以前、 自閉症児が 被災地で被っている 困難を書いた、
朝日新聞の記事を紹介しました。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/61689939.html
環境の変化が苦手で、
大声を出したり パニックを起こしてしまう 自閉症のAくん (10才)。
母親の0さんは、 周りの人に 迷惑をかけることを恐れて 避難所へ行けず、
Aくんたちと車の中で 1週間過ごしました。
「この先どうなるのか …… 長い時間でした」
そんな0さんに 部屋を提供したいという 支援の声が、
全国から朝日新聞に 多数寄せられたそうです。
問題の深刻さを 理解してこそのことです。
その中の一人、 松山市のNさんは、 8才の息子が自閉症です。
「人ごととは思えなかった」
自分が 避難生活を送ることを想像してみると、
叱ることがよくないと 分かっているNさんでさえ、
周囲を気にして、 きっと子供を叱ってしまうと 思いました。
普段叱らない母親が 怒るのを見て、 さらにパニックになる 息子が目に浮かびます。
新聞記事をきっかけに、 0さんと 手紙のやり取りを始めました。
手紙には Aくんの字で、 「ありがとう」 と添えられていました。
東京のSさんも 持ち家の提供を申し出ました。
自閉症の娘 (29才) は、 人ごみで 過度なストレスを感じます。
散歩は朝に限っていますが、 それでも 「うるさい」 と注意されます。
「外見は人と変わらないので、 理解を得にくい。
誰もが余裕をなくす 災害時はなおさらです」
(次の記事に続く)
〔 朝日新聞より 〕