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「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

文科相への抗議行動

2025年08月26日 20時00分58秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 昨日8月25日、外苑再開発に関して文科省前で抗議行動が行われました。


 東京都議の超党派議員連盟の主催で、この抗議には以下の経緯があります。

 外苑再開発では、秩父宮ラグビー場と神宮球場がそれぞれの場所を入れ替えて(交換して)、建て替えられるということになっています。
 そのために、ラグビー場の用地の「財産処分」というものをしなければなりません。

 秩父宮ラグビー場の所有者は現在JSC(日本スポーツ振興センター)になっていますが、歴史的・文化的にこの地は国民共有の財産であり、財産処分には文科相の認可が必要です。
 これに対して議員連盟や多くの専門家,市民たちが反対をしています。

 ところが、7月末にJSCは秘密裏に財産処分の申請をし、文科相はわずか1週間でこれを認可してしまいました。
 通常このような短期間で認可ができるはずはなく、申請前から水面下で認可の手続きが進められていたとしか考えられません。

 しかも、現在の秩父宮ラグビー場は一等地ですが、移転される場所の土地価格は半額ともいわれます。
 この財産の目減りについての情報が全く明らかにされていません。

 また、この認可には東京都の認可が先に必要とされ、文科相が認可できる段階ではないということです。

 今回の抗議は、この不当な財産処分認可の取り消しを求めるものです。
https://www.facebook.com/photo/?fbid=10238201479239801&set=gm.1480382883146690&idorvanity=661302255054761

 都議連盟は今39人のメンバーがおり、都議全体の4人にひとりが加盟しているということです。


 抗議に参加したのは、都議会議連10人、国会議連5人、その他にも区議会議員、専門家として再開発に異議を訴えている東京大学名誉教授・石川幹子先生たち。
 そして一般の人100人近くが集まりました。


 社民党の福島瑞穂議員と、共産党の吉良よし子議員。

 石川幹子先生。


 議員と石川先生は、抗議文と要請書を文科省に提出しました。
 要望事項は、①財産処分の認可を取り消すこと、②不動産鑑定や認可の過程を全て公開すること。

 要望書は次の言葉で締めくくられています。

「先人たちが築き、100年の歳月を経た歴史と文化を誇る神宮外苑の都市計画区域を削り、
 三井不動産や伊藤忠商事に超高層ビルを建てられるよう特別の配慮を行なった神宮外苑再開発計画は、
 歴史と文化、自然を破壊するのみならず、東京都及び国のまちづくりにおける民主主義を破壊する暴挙です。

 私たち神宮外苑都議会議連は、あくまでも再開発計画の見直しを求めて住民や専門家と共に歩み、取り組みを進めます。」

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神宮外苑温度測定プロジェクト・オンラインセミナー

2025年08月24日 20時36分33秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 8月3日に、東京都立大学名誉教授・三上岳彦先生たちによる「神宮外苑温度測定プロジェクト」があり、ボランティア参加しました。
https://ameblo.jp/inamasa5656/entry-12920827012.html?frm=theme

 今日はその結果報告のオンラインセミナーが、三上先生によって行われました。
 要点だけ簡単に書かせていただきます。

 ----------------------------

 計測は「気温ロガー内臓強制通風筒」によって、1秒ごとの温度変化が記録された。

 温度は、風が吹いたり、自動車が通ったりするだけで瞬間的に変化する。

 4ヶ所の定点観測と、ひとつの移動観測が行なわれた。
 定点は樹林地,市街地(道路や、伐採によってアスファルトになった部分),半樹林地。

(そのうち僕のグループが測った市街地は、計測器が途中で壊れて測定できなかったとのこと。(ToT))

 各定点の 平均温度、 最高温度、 最低温度、 温度差(変化)は、順に次の通り。

樹林地 :33.7℃、 34.7℃、 32.7℃、 2度
市街地 :35.3℃、 37.6℃、 33.3℃、 4.3度
半樹林地:34.2℃、 35.6℃、 33.2℃、 2.4度

