「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「仰天ニュース」 への連絡、その後

2008年02月06日 22時59分08秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
 「世界仰天ニュース」 のプロデューサーから、

 直接 僕に連絡をくれるという 約束になっていますが、全く 音沙汰がありません。

 こちらから 何回電話をしても いつもプロデューサーには繋がらず、

 「伝えておく」 という システムにしかなっていないため、一向に埒があきません。

 皆さんのご協力をいただいて、多くの意見が 届いているにも拘らず、

 梨のつぶてのプロデューサーは かなりたちが悪いのではないか と感じます。

 連絡の約束は守るのが 普通の社会常識ですし、ましてや本件は、

 とても重大な人権問題を 含んでいるのですから。

 皆さんの声が 看過されていることは、本当に申し訳なく思っています。m(_ _)m

 この調子では、もしプロデューサーと 連絡が付いても、

 我々の希望が 聞き入れられることは 期待できないでしょう。

 日本テレビの 「放送番組審議会」 に、今回の経緯を 伝えるつもりです。

 その際に、皆さんの訴えの存在は 大きいと思います。

 また、先日 新風舎の件で NHKの取材を受けたとき、

 記者の人に相談して 知恵を拝借しました。

 日テレの報道局に 直接、ボーダーに関する 情報提供をするということです。

 報道番組の記者ならば、こういう問題にも

 真面目に関心を 持ってくれるかもしれません。

 もちろん 番組として取り上げるかどうかは、先方の判断次第ですが。

 誠意や問題意識のない プロデューサーを相手にしているより、

 直に報道局に 働きかけた方が良策でしょう。
 

「世界仰天ニュース」 に電話

2008年01月24日 22時55分47秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/52125094.html からの続き)

 多くの皆さんのご協力で、日テレに メールなどを送っていただき、

本当にありがとうございます。m(_ _)m 

 僕も改めて メールを送りました。

 そして昨日、「世界仰天ニュース」 の放送時間に 電話をしました。

 またプロデューサーは不在で、スタッフが応対しました。

 このスタッフは メールや手紙を管理する 担当ではないため、

 事情は把握しておらず、また1から 説明しなければなりませんでした。

 でも 対応は良かったです。

 こちらの目的は とにかく、ボーダーが理解されるように してほしいということで、

 ボーダーを正しく伝える 番組制作の提案を伝えました。

 これはクレームなどではなく、お互い協力してやっていきたい と話すと、

 「ありがとうございます」 と 何度も言っていました。

 皆さんのメールなども確認し、電話のことをプロデューサーに伝え、

 プロデューサーから僕に 連絡をもらえるということになりました。

 結果はどうなるか 分かりませんが。

 下のスタッフは素直でも、上の人間が 今のところ信用できない……。

 そして、番組の中の ワンコーナーと言えども、

 企画を作って 実現までいくというのは、非常に難しいことですから。

 ひとまず、経過報告をさせていただきました。
 

「YouTube」 に 境界性人格障害

2008年01月15日 22時51分09秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/52125094.html からの続き)

 「世界仰天ニュース」 の件で、多くの人のご協力を いただいています。

 どうも ありがとうございます。m(_ _)m  

 引き続き 作業を続けていきます。

 今後とも 是非よろしくお願いいたします。
 

 今回 声をかけた人の一人が、「YouTube」 で 境界性人格障害を検索したら、

 何と、元オウム (現在 「ひかりの輪」) の 上祐が出てきたそうです。

 テキトーな知識で、イーカゲンな ボーダーの講義していて、

 何のために ボーダーを出してきたのか 意味がわかりません。

 こんな所でも、ボーダーに対する 誤解が広められています。

 我々は微力でも、粘り強く、

 正しい情報の伝達に 努めていかなければ。
 

 なお、「YouTube」 の 上記動画をクリックすると、

 再生数が増えて 評価が上がってしまうと 指摘してくれた人がいました。

 相手にするのを やめることにしましょう。
 

「世界仰天ニュース」 への連絡 (5) 〔お願いの要旨〕

2008年01月10日 22時02分24秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/52125037.html からの続き)

