昨日の日経夕刊“美味しい”コラムに同感(2006.12.5)

2006-12-06 10:38:10 | Weblog

“もうすぐふ~~ゆですねぇ”キャンディーズの特番。

今朝一番、同じ町に住むRさんのブログ“やさしい時間”(ここです)を覗きました。
ほんとに美味しそうな、甘そうな、きれいな“チョコレートケーキのマーマレード添え”が飛び込んできました。

ときどきブログで、美味しい、おいしいとかしか表現できない、どんなに美味しかったかを表すことができない・・・と書きました。そしてついでに、テレビ番組で、きれいなタレントさんが、ひとくち、口にふくんで、“おいし~~~い”というのも、白々しいとも。“もうちょっと、おいしそうに言ってよ”とディレクターに言われ、何度も撮り直しているのに違いない・・・とも書きました。

昨日(5日)日経夕刊一面コラム“明日への話題(京都大学教授の山極寿一さん)”。
<テレビ料理番組を見ていると、料理の味を表現するのに出演者が苦労しているのがよくわかる。単に「おいしい」と言うのはあまりに芸がないし、「ふくよかな」とか「まったりした」とか言われても実感がわかない。苦悩の原因は、味を表す語彙がとても貧弱なことにある。いや、そもそも味というものは言葉ではなかなか表現できないものなのである。>

プリプリした可愛いタレントさんが、シコシコしている、プリプリして美味しい、なんていわれても、全然伝わってこない。

 <個食の猿と違って、人間は、いつの頃からか、仲間と食事を楽しむようになって味を共有する必要が生じた・・・・>
<・・・・・味を感じるのは舌だけではない五感すべてを使って身体で感じるからこそ、食事には料理以外の仕掛けが必要なのだ。とりわけ、誰と食べるかによって味は変わる。しゃべっているうちに、おいしくも、せつなくもなる。食事によって人間関係も変わることがある。味の会話は、共食をはじめた人間の不思議な、おそらく未完成のコミュニケーションではないだろうか>

美味しいという以上に、言いようがないのはブログの世界だけではありません。
何十年と続いているわが家の夕食・・・・もそうです。“おいしいですよ”“それだけ?なの?”・・・・・長い沈黙。・・・・・他にいいようがないじゃん。

  【おまけ】


*家人が手のひらを負傷したので、昨夜の夕食つくりは、ピンチヒッターの私。ここ2年間ほど、信州で“個食の生活”をしてきたから、問題ありません、できます。

*それで、お昼のNHK“有働由美子”さんの番組で出てきた“納豆とミンチ肉の油いため”です。簡単だなと思っていたから、レシピなんてないけどやってみた。

*豚肉ミンチ200gをいため、納豆3個を入れいためる。そして味付け、個食なら醤油だけだが、一応、酒・みりんもいれる、適当に。さて重要なことは、山のような、スライス・キャベツの上に乗せることです。

*2人前ができました。簡単ですが、美味しい。キャベツとの相性がいいようです。キャベツがたくさん食べられますから、発育盛りの子どもさんにいいですよ。

*家人に“どうですか?”と聞きました。“うん、おいしい・・・” “それだけ?”


最新の画像もっと見る

コメントを投稿