「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

沖縄の学会に出席

2013年11月25日 21時49分38秒 | 「BPD家族会」
 
 今月末、 沖縄で開かれる 「日本精神障害者リハビリテーション学会」 に、

 発表者として出席することになりました。

  「BPD家族会」 のメンバーとしての参加で、

  「境界に生きた心子」 の心子の話をします。

 (最近はその原稿や準備などに ずっと時間を取られています。)

 リハビリテーション学会は 精神障害者の社会復帰に関して、

 専門家, 当事者, 家族などが 一堂に会する大会です。

 第21回の今年は、 11月28日~30日に開催されることになりました。

 その分科会のひとつ  「家族のリカバリートーク」 で、

 発表することになったのです。

  「リカバリー」 というのは、 障害や生きづらさを抱えながら、

 自分らしい生き方を 取り戻していくということです。

 当事者や家族の立場から 専門家たちにリカバリーの体験を語る、

  「リカバリートーク」 の活動が 5年前に始まりました。

 今回  「BPD家族の側から語る」 というものですが、

 リカバリートークで BPDパートナーの立場での話は 初めてだそうです。

 僕としては 次のようなテーマを考えています。

 ボーダーは 周りからも専門家からも誤解され、 嫌われがちですが、

 ネガティブなイメージだけでなく、 ボーダー (心子) の魅力も伝えたい。

 心子との厳しい体験のなかで、

 僕がどんなことで支えられ、 持ちこたえられたか。

 このような発表の場が 与えられるのは、

 心子と付き合っていたころには 考えられないことでした。

 短い時間ですが、 心子のことが 参加者の人たちの心に 届けばと願っています。

 心子も応援してくれているでしょう。

 そして、 普段旅行などをすることが ほとんどないので、

 滅多にない機会を 少しでも味わってきたいと 楽しみにしています。  (^^)
 

鬼子母神 ~ 手塚治虫さんの並木ハウス

2013年11月23日 22時21分39秒 | Weblog
 
 受講しているカウンセラー養成講座は 雑司ヶ谷で、 近くに鬼子母神があります。

 (「きしもじん」 と読み、 本当は 「鬼」 の漢字の 上の点がありません。)

 先日、 知人と鬼子母神周辺から 雑司ヶ谷霊園へ行ってみました。

 鬼子母神は お寺でありながら鳥居があり、

 仏教と神道が混ざり合った 神仏混淆 (こんこう) というそうです。

 樹齢600年以上という 銀杏の樹が見事でした。



 鬼子母神に続く参道には、 樹齢400年を越すという けやきが並んでいます。

 その数日後、 TVで この参道を紅葉の場所として 紹介していました。

 そして、 参道の少し脇に、

 かつて手塚治虫さんが住んでいたという アパートがあると言うのです。

 並木ハウスといいます。

 トキワ荘は誰でも知っているでしょうが、

 僕も並木ハウスのことは 初めて知りました。

 実は 手塚治虫さんがトキワ荘に住んでいたのは ごく短期間で、

 並木ハウスに3~4年住んでいたそうです。

 (その後、 初台に移りましたが、 僕も初台に数年住んでいました。

 ちなみに、 手塚プロが入っていたビルで、

 僕は家庭教師をしていたこともあります。)

 先日、 講座があった日に、 もう一度 鬼子母神に寄ってみました。

 参道の案内所で訪ねると、 その目と鼻の先に 並木ハウスはありました。

  ↓ 手前の左側の部屋が、 手塚さんが住んでいた部屋だそうです。



 改装してエアコンなども付いおり、 部屋は満室だということです。

 (従って中には入れません。)

 隣は猫のいる空き地と、 古びた家屋でした。

 手塚さんはきっと 作品の構想を練るために、

 参道や鬼子母神周辺を 散策したのではないでしょうか。

 ここから あの天才の作品が 生み出されたのかと思うと、

 何か不思議な感慨にふけった ひとときでした。
 

前歯が折れた

2013年11月21日 22時42分28秒 | Weblog
 
 先日、 食事中にフォークを噛んでしまい、 前歯がボロッと折れてしまいました。
 (・_・;)

 過去に治療した歯で、 神経を抜いており、 もろくなっていたようです。

 引っ越してから 初めて歯医者へ行くので、

 どこがいいか ネットで色々調べてみました。

 まだ若い医師が やっている所でしたが、

 設備やスタッフは とてもしっかりしていて 好感触です。

 そして何より、 説明が非常に丁寧です。

 歯の状態, 治療の方針なども 事細かく、 分かるまで説明してくれます。

 治療だけでなく、 歯科衛生士による指導も 懇切丁寧でした。

 歯周病の説明から 実際の磨き方まで、

 30分から1時間半、 3回にわたる通院で 教えてくれました。

 こちらが少しでも 分かりにくそうな顔をすると、 充分納得するまで話してくれます。

 そうしないと 正しい歯磨きを続けることができないから ということです。

 治すだけでなく、 予防の大切さを伝えるのに 非常に力を入れているのですね。

 お陰で今のところ 念入りに歯磨きをしています。 σ (^^;)