 昨年8月1日に放送された 日本テレビ 「ザ! 世界仰天ニュース」 で、

 境界性パーソナリティ障害のことが 不適切に取り上げられ、

 誤解を流すことに なってしまいました。

 番組には抗議が殺到し、翌週 謝罪が放送されましたが、

 充分なものでは ありませんでした。

 BPDのことを 良く知ってもらえるよう、

 その後も僕は 「世界仰天ニュース」 に 連絡をしています。

 日本テレビの いずれかの番組 (ニュースや ワイドショーなど) の中の

 ひとつのコーナーで、BPDの姿を 正しく描いて 放送してもらえないか、

 という提案を しているのですが、返答がありません。

 つきましては、ぜひ皆様のご協力を いただきたくお願いいたします。

 上記の提案に 賛同する旨を、

 下記URLから 「世界仰天ニュース」 宛てに 送っていただけるでしょうか。

https://www1.ntv.co.jp/staff/form.html

 一人の訴えでは 聞き入れられなくても、

 皆さんの力で、ボーダーのことが 世の中に理解されるよう、

 多くの方々の声を集めて 日テレに届けていただきたいと思います。

 この問題は、決して一過性で すませてしまっていいことではありません。

 ボーダーの方々や 周囲の人たちは、今も悩み苦しみ、

 今後も そういう人たちは 増えていくでしょう。

 非常に社会性のある、継続的に 取り組んでいかなければならないテーマです。



 なお、日本テレビに メッセージを送る場合、

 ハンドルネームよりも 本名の方が 信頼性が増し、

 訴える力が強くなると アドバイスしてくれた人がいました。

 もちろん その意志のある方で結構ですが、もし差し支えのない方は、

 本名で送っていただけると ありがたく思います。

 どうか くれぐれもよろしくお願い申し上げます。
 

(詳しい経緯は 下記の記事から連載しています。

http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/52074441.html )
 

「世界仰天ニュース」 への連絡 (4) お願い

2008年01月10日 21時58分53秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/52100924.html からの続き)

 そこで、「世界仰天ニュース」 に 訴えが伝わるよう、

 ぜひ皆さんのご協力を いただけないでしょうか。

 一昨日アップした 手紙に書いたように、

 日テレの いずれかの番組 (ニュースや ワイドショーなど) の中の

 ひとつのコーナーで、BPDの姿を 正しく描いて 放送してもらえないかという、

 僕の提案・希望に 賛同する意見を、

 ぜひ皆さんからも 日テレに送っていただきたいのです。

 僕の名前を 出していただいて結構です。

 僕の提案を支持し、ボーダーの放送を 希望するという旨を、

 下に記す 日テレのURLから 送ってください。

 電話,手紙,メール、できるだけ多くの手段で 発信していただけると幸いです。

 一人の訴えでは 黙殺されても、幾つもの声が集まれば、

 先方も動くのではないかと 期待したいと思います。

 皆さんの力で、ボーダーのことが 世の人々に理解されるよう、

 何卒 よろしくお願いいたします。
 

 この問題は、決して一過性で 終わらせていいことではありません。

 ボーダーの方々や 周囲の人たちは、今も悩み苦しみ、

 今後もそういう人たちは 増えていくでしょう。

 非常に社会性のある、継続的に 取り組んでいかなければならないテーマです。

 不適切な番組を放送した 局の責任としてだけでなく、

 今日的な情報を 発信するという面からも、

 マスコミとして 報道する意義のある 問題だと思います。

 人々に 境界性パーソナリティ障害のことを 知ってもらい、

 互いにトラブルを減らすためにも、ボーダーを取り上げてもらうよう、

 どうか日テレに 働きかけてください。

 ただし 番組放送から 時間が経っているので、

 放送直後と同じ 論調の抗議をしても 意味がありません。

 無益に対立するのではなく、双方で協調して、

 ボーダーの理解を 広める作業をしたい というスタンスで、

 要望していただけたらと お願いいたします。
 

 また、8月1日,8日の放送によって、

 ご自身が どのように傷ついたり、心が乱れたかという、

 当事者として 具体的な生の声も、伝えていただけたらと思います。

 怒りをぶつけるというより、自分が苦しかった,悲しかったという

 率直な気持ちを 表現していただければ幸いです。

 さらに、もし 番組が作られる場合、取材を受けても構わない

 という方がいらっしゃいましたら、その旨も 添えていただけるでしょうか。

(これは 慎重にしていただきたいですが。)

