がんブログの戸塚教授の本を読了、次は<免疫生活のすすめ>の本(2009.10.27)

2009-10-27 21:47:44 | Weblog

*台風一過の秋晴れの今日の夕暮れ、まるでローカル鉄道です。ウチの近所です。

  この頃、本を読むスピードが落ちました。というか、本を読む時間を失くしました。いつも暇している、ひきこもり生活なのですが。
  現役時代は、毎日の往復通勤3時間が決まった読書タイムでした。人生をリセットしてからは、寝る前にひっくり返ってからが無限に続くのが読書時間でした。

  今年の初めに<割腹>してから、そして、それに続く左肩・左腕の不調から、ベッドに寝転がって、左手で本を持つことができないのです。そういう生活を続けていると、ひっくり返ったら、すぐ眠る(健康的?)な生活に入ってしまって、読書量が、がくっと落ちてしまったのです。

*講談社、2008年10月第一版発行

  <戸塚教授の「科学入門」>は、10月初めに買ったのですが、読み終えたのは、やっと今日なのです。

  今年の6月頃、テレビ番組を見て落ち込んだ話をブログに書きました。
  がん闘病生活を克明にブログで報告しておられた戸塚洋二さんのドキュメンタリ番組でした。
<ここに書きました>

  今日、読み終えた本の腰巻にはこうあります。
  <ノーベル賞に最も近かった物理学者が、迫りくる死を前に伝えたかった「科学はこんなに面白い」。PCに残っていた未公開原稿を含めた「最終講義」。追悼出版!>

  奥様が、巻頭に書いておられます。
  <死の間際まで、夫が自分のブログに書きつづけていたのだが、ここに収録されています「科学入門」の記事でした。・・・・抗がん剤の副作用のため、いつも執筆できる状態ではありません。調子のいいときに書きためた原稿を、気分がよいと投稿していました>

  むろん、先進的な光学、量子力学の話であり、けっして平易であるわけはありません。しかし植物の仕組みなど自然現象を解いてくれ、科学への興味をつないでくれ読み進めることができました。
  とくに興味を持ったのは、戸塚さんが、学部を終え研究者に踏み出した1965年で未知の状態であった素粒子世界が次第に明らかになっていく過程でした。
  世界的な発見をされ、2004年62歳で文化勲章を受章された、実験物理学者・戸塚さんの第一線の人生そのものを追っているようでもあるのです。
もうしばらく本棚に入れず、何度も読み返していこうと思っているのです。

*逝去されたのは、2008年7月10日のことです。

    【おまけ】

*中経出版、2007年発行

* 先日、プリメリアさんから、<病気にならない免疫生活>という本をいただきました。家人は、もう読みきったようです。私は、これから読んでいきます。

* 私が割腹した後に、手紙で、免疫力をつけることを書いてくれた人、ブログのコメントに免疫力を指摘してくださった人もいます。そのまま流していただけなのです。

* どうも私の知っていた免疫という言葉や、テレビなどでの伝染病の免疫とか、インフルエンザの免疫などという言い方は、間違っているのかもしれないと思い始めています。<心が暗くなって落ち込んだり、怒ったりすると、精神状態が不安定になり免疫力が低下します>が理解・説明できないのです。


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