「ハーグ条約」 とは、 「国際的な子の奪取の 民事面に関する条約」 です。
国際結婚の夫婦が離婚して、
片方の親が 越境して 子供を自分の国に 連れ去ってしまった時、
子供を元の国に 戻すというものです。
ただし、 双方の国が ハーグ条約に加盟していなければなりません。
日本はこの条約を 批准していませんが、
外圧もあって、 先ごろ政府は 条約を批准する方針を 発表しました。
僕には子供はいませんし、 まして 国際結婚・ 離婚もしていませんが、
ハーグ条約には縁があります。
知り合いの人が二人、 わが子を失わないために、
ハーグ条約の批准を 熱望しているのです。
一人は 下記の記事に書いた方。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/36930535.html
もう一人は、 BPDである奥さんと 調停中の方です。
最近マスコミでも ハーグ条約が取り上げられていますが、
その問題点などを紹介させていただきます。
ハーグ条約は現在 82ヶ国が加盟しています。
日本でも 国際結婚は20組に1組に上り、
ハーグ条約が発効された 20年前の4倍となって、
離婚や親権を巡る トラブルも増えています。
離婚した日本女性が 子供を日本に連れてきて、
外国人の元夫から 誘拐犯として訴えられる ケースも出てきています。
日本は ハーグ条約を批准していないため、
相手国から 条約に加盟するよう 要請されているのです。
加盟すれば、 日本から連れ去られた子供の 返還を求めることもできます。
しかし日本では 賛否両論が対立しています。
日本人の元妻が 子供を連れ帰る場合は、
元夫の暴力 (DV) が 背景にあるのです。
〔 参考文献 : NHK 「クローズアップ現代」 〕
(次の記事に続く)