 その他にも、ご意見,ご要望などもありましたら、合わせてお寄せください。

 日本テレビへの連絡先は 下記の通りです。(視聴者センター部)

https://www1.ntv.co.jp/staff/form.html

 電話,手紙,メールとも、「ザ! 世界仰天ニュース」 宛てに お願いいたします。

(電話の場合、水曜午後9時の 「世界仰天ニュース」 オンエア中なら、

 スタッフがつかまります。)

 また、「ザ! 世界仰天ニュース」 の 掲示板は下記です。

 ここにも 書き込んでいただけたらと思います。

http://www.ntv.co.jp/gyoten/bbs1/entry.html

 知り合いの方や、ボーダーのコミュニティ (グループ) の方々にも、

 ぜひ 呼びかけていただいて、

 少しでも多くの声を 送っていただきたいと 願っています。

 お願いの要旨を 次の記事にアップしてありますので、

 これを ご紹介していただいても結構です。

http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/52125094.html

 なお、大変恐縮ですが、何人くらいの方が 日テレに連絡していただいたかを

 把握しておきたいので、日テレに伝えたということを、

 コメントでも構いませんから、僕の方にご一報いただけると ありがたいです。

 重ねて よろしくお願いいたします。
 

(伝える際には、「私はこのように傷ついた」 「私はこう感じた」 というように、

 正直な自分の気持ちを 表現する 『私メッセージ』 が 大切だと思います。

 「あなたは こんなひどいことをした」 「あなたは こうすべきだ」 という

 『あなたメッセージ』 は、相手にとっては不快で トラブルになりやすく、

 伝わるものも 伝わらなくなってしまいます。

 ネガティブな感情が あるときには、とても難しいことでは あるのですが、

 できるだけ 『私メッセージ』 で 訴えていただけたらと思います。

(僕の手紙にも 「あなたメッセージ」 は ありますが  (^^;))

 よろしくお願いいたします。)
 

 また、もしこの先、BPOに申立を することになった際にも、

 またどうか ご協力をいただきたいと思っています。

 どうぞ、くれぐれもよろしくお願い申し上げます。
 

「世界仰天ニュース」 への連絡 (3)

2008年01月09日 11時17分59秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/52089750.html からの続き)

 日テレに手紙を送った 次の水曜日、再び 視聴者センター部を通じて電話し、

 プロデューサーは不在で 別の若いスタッフが 対応してくれました。

 そして、プロデューサーから僕に、直接連絡をくれる ということになりました。

 それから、なかなか プロデューサーからの連絡は 来ませんでしたが、

 ボーダーを番組のコーナーで 取り上げられるかどうかは、

 局内の他のプロデューサーと 検討もしなければならないし、

 時間がかかるだろうから、少し期間を置いて 待っていました。

 しかし、1ヶ月半近く経っても 連絡はありません。

 再度 こちらから電話をしました。

 何回かそんなことを 繰り返しましたが、プロデューサーはいつも不在。

(いかにも頼りない スタッフもいて、さんざん 待たされたりもしました。)

 こちらからの電話は 視聴者センター部を通すしか 方法がなくて、

 直接スタッフには コンタクトできず、

 スタッフは 名前や連絡先を言わない決まりに なっているということです。

 でも それでは埒が明かず、

 このままだと いつプロデューサーから 連絡をもらえるかも分からないので、

 何か方法はないか と尋ねても、

 電話があったことを プロデューサーに伝えることしか できないと言います。

 一度は アシスタント・プロデューサーという人に 繋げてくれましたが、

 誠意が感じられず、プロデューサーに伝える というだけの一点張りです。

(しかも 最初に電話に出たとき、この人は自分が誰か 役職も名乗りませんでした。)

 次回電話をするとき 一度会話した人だと確認できるように、

 アシスタント・プロデューサーに

 「失礼ですが お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」 と尋ねると、

 「あなたは自分の名前を 言ってるんですか?」

 と言われました。

 もちろん僕は いつも最初から名乗っていますが、

 この態度は いかがなものでしょう? 