 樹林地は市街地より1~2℃低くなる。
 樹林地は市街地より温度変化が少なく、安定している。
 市街地は車が通ると温度が上がり、不安定。

 樹林は日陰になるだけでなく、樹木の蒸散効果(気化熱)によって温度が低くなる。
 樹冠(枝や葉が広がった部分)が大きいほど温度が低くなる。

 以上のことが言える。

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心子の墓参りの花(2025.8月)

2025年08月21日 19時57分18秒 | 心子、もろもろ
 昨日20日、連日の猛暑の中、心子の墓参りに行ってきました。
 今月は「ペンタス」という花。
 僕は花びらの大きい花のほうが好きなのですが、今月は花屋さんで種類が少なくて、可愛い花を選びました。



 夏というと、思い出す心子のエピソードがあります。
 心子は病状が良くなくて、心身のストレスになることを主治医から止められていたのですが、心理学者になりたいと心理学の夏期セミナーに通いました。

 その部分を拙著「境界に生きた心子」から抜粋します。

「心子は、精神科医になるのが無理なら心理学者になりたいと望んだ。
(中略)
 森本先生の許可を得て、超過密スケジュールで遠方の夏期セミナーに参加し、一ヶ月間無遅刻無欠席を通してしまった。
 試験はどれも全然だめだったと言いながら、全科目「優」で合格だった。
 心子は毎度、口では悲観的なことを訴えつつ、立派な成果を出してしまう。

 だがとどのつまりは無茶がたたって、セミナー終了後に僕の部屋へ来たとき、突発的な生理痛に見舞われて三日間寝込んだ。
 例によって僕は心子の腰をもみ、貧血を補うためにレバニラ炒めを作り、“重い人用”の生理用品を三種類買いに行った。
 もう商品名も覚えてしまっていた。」

 いつも自分の限界を超えて頑張り、その結果、身も心もボロボロになってしまう心子なのでした。

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外苑ゴミ拾い13回目--神宮外苑花火大会

2025年08月18日 20時41分39秒 | 神宮外苑再開発 見直し
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 8月17日(日)外苑ゴミ拾いの13回目です。
 前日の16日(土)は、毎年恒例の神宮外苑花火大会でした。

 4万4千人という人出のあとなので、多量のゴミがあるだろうと覚悟して行きました。
 ところがゴミ拾い開始前にざっと見たところ、ゴミは特に多くありませんでした。
 前日のうちに回収がされたのでしょうか。

 最近は花火大会のあとのゴミが問題になっているそうで、担当者たちが始末したのかもしれません。
 また、日本人はイベントのあとにゴミ拾いをするという美徳が報じられるケースもあるので、そういうこともあったのかどうか。

 でもゴミ拾いを始めると、最初はゴミが少なめだったものの、ペットボトルや瓶、缶などもそれなりにあって、結構な量のゴミが集まりました。


 花火のかけらはそれほどありませんでした。
 花火のかけらは大量に出るものでしょうから、前日の担当者の回収は大変だったかもしれません。
 イベントのあとの一般のゴミは、担当者だけでなく観客のマナーにも期待したいですね。

 あと、銀杏並木の植え込みに、鳩が二羽死んでいました。
 花火大会があったことと関係しているのかどうか。

 さすがにこれはゴミとして拾えませんでしたし、ゴミ拾いのルールとしては、落ち葉など土に還るものは拾わなくていいということになっているので、土に還ることを願ってそのままにしておきました。

 或いは、区に処理の連絡をしたほうがよかったのでしょうか?
 そこまで思いつなかったし、日曜だったし、時間も限られているのでそこまではできなかったのですが……。

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住民訴訟の訴状(3)

2025年08月17日 20時36分39秒 | 神宮外苑再開発 見直し
(https://ameblo.jp/inamasa5656/entry-12923487312.html からの続き)

 
・以上から被告(吉住区長)には不法行為が成立する(善管注意義務違反)。
 よって新宿区は被告に対して損害賠償請求権を有している。

・三井不動産および各事業者(明治神宮,伊藤忠,都市再生機構)も、補償金が著しく低額であることを知りつつ、協定書・覚書を締結させ、新宿区に損害を与えたといえ、共同不法行為責任を負うべきである。

