3月30日、神宮外苑でスタディツアーがありました。
数十人が集まり、角井典子さんと大澤暁さんの説明で進められました。

外苑再開発では、秩父宮ラグビー場の跡に新野球場と高層ビルを作り、神宮球場の跡に新ラグビー場と高層ビルを作る計画です。

(上図の、下部の緑の点々が銀杏並木。
青い部分が現在の建物、ピンクの部分に新しい建物が建つ予定です。)
そのために多くの樹木が伐採されてしまいますが、事業者が高層ビルを建てたいというのが本質です。
ビルの収益によって、事業を成り立たせようという算段です。
銀杏並木と絵画館の間のグラウンド。

軟式野球やイベントが行われたりしていますが、ここは会員制のテニス場になる計画で、庶民は使えなくなってしまうでしょう。
少年野球の親たちからも反対意見が出ているそうです。
グラウンドの東側に白いフェンスが見え、ここに樹木の一部が移植されています。

これが移植された樹木。

一般に移植の際には枝を剪定しますが、これは余りに切られ過ぎに見えます。
植栽学の専門家・藤井英二郎先生(千葉大学名誉教授)によると、「強剪定」といって、必要以上に切ってしまっているといいます。
強剪定とは、太い枝を切りつめ、多くの枝や芽を切り落とすものです。
木へのストレスが大きく、枝が枯れるリスクもあるといいます。
また、その後に生えてくる枝は樹形を乱しやすいそうです。
新国立競技場のスカイデッキ「空の杜」から見た、神宮第二球場の跡。

野球場はすでに解体され、ここに新ラグビー場が建てられます。
球場の左は、貴重な樹林地である「建国記念文庫の森」。
新ラグビー場用地の工事現場の写真。

上側の写真(2024年)の、「建国記念文庫の森」の黄色い線で囲った部分までが新ラグビー場が建てられる所です。
下側の写真(2025年)では、用地の樹木が伐採・移植されてしまっています。
球場と「建国記念文庫の森」の間にある道(新宿区道)もラグビー場になり、先月廃止になってしまいました。
新ラグビー場は実はイベント目的の会場であり、客席数などラグビー場としての国際的な基準を満たしていません。
あれもこれも杜撰な再開発計画だと思います。
数十人が集まり、角井典子さんと大澤暁さんの説明で進められました。

外苑再開発では、秩父宮ラグビー場の跡に新野球場と高層ビルを作り、神宮球場の跡に新ラグビー場と高層ビルを作る計画です。

(上図の、下部の緑の点々が銀杏並木。
青い部分が現在の建物、ピンクの部分に新しい建物が建つ予定です。)
そのために多くの樹木が伐採されてしまいますが、事業者が高層ビルを建てたいというのが本質です。
ビルの収益によって、事業を成り立たせようという算段です。
銀杏並木と絵画館の間のグラウンド。

軟式野球やイベントが行われたりしていますが、ここは会員制のテニス場になる計画で、庶民は使えなくなってしまうでしょう。
少年野球の親たちからも反対意見が出ているそうです。
グラウンドの東側に白いフェンスが見え、ここに樹木の一部が移植されています。

これが移植された樹木。

一般に移植の際には枝を剪定しますが、これは余りに切られ過ぎに見えます。
植栽学の専門家・藤井英二郎先生(千葉大学名誉教授)によると、「強剪定」といって、必要以上に切ってしまっているといいます。
強剪定とは、太い枝を切りつめ、多くの枝や芽を切り落とすものです。
木へのストレスが大きく、枝が枯れるリスクもあるといいます。
また、その後に生えてくる枝は樹形を乱しやすいそうです。
新国立競技場のスカイデッキ「空の杜」から見た、神宮第二球場の跡。

野球場はすでに解体され、ここに新ラグビー場が建てられます。
球場の左は、貴重な樹林地である「建国記念文庫の森」。
新ラグビー場用地の工事現場の写真。

上側の写真(2024年)の、「建国記念文庫の森」の黄色い線で囲った部分までが新ラグビー場が建てられる所です。
下側の写真(2025年)では、用地の樹木が伐採・移植されてしまっています。
球場と「建国記念文庫の森」の間にある道(新宿区道)もラグビー場になり、先月廃止になってしまいました。
新ラグビー場は実はイベント目的の会場であり、客席数などラグビー場としての国際的な基準を満たしていません。
あれもこれも杜撰な再開発計画だと思います。