 若いスタッフは 常識的な対応をしてくれたのに、

 上に立つ人間が このような排撃的な姿勢だとは……。

(また、電話を切ってから 気付いたのですが、

 アシスタント・プロデューサーに 僕の名前が 伝わっていないということは、

 誰からどの件で 電話があったのか、

 プロデューサーに伝えられない ということではないでしょうか。)

 この分では いつまで待っても、プロデューサーからの連絡は 期待できないでしょう。

 そもそも 誠意や良識のある プロデューサーなら、

 初めから ボーダーをあのように扱う 番組は作らなかったはずです。

 しかし、何とか こちらの真意を伝えられないか、

 無闇に敵対するのではなく 建設的にことを運べないか、考えてみました。

(続く)
 

「世界仰天ニュース」 への連絡 (2) 送付した手紙

2008年01月08日 20時05分29秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/52074441.html からの続き)

 日本テレビ 「世界仰天ニュース」 に 送った手紙を、以下にコピーします。

-------------------------------------

                           11月4日
「ザ! 世界仰天ニュース」御中
                                稲本 雅之
拝啓

 稲本雅之と申します。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

 8月1日に放送されました、境界性人格障害を扱った番組についてのお話ですが、すでに放送直後より何回か手紙やメールなどを送らせていただきました。
 当方の立場を紹介させていただきますと、付き合っていた女性が境界性人格障害で、自死にて亡くなってしまいました。
 その体験を、同封の拙著「境界に生きた心子」(新風舎)として上梓いたしました。
 境界性人格障害のことを人々に少しでも理解してもらえるよう、微力ながら努めております。

 そういう立場からいたしますと、8月1日の番組は大変遺憾なものでした。
 諸事情により、それからすっかり時間が経ってしまいましたことをご了承ください。
 8月8日に迅速な謝罪が行なわれたのはとても結構なことでしたが、簡単な言葉だけではボーダーに対する誤解は解けないと思われます。
 映像のインパクトは非常に大きいものですから、植えつけられたイメージは容易には拭いされないでしょう。
 ボーダーの人の中には陳謝の気持ちを受け取った人もいるようですが、多くのボーダーの人があの謝罪にも憤っておりますし、かえって具合が悪くなってしまった人もいます。

 例えば謝罪の放送では、再現ビデオの女性について、「番組の中で彼女が『境界性人格障害』の可能性があると放送しました。」と言われましたが、番組を見た人は女性がボーダーであると断定している印象を受けるでしょう。
 「突発的暴力も典型的症」などと述べており、ボーダーは恐ろしいものだという意図で作られていると感じます。
 人格障害傾向テストも取り上げられていましたし、番組はボーダーと凶悪犯を直接結びつけた構成になっています。

 また、「紹介したケースは極めて例外的なもの」と言っておられますが、猟奇的な行為はボーダーとは無関係であり、「例外」というより「別物」です。
 「誤解を招きかねない」という文言も、事実「大変な誤解を招いてしまった」というのが正しい言い方だと思います。
 当事者はこういう所に敏感であり、失礼ながらあの謝罪は充分ではないと思っております。
 ボーダーの人の傷は癒されません。

 それを回復するためには、ボーダーの正しい姿を描いた新しい番組を作ることが最善であると考えます。
 しかし現実的には、それは非常に難しいことだと思いますので、次善の策といたしまして、日本テレビの他の番組(ニュース,ワイドショーなど)の中のひとつのコーナーで、ボーダーを題材として正確に取り上げていただけないかという、提案をさせていただきたいと思います。
 是非とも局としてご検討いただきたいと、心から強くお願い申し上げます。

 誠に僣越ながら、ボーダーの人たちに被害を生じさせてしまった番組として、誤解を正す大きな責任はあるのではないかと考えるのですが、いかがなものでしょうか。
 8月1日の番組で傷ついたボーダーの人は沢山います。
 ショックでリストカットしてしまったという人もいます(あるいは、それ以上の致命的な行為に及んでしまった人もいるかも知れません)。
 それだけ傷つきやすい繊細な人たちなのです。

 周囲に誤解が広まって、自分がボーダーであることをますます言えなくなったと嘆いている人たちも少なくなく、就職活動が絶望的になったという人もいました。
 多くの人たちが心身とも傷つき、実生活にも著しい実害を受けています。
 それらの切実な痛みを、どうかご理解いただきたいとお願い申し上げます。
(現在BPO「放送倫理・番組向上機構」にも問い合わせをしているところです。)