 したがって、新宿区は三井不動産および各事業者に対しても、差額の約14億円の損害賠償請求権を有している。

・原告は被告(新宿区〔*注〕)に対して、吉住区長と各事業者に損害賠償請求権を行使をすることを求める。

〔*注:被告は吉住新宿区長だが、「ほか1名」とされており、新宿区も被告に含まれている。〕


・なお原告らは、被告の協定書・覚書について住民監査請求を行なったが、新宿区監査委員会はこれを却下した。
 その理由は、原告らが本件の違法性などを示していないということだが、違法性はまさに監査の対象となることであり、監査請求時に示すものではない。
 そのため監査委員の却下は明らかに違法である。

 また請求人の意見陳述も認めておらず、地方自治法違反である。

・監査請求が却下された場合、住民は住民訴訟を起こすことができ、同一の住民監査を再度請求できるのが判例である。
 よって適法な住民監査請求を経ている。

〔*注:住民訴訟は住民監査請求を経なければならないとされているが、原告は2度目の監査請求も行なっており(これも却下された)、以上によって今回の住民訴訟は成り立つとする。〕

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住民訴訟の訴状(2)

2025年08月16日 20時18分35秒 | 神宮外苑再開発 見直し
(https://ameblo.jp/inamasa5656/entry-12923257745.html からの続き)


・被告の吉住健一新宿区長は2024年10月22日、三井不動産と協定書を交わして、新宿区道を廃止し、
 それに関わる補償金として、18億円を支払う覚書を取り交わした。〔*注〕

・しかし権利変換後の土地の時価は、いかに低額に見積もっても、約32億円となる。
 また地方自治法では、上記の取り決めをするには、区議会の議決を通さなければならないとしている。

 この手続きを経ずに協定書と覚書を締結した、被告(吉住区長)の行為は違法である。
 違法無効の協定書・覚書でなされた、新宿区道の廃止処分は取り消されるべきである。

・区長は区の財産上の損害を与えない義務があるが、32億と18億の差額は新宿区の損害というべきである。

 被告は、新宿区の条例などに違反して、協定書・覚書を独断で締結し、著しい低額の取り決めをしたという、故意または過失がある。

〔*注:新ラグビー場を建設する用地のために区道を潰して、その代わり現在の神宮球場の場に新しい区道を作ることにする。
 権利変換という手続きを行ない、区道を付け替える。
 しかし今は神宮球場が営まれており、新宿区の土地として使えないので、三井不動産は新宿区に補償金として18億円を支払うことを、覚書によって取り決めた。〕

(続く)

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住民訴訟の訴状(1)

2025年08月15日 21時10分48秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 8月6日の住民訴訟の訴状を抜粋・要約してみました。


・明治神宮外苑は、明治天皇崩御ののち(大正12年)、(国有地だった青山練兵場の跡地を)国民の憩いの場として、国家事業で整備された。
 澁澤栄一らが広く国民に寄付を呼びかけて、多くの献金と献木が集められ、全国の勤労奉仕の青年団によって造園された。

 大正15年に竣工して明治神宮に奉献され、明治神宮には「外苑の美観を未来永劫維持する」使命が課せられた。

・第二次世界大戦後、神宮外苑はGHQに接収されたが、51年に返還され、国有地だった土地は明治神宮に時価の半額で払い下げられた。
 その際に東京都は、外苑一帯の景観を守るため「風致地区」に指定し、都心の緑を守る意思を示した。

・ところが東京都は今回の再開発のため、外苑の一部を都市計画公園から削除し、風致地区の変更をするなど、大幅な規制緩和をした。(高層ビルが建てられるようにした)
 自ら守ってきた外苑の景観が脅かされることになり、東京都は大きな自己矛盾に陥っている。

