部市(埼玉県)2.95%>。
短い解説がありました。<大牟田市は、赤字決算が続き、基金を積む余力がなく枯渇状態。八千代市も税収減などで基金が底を突きかねない状況だ>と。
その次の、春日部市はどうなんだろう。埼玉県内で悪いだけでなく、日本、全国で3番目に悪いのでしょうか。
もう少し、これ以上のデータを見たいと思いました。
日経の電子版にあるに違いないのですが、ネット検索得意の人に探してもらおう、と思っています。
【おまけ】
* ところが、一日あけて、今日(11月25日)の日経(35面埼玉面)に、社告がでました。全データを全国都市財政年報として3万3000円で売ります、と。そりゃ、そうでしょう。情報はなんでも無料ではありません。今の時代、情報がお金になる時代です。
*ならば市民側のワタシも、図書館なんかでただで読もう、コピーしようと対決姿勢です。春日部市立図書館は、買わないでしょうし、近隣の越谷市やさいたま市の図書館あたりを探してみましょう。市役所は買うかなあ。でも、見せてもらえないでしょうね。
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