 ボーダーは若い人を中心に増えている、現代を象徴する心の病です。
 番組の謝罪や訂正の意味だけではなく、新しい情報として伝える意味があるテーマです。
 昨今、感情をコントロールできずにキレやすい,引きこもり,摂食障害,うつ,リストカットなど、若者の精神が不安定になっている背景には、ボーダーと関わる心理的症状があります。
 ボーダーを理解することは、社会として求められることだと思います。

 ボーダーは人口の1~2%いるとも言われており、誰でも近くにボーダーの人がいるのが実情です。
 ボーダーのことを知らないと、訳も分からずトラブルが起こってしまいます。
 互いに傷つけ合わないためにも、ボーダーについて知識を得ることが大切でしょう。
 今も苦しんでいるボーダーの人や、家族・パートナーの人たちが大勢います。
 報道の必要性が高い現代的なトピックでもあると考えております。

 また、ボーダーの人は極めて魅力的で、すぐれた才能を持っていることも少なくありません。
 ダイアナ元妃,尾崎豊,太宰治などがボーダーだったと言われています。それらの魅力を知ることも有意義でしょう。

 ボーダーは元々とても理解されにくいものです。
 正に8月1日の放送のような曲解をされかねません。
 だからこそ、間違いない情報を伝えることがマスコミの使命であると思う次第です。
 拙著も是非ご覧いただいて、ボーダーをご理解いただき、そのドラマチックな生きざまも伝えていただきたいと存じます。
 どうかくれぐれもよろしくお願い申し上げます。

 日本テレビのますますのご発展をお祈りいたしております。
                                   敬具

-------------------------------------

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/52100924.html
 

「世界仰天ニュース」 への連絡 (1)

2008年01月07日 22時44分07秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
 昨年8月1日 「ザ! 世界仰天ニュース」 で、

 ボーダーを取り上げた 放送についてです。

(当時の記事 http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49301588.html )

 その後も僕は、一人で細々と 対処をしていました。

 8月8日の番組の “謝罪” も 充分なものではなかったため、

 日本テレビに 訂正の番組制作の可能性を 打診していました。

 けれども、(案の定というか) 一向に 返答はありません。

 新たにひとつの番組を 作るというのは、現実的には 極めて難しいとはいえ、

 そのままで 終わらせたくはありませんでした。

 日テレと 話し合いが付かない場合、

 「放送倫理・番組向上機構」 (BPO) へ 申立をし、

 審理を委ねることができます。

 BPOの規約では、番組放送から3ヶ月以内に テレビ局に申立をし、

 折衝が成り立たなかった 時には、放送から1年以内に

 BPOの 「放送と人権等権利に関する委員会」 (BRC) に 申立をする、

 ということになっています。

http://www.bpo.gr.jp/brc/index.html

 諸事情で 遅くなってしまったのですが、

 昨年10月末に BPOに申立の問い合わせをしました。

 窓口の人と 電話で直接 話せましたが、次のような話になりました。

 僕は 「世界仰天ニュース」 および 日テレに、

 何回もメールや手紙、掲示板などで 意見や要望を送っていたので、

 局への申立は すでにしているという認識でした。

 ところが 申立というのは、電話や面会などで 直接話し合うことを指し、

 それで 結論が出なかった場合、BPOに申立をする 段取りになるということです。

 従って、まず 「世界仰天ニュース」 に 電話なりで、

 直接話をしてほしい ということになりました。

 放送から3ヶ月以内 という規定は、辛うじてクリアできると思います。

 それで 日テレの視聴者センター部に 電話をしましたが、

 「仰天ニュース」 のスタッフは 普段なかなか捕まりません。

 水曜日の夜 「仰天ニュース」 オンエア中は、

 スタッフが 視聴者からの電話に 対応するために、

 スタッフルームに 控えているということです。

 翌 水曜日の9時過ぎ、視聴者センター部を通して 「仰天ニュース」 に連絡、

 プロデューサーは 居合わせませんでしたが、

 若いスタッフと 話をすることができました。

 スタッフは 真摯に話を聞いてくれ、対応は良かったと思います。

 その人は プロデューサーに伝えてくれると 言いましたが、

 伝聞では こちらの真意が 充分伝わらないので、

 僕は改めて 手紙を書いて送りました。

 主旨は、訂正の番組を新たに作る 次善の策として、

 日テレのニュースやワイドショーなど、他の番組のワンコーナーで

 ボーダーを取り上げて、正しい理解を 広めるようにしてもらえないか、

 ということです。(別掲)