・上記のように神宮外苑は、国民の浄財によって造営され、元々は国有地だった歴史的経緯や文化的価値があり、今も広く都民の憩いの場としての公益性を持つ。
 形式的には明治神宮の所有だとしても、都民の共有財産であり、「コモンスペース(皆の空間)」だと言える。

(続く https://ameblo.jp/inamasa5656/entry-12923487312.html)

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住民訴訟 意見陳述

2025年08月12日 20時20分36秒 | 神宮外苑再開発 見直し

 8月6日の住民訴訟で、原告の大澤さんが意見陳述をしました。
 その要約を記します。

・区道廃止についての新宿区と三井不動産の協定書・覚書(2024年10月)に対して、パブリックコメントを要請したが、時間がないとして却下された。
 これは新宿区の規則に反している。

・24年5月に国連人権理事会は、神宮外苑再開発は住民との協議が不十分で人権に悪影響を与えると指摘した。
 しかし新宿区は区道廃止を決定した。

・その後、協定書・覚書を結んだ過程の情報公開請求をしたが、新宿区は「口頭のやり取りだったので記録はない」と答えた。
 10億円以上の取り引きで記録がないというのは考えられない。

・「記録なし」は区議会でも大問題となって担当者は謝罪し、吉住区長は「記憶をたどって記録を復元するよう」命じた。
 しかし半年経っても復元されず、担当課にいくら聞いても何も答えない。
 復元する気がないと判断せざるを得ない。

・協定書・覚書に対して住民監査請求を行なったが、新宿区の監査委員会は却下した。
 4名の監査委員のうち一名は新宿区の元職員、一名は再開発推進派の公明党議員である。

・協定書・覚書は、よほど第三者に知られたくない、違法性の高いものだと考える。
 裁判で真実が明らかになることを望む。

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再開発 街の画一化どうする(朝日新聞)

2025年08月10日 20時39分20秒 | 神宮外苑再開発 見直し

 8月7日の朝日新聞に「変わりゆく東京 再開発 街の画一化どうする」という記事が載っていました。
 東京各地で進む再開発で、町の個性が薄まり、過剰な開発も指摘されています。

 以下に記事から抜粋します。

●哲学者 斎藤幸平さん


・現在の再開発は大企業が目先の利益が優先している
・再開発は2050年以降にまで大きな影響を与えるのに、それを考えていないお粗末なもの

・企業の成長や雇用のため、都内の一等地のまだ使える建物を壊す「過剰開発」が起きている
・そして土地や施設を民間に売り渡している
・似たような高層ビルを建て、まちの「金太郎飴化」が懸念される

・日本の土地はすでに開発しくつされているため、目黒区美術館や秩父宮ラグビー場など、人々が育ててきた文化価値のある施設さえも壊す
・今の建物を再利用する道を探るべき
・下北沢の再開発は住民、行政、事業者が何度も対話を進め、高層ビルとは異なるアプローチで、まちの魅力を高めている

・都市の全てが商品化され、金もうけにならないものは排除される
・建築費の高騰で計画が見直されているのは、再考のチャンス
 「まちとは誰のものなのか」を、いま一度立ち返って考えるべき

●建築家 ホルヘ・アルマザン

・今の大規模開発は、周りとの調和がなく進められ、地域の特徴が感じられない
・快適な生活環境を確保するための様々な規制があったのに、行政は大手開発業者に動機づけを与えるため、一定の条件のもとに規制を緩和した

・ワンパターンな開発を進めようとしている
・周辺住民の意見が反映されたのは一握りで、住民の参加は形骸化している

・タワマンが建つと賃料が高くなり、賃料を負担でいない地元の小さな飲食店や商店がなくなり、社会的なつながりさえも失われる
・周辺住民を中心に専門家やさまざまな人に関わってもらい、話し合えば、もっといい街づくりができる

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外苑ゴミ拾い12回目--外苑温度測定プロジェクトに続いて

2025年08月08日 20時22分51秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 8月3日(日)のゴミ拾いは、外苑温度測定プロジェクト(https://ameblo.jp/inamasa5656/entry-12920827012.html?frm=theme)に引き続いて行われました。

