「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

送迎バス、 独り立ち (2)

2009年10月23日 17時56分02秒 | 介護帳
 
(前の記事からの続き)

 そして、 いよいよ デヴュー当日。

 緊張の連続で 作業に向かい、

 運転手さんにも 大いに教えてもらったり 助けてもらったりして、

 入念な予習のおかげで、 どうにかこうにか

 朝のお迎えを 済ませることができたのです。

 実際に現場に行って 利用者さんに会えば、

 以前乗ったことを 思い出すかと思っていましたが、

 それでも まるで思い出しませんでした。

 のみならず、 一緒に乗ってくれたはずの スタッフに聞いてみると、

 その人も 僕と乗った覚えはない と言うのです……! (@_@)

 何と、 結局は 主任のミスで、

 実際に乗ったことがない車を あてがわれてしまったのでした。 ( ̄□ ̄;)!!

 主任は謝っていましたが、

 浪費した 甚大な時間と労力を どうしてくれるんだ……! (`○´)

 帰りのお送りのときには、 車からなかなか降りられない、

 難しい対応の人がいるので、 主任が 同乗してくれることになりました。

 そうして、 苦い思いを感じながらも、

 初の独り立ちの送迎を、 無事に大過なく 終えることができた次第です。

 でも主任には、 これで新人も 未経験の車でも やればできるなどと

 思っては困ると、 釘を刺しました。  (^^;)

 あれだけの苦労を 今後の新人さんに させるわけにはいきませんし、

 僕も二度と することはできませんから。

 ところが、 その後に 独りで乗った車も、

 利用者さんの顔ぶれが 半分くらい新しい人に 入れ替わっていました。

(一人の利用者さんの期限は 半年で終わるので)

 またまた多大な努力をして、 予習をしなければなりませんでした…… (- -;)

 かなり 対応の難しい人もいましたが、

 経験者のスタッフに 対応の仕方を詳しく聞いて 段取りを整え、

 難局を乗り切ることができました。

 運転手さんにも 「優秀」 と言われ。  (^^;)

 運転手さんもとても親切に サポートしてくれますが、

 送迎は本当に 神経がすり切れます。