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/52089750.html
 

「ザ! 世界仰天ニュース」 録画視聴 (2)

2007年10月16日 22時02分33秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/50694536.html からの続き)

 番組の中で、医学博士が作った 境界性人格障害の傾向テストが、

スタジオで紹介されていました。

 境界性人格障害の診断基準を、一般の人にも分かりやすく 言い換えたもので、

その趣意自体は 理解できます。

 実は、以前 ネットで調べていて これを見つけ、びっくりしたのですが、

この医学博士というのは、何と、心子の 実の 主治医の先生だったのです。

(拙著では 「森本先生」 という 仮名で登場。)

 番組では 先生の名前と顔も 紹介されていました。

 本当に 何という奇遇でしょう。

 まるで 心子が引き寄せたかのようです。

 もし、先生も 番組の構成や意図などを 充分説明されずに、

協力を依頼されたのだとしたら、大変な迷惑を 被ったことになるでしょう。
 

 ちなみに、先生が作られた 境界性人格障害の傾向テストというものを

紹介しておきます。

1 相手に嫌われない為に 取った行動で、逆に嫌われる事が多い。

2 好意を持った人が 不快な行動を取ると、急に大嫌いになる。

3 自分というものが無くて、相手によって性格が変わる。

4 ストレス解消方法は 自分を傷つけること (暴飲暴食や 無謀な運転など)。

5 自分の存在を 認めてもらおうと、過去に自分の肉体を 傷つけたことがある。

6 時々 急にむしゃくしゃして、それが2~3時間ほど続く。

7 飽きっぽくて 何に対しても満足することがない。

8 腹が立つと頭にきて、自分をコントロールできない。

9 心理的なストレスに さらせられると、記憶が飛んだりする。

 以上の項目で、当てはまる数が

 0~4個の方は 問題なし。

 5~8個の方は 注意が必要。

周りの方が 迷惑を被っているかもしれない。

 全部の方は 境界性人格障害の傾向がある。

医師の診断を仰ぐように。

 ということでした。
 

「ザ! 世界仰天ニュース」 録画視聴 (1)

2007年10月15日 21時20分51秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
 境界性人格障害を 不適切に取り上げた、

8月1日の 「ザ! 世界仰天ニュース」 を 録画していた人がおり、

ご好意によって それを見せてもらうことができました。

 今までにネットで調べて 内容は知っているとはいえ、

実際に自分の目で 見ているかどうかは、言うまでもなく重要なことです。

 本当に貴重な情報を 提供していただくことができ、とても感謝しています。

 再現ビデオの キャサリンという女性を 演じる女優の、

相手を傷つける 残酷な行為を 楽しむかのような、悪女然とした表情など、

現物を見なければ 分からない貴重なものでした。

 ボーダーの人は、人によって それぞれ異なりますが、

心子とは結びつかないイメージを 引き起こす演出です。

 全くボーダーに対して 悪印象を植えつけ、

ストーカー的で 残忍な犯行を犯すのが ボーダーであるという、

固定的な誤解を 流布させるような作りになっています。

 タレントたちのスタジオトークも、境界性人格障害とは関わりのない

他愛ないもので、ボーダーを理解することには 程遠い内容でした。

 何のために 境界性人格障害を出したのか、番組の趣旨が分かりません。

 でもお陰で 念願の番組を見ることができ、

BPO (放送倫理・番組向上機構) に 申立をするに際しても、

重要な裏付けを 確保することができました。
 

 ところで、実在のキャサリンが、夫殺害の罪で 終身刑の判決を受けたのは、

2001年1月18日 ということでした。

 この日は、心子が 旅立っていった日の、正に 翌日でした。

 これも 何かの因縁なのでしょうか? 