 僕は汗かきなので、シャツがびしょっりになってしまいます。
 この日はペットボトルがやけに多かったですね。

 温度測定プロジェクトに参加した人が、初めてゴミ拾いにも加わってくれました。
 昭島の巨大物流・データセンター建設に対して、公害紛争調停の運動をされている方です。

 東京で行われている幾つかの再開発にも詳しい年配の女性で、すごい活動的な方だなと感心しました。
 温度測定プロジェクトにはそういう人が他にもいて、彼らが各地で頑張っておられるんですね。
 大企業の目先の利益第一の考え方が見直されていってほしものです。


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外苑再開発の住民訴訟を傍聴

2025年08月06日 21時02分41秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 本日東京地裁にて住民訴訟の傍聴をしてきました。
 再開発によって神宮外苑の新宿区道が廃止されたことに関する訴訟です。
 原告は新宿区民7名、被告は新宿区長・吉住健一(および新宿区?)。
 40人くらいの傍聴人が集まっていました。

 外苑再開発では以下の経緯がありました。

 吉住区長は、独断で三井不動産と協定書を交わし、区道の一部を三井不動産に提供する約束をしました。
 区道の(権利変換に伴う)補償金として、三井不動産が18億円を支払う覚書を秘密裏に交わしました。
 この金額は相場より余りにも安いとされます。

 それらに対して、新宿区民が2回の住民監査請求をしましたが、新宿区は不当に却下しました。

 以上に対する住民訴訟で、骨子は次のようなことです。

・区道廃止に関して、被告(吉住区長)が三井不動産と交わした協定書・覚書は、区議会の議決を経ておらず違法。
 覚書による18億円の補償金も根拠がなく不適正。
 区長の違法行為による協定書・覚書は無効であり、区道廃止処分は取り消すべき。

・新宿区(区民)の財産である区道が違法に廃止されたので、損害賠償が生じる。
 18億円と、適正な価格の約32億円との差額が賠償額。
 ただし損害賠償は区民に対して支払われるのではなく、三井不動産(及び他の事業者)が新宿区に対して支払う。
 「新宿区は、吉住区長と三井不動産に対して損害賠償を請求せよ」という判決を求めるための訴訟である。

・なおこの訴訟は、区道廃止に関する住民監査請求がなされたうえでなければならないとのこと。
 2回の住民監査請求は却下されているが、却下の理由は誤りであり、適法な住民監査請求がなされているので、訴訟は成り立つ。

 傍聴には新宿区議のさわいめぐみさん(れいわ新選組)も来ていて、この裁判は勝算がある、もし勝てなくても色々なことが明らかになるから意味がある、とおっしゃっていました。


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神宮外苑温度測定プロジェクト

2025年08月04日 18時29分16秒 | 神宮外苑再開発 見直し

 昨日8月3日13時~15時、神宮外苑の日向と樹林で温度測定が行われました。
 樹木が伐採された場所が、樹林部分とどのくらい温度差があるかを調べるのです。
 伐採の影響を具体的なデータで示すためのものです。

 東京都立大学名誉教授・三上岳彦先生と帝京大学・平野淳平先生の指導のもと、ボランティアが想定の倍以上の20~30人集まり協力しました。

 これが先生の手作りの測定器です。
 筒の中にファンが付いており、空気を送り込んでセンサーで温度を測る仕組みです。

 1秒ごとの気温が記録されるということで、アメダスのような正確なデータが取れるそうです。

 地上2mの高さで測るのが国際基準なので、約2mの棒の先に括り付けています。

 先生が事前調査で測定場所を決めており、4ヶ所の定点で測定するグループと、移動しながら測定するグループに別れました。
 僕は日向の定点で、4人のグループでした。

 決められた場所に測定器を立て、約2時間の温度を測ります。
 一人が棒を持って10分間、4人で交替しながらの測定でした。
 残りの3人は木陰でお話しながら待機です。