 また 歯の治療というのは、

 自分の口の中が見えないので 何をされているか分からないものですが、

 歯科医は 今から何をするところか、

 どんな小さいことでも 断りながら作業をしてくれます。

 こういう歯科医向けの 研修もあるんでしょうか。

 保険外の治療も 随分手がけている所のようですが、

 説明に時間をかける分は、 保険外治療で稼いでいるのでしょう。

 そうしなければ とてもやっていけないと思います。

 歯科医は 30年くらい前(?) 乱立して、

 生き残るために サービスがアップされましたが、

 現在は 患者の消費者としての 意識も高まり、

 また新たな時代を向かえているのでしょうか?
 

双子しいたけ? 

2013年11月18日 20時34分54秒 | Weblog
 
 今年は秋がなくて 鍋の季節になってきました。

 しいたけなどを買ってきて、 開けてみると、

 何だか雪だるまのようなしいたけが。



 切ろうとして 手に取ってみたら、 何と ……! 

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 ふたつの椎茸の傘が くっついてしまっているんですね。

 こんなの 初めて見ました。 (@_@)

 売り物から外されるのを免れて、 商品に紛れ込んだのでしょうか? 

 でも こんな物のほうが 珍しくて楽しいです。  (^^)

 切らずに このまま鍋に入れて 味わってみたいと思います。
 

少年院で脱薬物

2013年11月10日 20時25分21秒 | 「BPD家族会」
 
 「BPD家族会」顧問の 松本俊彦先生が携わった、

 少年院での脱薬物のプログラムについて、 読売新聞の記事から紹介します。


 このプログラムは講義形式ではなく、 同じ体験をした少年同士が 本音をぶつけ合い、

 誘惑に負けない方法を見いだします。

 「少年院を出たあと、 薬物を勧められたらどうする?」

 「断ります。 これまでの努力が無駄になる」

 4ヶ月のプログラムを受けた少年は きっぱり答えました。

 少年は中学のとき、 先輩に勧められて ライターのガスを吸い込む ガスパンを始め、

 脱法ハーブにのめり込み、 大麻にも手を出しました。

 「心配した友だちから 何度も殴られたけど、 やめられなかった」

 少年は、 依存が進めば 死に至ることもあると知り、

 依存症の恐ろしさに気付きました。

「家族に迷惑をかけた分、 必ず薬物を断って喜ばせたい」

 プログラムでは、 薬物を使いたくなる 引き金は何か、

 止めてくれる人は周囲にいないか、 などを紙に書いて 発表させます。

 グループ討論で、 依存から抜け出す方法を 模索させます。

 そして、 出院後の 具体的な目標を立てさせて、 保護観察所に引き継ぎます。

 立ち直るには 出院後に支える 父母らの役割が重要になるため、

 保護者向けの専用教材もあります。

 「回復は長期戦と覚悟する」

 「『~しなさい』 『してはダメ』 などと 命令口調にならない」

 などと説明しています。

 松本俊彦医師は、 「少年は 薬物使用の期間が短く、 依存度も比較的低い。

 周囲の人間の 対応が変わるだけで 劇的に回復する場合もあり、

 家族との関わりは 成人以上に重要」 と話しています。

〔読売新聞より〕
 

ホクロとがん (2)

2013年11月01日 21時55分35秒 | Weblog
 
(前の記事からの続き)

 では、 がんとホクロの違いはどうでしょう? 

 番組では 様々な症例が紹介されました。

 ハート型, 三日月型, ウニ型, カナブン型、 などなど。

 実はこれらは 全てホクロだそうです。

 見分け方は、 左右対称, 上下対称など、 対称軸があるということです。

 中央が黒くて 周りが淡いというのも、 ホクロの特徴だそうです。

 それに対して、 がんは対称性がなく、 デタラメな形が 特徴だということです。

 (色ムラがあり、 部分的にでこぼこしている)

 成人以降にできたものが大きくなる、 というのもがんの特徴です。

 (7ミリ以上)

 ホクロは、 膨れることはあっても、 面積が広くなることはありません。

 高さではなく、 広さが問題です。

 素人で見分けが付かないときは、

 皮膚科で ダーモスコープという 特殊な拡大鏡を使って診断します。

(痛みもなく その場で判断でき、 保険が適用されます。)

 がんは10万人に一人か二人だそうです。

 なお、 ホクロを取る場合は 病院で、

 切り取ったり、 レーザーで 比較的簡単に取ることができます。

 ただ、 再発する可能性があるということを 知っておく必要があります。

 自分で取る方法が ネットなどで紹介されているそうですが、

 それは危険なので 絶対してはいけません。

〔 NHK 「ためしてガッテン」 より 〕