 明日は 心子のお墓参りに行ってきますが (月命日は17日)、

この報告も してこようと思います。

(続く)
 

TBS役員ら 処分 (2)

2007年09月08日 21時22分34秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49988860.html からの続き)

 TBSの処分と 「ザ!世界仰天ニュース」 とを 比較してみます。

 「朝ズバ」 については、すでに 前述の記事に書きました。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49509253.html

 「ピンポン」 と 「イブニング5」 は共に、

 人気者の石川遼選手への取材を、不当な方法で 行なおうとしたもので、

 注目度は 「世界仰天ニュース」 のボーダーの件 よりずっと高いでしょう。

 プレイヤーのプライドを 侵害したり、神聖なプレイを妨害する 不正行為は、

 もちろん 許されるものではありません。

 ただ、「仰天ニュース」 や 「朝ズバ」 と比べて、

 人身に直接の 実害はないと思います。

 「仰天ニュース」 によって 誤解が広められたために、

 ボーダーの人たちは 日々の生活にも支障をきたし、

 著しく心身を 傷つけられています。

 個人的には、「仰天ニュース」 のほうが かなり悪質で、

 ボーダー当事者の方々が 受けた被害は 大きいのではないかと思います。

 それでも 「ピンポン」 「イブニング5」 では、

 上記のように 番組担当者らが 厳格な処分を受けています。

 「仰天ニュース」 の問題は、このまま 終わらせてしまっていいものでしょうか? 

 制作者の責任は 厳しく問われるべきだと思います。

(追って、BPOに 正式な申し立てをしたいと思っています。

 事情により、すぐには できないでいますが。)
 

TBS役員ら 処分 (1)

2007年09月07日 23時06分02秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49509253.html からの続き)

 「みのもんたの朝ズバッ!」 など 番組の不祥事に対する、

 TBSの処分がありました。

 対象となったのは 「朝ズバ」 の他に、「ピンポン!」 と 「イブニング5」。

 「朝ズバ」 では、不二家が 期限切れのチョコレートを 使用したという、

 不適切な報道がされました。

 「ピンポン」 では、ハニカミ王子こと 石川遼選手の試合中の ナマ声を取るために、

 同グループで回る選手に 隠しマイクを持たせようと、盗聴未遂事件を起こしました。

 「イブニング5」 では、ゴルフ大会主催者に無断で

 取材用ヘリコプターを 飛ばしました。

 「朝ズバ」 には、既に BPO(放送倫理・番組向上機構)の

 「放送倫理検証委員会」 から、

 「見逃せない落ち度があった」 という 見解が出されています。

 今回 「朝ズバ」 には、TBS社長が 20%の減俸1ヶ月の他、

 19人の取締役が 5~10%の減俸1ヶ月,制作局長が 出勤停止3日,

 制作局情報センター長が 同2日,担当プロデューサー3人が 減俸処分。

 「ピンポン」 には、チーフディレクターの減俸,

 制作局情報センター長ら 4人をけん責。

 「イブニング5」 には、プロデューサーら 5人をけん責処分。

 計32人が 処分の対象となりました。

 境界性人格障害への誤解を助長した 「ザ!世界仰天ニュース」 と比べると、

 どうでしょうか? 

(続く)
 

gooブログの 「ザ! 世界仰天ニュース」 のコメントについて (2)

2007年08月26日 19時43分44秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49733611.html からの続き)

 しかしながら、こういう 程度の低いコメントを 書く人が少なくないからこそ、

 社会の偏見や誤解というものが 生まれてしまうのでしょう。

 番組によって ボーダーの人が傷ついている ということを理解できない、

 無神経な人間が どれだけ多くいるかということです。

 その点は 実感しましたし、ボーダーの正しい理解を 広めていくに当たって、

 肝に銘じておかなければ いけないことだと思います。

 コメントを削除してはどうか と助言をしてくれた人もいたのですが、

 僕は異論であっても 公正に議論しますので、

 よっぽどの理由がない限り 削除はしません。

 そして、コメントに付けた 僕のコメントが、

 また 自分の主張になりますので、心ある人には伝わるでしょう。

 ただ 遠慮して書かなかった 意見もありました。

 記事 『「ザ! 世界仰天ニュース」の “謝罪” (1)』 に

 付けられたコメントについて。

(一連の記事の 本題ではありません。)

 ネット上での VDダビング依頼は違法で、それは一般常識

 と チャチャを入れるようなものでしたが、

 実際は 「違法」ではなく 「著作権侵害の可能性がある」ということで、

 大きな違いです。

 一般常識と言っている 自分の発言内容が 間違っているコメントも、

 かなりいい加減なもので、他の不実なコメントと 同列でしょう。

 いじめを見ながら 何もしなかったり、助けようとしている人を 揶揄する人間も、

 いじめをしている人間と 同罪ということです。

 ヤフーやミクシィに コメントを付けてくださった 健全な人たちが 沢山いる一方で、

 物事の意味や 人の痛みが分からない人も 少なくないわけです。

 偏見や誤解のない 社会にしていくのは簡単ではなく、

 でもだからこそ、やっていかなければならないことなのですね。
 

gooブログの 「ザ! 世界仰天ニュース」 のコメントについて (1)