 昨日は猛暑日で、炎天下に10分立っているのも楽でなく、4人交替で助かりました。

 ただし、伐採によって温度が上がるのを実証したいのが目的なので、暑いほうがデータ収集のためには好都合なのです。
 雲で日陰ができるのを喜んでいられませんでした。

 でも予定より早く測定ができたということで、1時間半弱で切り上げられました。
 その後は近くの茶店で先生がデータを暫定的に取り出しました。

 温度は最大値37.6度、最低値32.7度。
 日向と樹林の温度差は最大5度、平均2度になりました。
 先生によるとこれは大変意味のある数字だそうです。


 今後1週間ほどで正式なデータ解析をして、発表する予定ということです。
 伐採で木陰がなくなるという抽象論だけでなく、具体的な数字を示すのは非常に重要なことです。
 とても有意義な温度測定ができたのではないでしょうか。


(下記に環 舞さんが当日の記事を投稿しています。
 移動グループの動画などもあります。https://www.facebook.com/groups/661302255054761/posts/1467488494436129/)


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心子の墓参りの花(2025.7月)

2025年07月31日 20時38分49秒 | 心子、もろもろ
 29日、猛暑のなか心子のお墓参りに行ってきました。
 今月はペチュニアと、向日葵に似た花(名前を忘れてしまいました。(^^;))。


 先月も向日葵だったのですが、真夏の陽気的にこの気分でした。

 先月の花は片づけられていたようです。

 先月まで数ヶ月来 供えられた飲み物も変わっていたので、誰かがお参りに来て、古い花を処分したのかもしれません。
(霊園の係りの人は、花に水をやったり整理したりしてくれないのです。)

 前月までの花が残っていると、幾つかの鉢でお墓が賑やかになることもあるのですが、
 このところ前月の花は枯れてしまっていることが多く、ちょっと寂しげです。


 心子は暑いのも寒いのも苦手だったので、お墓に水を沢山かけてきました。
 空は青く、白い雲が鮮やかでした。


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国家賠償請求訴訟の傍聴

2025年07月29日 08時11分28秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 昨日7月28日、東京地裁で国家賠償請求訴訟を傍聴しました。
 外苑の新宿区道廃止に対する住民監査請求が、不当に却下されたことへの国賠訴訟です。

 被告(新宿区)側は随分多くの人が座っていました。
 司法修習生だそうです。

 裁判官3人が入廷して開廷し、裁判長が「終結します」とだけ述べて、閉廷しました。
 いとも簡単。

 前回こちら(原告)が書面を提出し、新宿区が反論を出さなかったため結審したのでした。
 山下弁護士によると、新宿区は反論を出す必要がない、勝ったと思っているからだということです。

 国家賠償が認められるのは非常に難しいそうです。
 原告の大澤さんも、この訴訟は勝つためのものではなく牽制だと言っていました。

 行政の横暴を黙って見過ごしはしないぞという表明ですね。
 理不尽な計画に対して、住民の抵抗・抗議があったという足跡を残すため、大切なことだと思います。
 
 次回の判決期日は9月29日(火)13時15分、610号法廷です。


 傍聴のあと、日比谷公園に寄ってみました。
 大噴水はすっかり解体されています。


 その奥の小音楽堂も解体が始まっているようです。


 囲いの透明部分から中を覗いて、その場を後にしようとした時、警備の兄ちゃんが険しい目付きで近寄ってきました。
 視線が合ったので睨み返してやりました(何の権限でやってくるんだと)。(^^;)

 別の透明部分ではおっちゃんが警備していて、近づいていったら、「入りますか?」と言われました。
 「入れるんですか?」と言うと、作業員の人と間違えたみたいです(?)