2007年08月26日 00時00分01秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
 僕は ブログはヤフーをメインに やっていますが、

 gooと ニフティ(ココログ)のブログにも 全く同じ記事をアップしています。

 およびミクシィにも。

 「ザ! 世界仰天ニュース」 の件について、

 ヤフーとミクシィでは 数々の有意義なコメントを いただきましたが、

 何故かgooでは 無思慮なコメントが沢山付きました。

(無論、なかには 善意の書き込みありました。)

(もしもヒマだったら覗いてみてください。

http://blog.goo.ne.jp/geg07531/e/1a5cb97a55ff00a059a5f1c87424ac49
http://blog.goo.ne.jp/geg07531/e/7d944310b4ac16c7d3ec2cd2b58222b0
http://blog.goo.ne.jp/geg07531/e/7d944310b4ac16c7d3ec2cd2b58222b0

 因みに、ニフティ(ココログ)には 目ぼしいコメントは付いていません。)

 gooブログは普段 滅多にコメントが付かないのですが、

 いずれも良識的なものだけです。

 今回のgooに限って 何故 おかしなコメントばかり付くのか、訝っていましたが、

 今は 次のように考え、勉強になったと思っています。

(コメントを付けたのは、全て初めての人です。)

 「世界仰天ニュース」 の記事に 最初に不適切なコメントが 幾つか付き、

 その尻馬に乗って、恥はかき捨てのような、

 無責任な発言が 続いたということではないか、と思案しています。

 一人では何も言えない人たち ではないのかなと。

 もし、最初に常識的な コメントが付いていたら、

 そういうコメントが付けやすい雰囲気に なっていたかも知れないと思います。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49746286.html
 

今後の マスコミでの展望

2007年08月18日 19時33分53秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49580349.html からの続き)

 今後 マスメディアの表舞台に、

 ボーダーが登場してくる時が 来るのだろうと思います。

 けれども、ボーダーは本質的に 理解が難しいものなので、

 書くほうも 不確かな情報を発信することは、往々にして起こりうるでしょう。

 さらに、世界仰天ニュースのように 興味本位で取り上げたり、

 ボーダーの“被害者”が 声高に非難中傷したりすると、

 誤認・曲解が流布されるのは、ある程度 不可避と言えるのかもしれません。

(“被害者”の傷も 事実には違いないのですし。)

 だからこそ ボーダーの真の姿を、様々な方法で 表現していくことが大切でしょう。

 それに対して、また反論が なされるかもしれません。

 ボーダーが知られるようになるのは 結構なことですが、

 情報は玉石混淆,善意や悪意に満ちたものが 入り交じるようになるかもしれません。

 さらに多くの人が 幾多の機会を講じて、真実を伝えていく必要があるし、

 そういう時代に なっていけばと思います。

 恐らくそれは 長い時間がかかるでしょう。

 例えば 「自閉症」 にしても 僕が子供の頃は、

 心理的に 心を閉ざしている状態で、環境のせいなどと 思われていました。

 しかし 映画 「レインマン」 で、自閉症は先天的な 脳の器質の問題であり、

 外の世界との コミュニケーション障害である、ということが分かりました。

(特殊な能力がある場合が あるということも。)

 その後 また幾つかの作品や番組,ネットなどによって、

 自閉症は 百人いれば百通りの姿がある、ということなども 分かってきました。

 自閉症でさえ、ここまで来るのに 何十年もかかりました。

(一般には、まだまだ自閉症を 理解していない人も大勢います。)

 まして ボーダーは、理解が より難しいかもしれません。

 関わる人も巻き込まれて 傷つけられるというのが、

 理解を一層 困難なものにするでしょう。

(もっとも 以前と比べて、情報の量やスピード,一般人からの発信力など、

 環境は 劇的に変化しているので、

 また何十年もかかる ということはないかと思いますが。)

 それでも、いやだからこそ、やっていかなければならないのだと思います。

 必要以上に批判的にならず、真意が伝わるよう 相手のことも考慮しながら、

 誠実に、粘り強く……。