 解体されるんです云々と、しばししゃべっていました。
 色んな警備員がいるもんです。

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7月26日 秩父宮ラグビー場のスタンディング

2025年07月28日 08時25分27秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 昨日、秩父宮ラグビー場の東門前でスタンディングアクションか行われました。
(僕は非常に残念ながら別の予定で参加できなかったのですが。)

 その様子を「神宮外苑の緑と空と」の環 舞さんが投稿してくださったので、コピーさせていただきます。

---------------------------------
https://www.facebook.com/groups/661302255054761/posts/1461326325052346/


【神宮外苑3000本の樹木を切らないで!】7月26日
【秩父宮ラグビー場の財産処分を認可しないで!】スタンディング
【国会議員さん、文科大臣に財産処分の不認可を!】

🔶7月26日、気温41度が計測された、秩父宮ラグビー場の東門前(イチョウ並木側)で、「秩父宮ラグビー場を守る」抗議スタンディング集会が開かれました。いよいよ国会議員が活動できる国の問題になりました。

🔶この財産処分が再開発計画の大きなポイントになります。20日の参議院選挙で初当選したラサール石井氏をはじめ、福島みずほ議員、小池晃議員、吉良よしこ子議員、松尾あきひろ議員の国会議員。多数の都議会議員。船田元議員(国会神宮議連代表)、阿部知子議員、平尾剛氏からはメッセージがよせられました。

🔶秩父宮ラグビー場は日本スポーツ振興センター(JSC)所有で、国民の財産、公共の資産であり、文部科学省の管轄。
ラグビー場と神宮球場の土地の権利変換による再開発をするには、秩父宮ラグビー場の財産処分が行われなければならない。不透明・不正なこの財産処分を阿部俊子文部科学大臣は認めてはならないのです。

🔶【動画①】ラサール石井・福島みずほ
▲社民党、参議院議員に初当選したばかりのラサール石井さん:風致地区の鎌倉在住。鎌倉は景色の3分の2が空、諸々の規制をもうけて景観を守っている、緑はみんなの財産、神宮外苑の開発は再開発ではなくて再破壊だと語ります。
▲社民党党首、福島みずほ参議院議員「財産処分の認可をしないよう国会のなかでがんばりたい」

🔶【動画②】吉良よしこ・小池晃・松尾あきひろ
▲日本共産党、吉良よしこ参議院議員。樹木のある場所とない場所では体感温度が全く違う。昨年12月、財産処分に関して国会質問をした。
▲日本共産党、小池晃参議院議員。子供のころ父親に連れられてラグビー観戦をしていたが、思い出は、当時売り出された「カップヌードル」を初めて食べたこと。
▲立憲民主党、松尾あきひろ衆議院議員。ここは自分の選挙区である。小学生に政治家に何をやってほしい?と聞いたら「気候変動」だった。自分も全力でがんばるが、多くのひとたちの声が政治を動かすと思う。

🔶【動画③】石川幹子・角井典子
▲石川幹子氏、駅のプラットフォームが28度だったが、今ここは41度あります。
▲角井典子氏。神宮外苑秩父宮ラグビー場の地は国民の財産で、一度も私有地にはなったことがない経緯を簡単に説明。自由民主党、船田元衆議院議員からのメッセージを代読、文科大臣に「認可するな」の信書を送っている。

🔶【動画④】原科幸彦(千葉商科大学前学長)
「神宮外苑地区再開発の再考を願う建築・造園・都市計画・環境の専門家有志」の会。
7月2日に「JSCの財産処分申請を認可しない」「適切で公正な指導を行う」ことを要請した。1911年に出来、ボストンの誇りとして今だ使用している、ボストン球場で販売しているTシャツを着てきた。認可反対の署名は2日提出後更に増え、専門家487名、一般1092名、合計1579名を郵送した。
(当サイト7月3日投稿をご参照ください) 
 
🔶【動画⑤】ラグビー大ファンの大林聖弥さん
元ラグビー選手の平尾剛氏が思いを込めたメッセージを代読。大林さん調査による:最初の2020年計画案では屋根のないオープン型露天構造だった! 天然芝だった! イベント会場でなかった! など構造・収容・階層の変遷等、詳細に説明。

🔶【動画⑥】都議会議員の挨拶。立憲民主党、阿部知子衆議院議員のメッセージを秘書が代読。
🔶【動画⑦】ロッシェル・カップさんの最初と最後の挨拶。
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