蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

都知事選、「浅野史郎氏立候補をどうみる?」―山家の隠居の藪にらみ!―

2007-03-09 02:07:29 | 時事所感
3月8日(木)晴れ。朝、久しぶりの零度。日中は暖。  

 思いがけなくも、拙ブログのコメント欄で、百々征夫様という方から「浅野史郎氏が立候補」したことについてどう思うかとのお尋ねをお受けしました。

 このことについて、私は、3月3日付けの『久々に痛快!「きっこの日記」-美しい東京にするために-』、のコメント欄で軽く触れたのですが、なかなかコメント欄まではクリックしてご覧になる方は少ないようです。
 確かに、拙ブログは本文自体が長めの方なので、その上さらにコメントまではということになるのかもしれません。
 私の方としては、今のところ戴くコメントが少ないので、つい嬉しくなって本文と同じぐらい力を入れて書いてしまうこととなります。
 それによって、本文で言い足りなかったことが、書けたり、コメント戴いた方の視点に刺激されて内容がより複眼的になるような様な気がいたします。

 そこで、今回は、コメント欄でお返事を書くのではなく、本日の本文としてお返事をかねて書かせていただくこととしました。

 もう何度も書いているように、石原夜郎自大都知事閣下には是非ともお引取り願いたいと言う思いは極めて切なるものがあります。後輩諸氏の大多数の思いもまたそうであるように仄聞しております。
 プライド高き都の管理職のお歴々が、頭ごなしに怒鳴られたり、書類を投げ返されたりとかと仄聞するたびに山家の隠居の血は、蟷螂の斧とは申せ熱く沸きあがるのでございます。

 過日、三番手として黒川紀章氏が立つと聞いて、先ずこれは面白いと思いました。が、しかしその立候補理由も今ひとつピント外れのようで、往年の大女優若尾文子様が、いくら楚々として涙ぐましくも頭を下げたとて、とても勝負は覚束ないとみました。

 そして、さんざん気を揉ませる振りして躍り出たのが、浅野氏という訳でございます。
 あれだけ辛口の“きっこ”様までぞっこんの惚れ込みようであります。

 ですが、山家の隠居の感想は、繰り返しになり恐縮ですが、
『浅野氏もなんだかんだきれいごとを並べていても、一期5000万円、三期で1億5千万円の退職金、しっかり懐に納めて、この間の宮城県の県債残高は、倍増とか。
 さる週刊誌で立ち読みしました。これを聞けば眉につばを付けたくなりませんか。
 おまけに民主党から打診されたときは、出ないといっておきながら、散々気をもたせた挙句のかっこうつけての出馬意向表明。これだけ見ても○○がでそうではありませんか。』ということでございます。

 これについては、さらに今朝の週刊文春の広告にも『浅野史郎前知事、(都知事選安倍政権打倒の切り札)二大事件「黒い報告書」 県の借金増やし、売り物「情報公開」でも疑惑職員の名前は明かさない。左遷された県幹部は自殺し、知事の言葉で殺人事件まで起こっていたー 』と、トップ見出し扱いで掲載されておりました。

 戦う前から、これでは 夜郎自大閣下と似たもの同士で、とても勝負になりますまい。

 そして何よりも東京都知事は同じ知事でも格段の相違があることは、自明ではないでしょうか。
 予算規模だけでも国家予算約82兆円に対して約13兆円もございます。都職員(警察官・教職員を含む)だけでも約17万人でしょうか。
 かって、革新の星、美濃部氏が都知事のとき、並みの大臣と同席はならぬ、総理大臣の次でないと嫌だと駄々をこねて周囲をこまらせたとかきいたことが、ございます。

 そんなお席にお着きになるには、失礼ながらつぶれかけたオムスビのようなお顔では、ちと役者不足ということではないでしょうか。

 今朝もスパモニでコメントしていましたが、そのまんま東氏の風を起こすには、意外性、話のおもしろさ、情熱がなくてはというようなことを言ってましたが、そのとおりだと思います。
 浅野氏には、この点についても物足りないのではないでしょうか。

 そして、同じアサスパで来週にも、もっと皆さんがびっくりする大物が出るのではと、思わせぶりなことを云っていましたが、それがどうやら、先ほどの、ヤフーのニュースによれば、タレント弁護士、丸山和也先生らしいご様子。

 さてこちらもいかがなものなのでしょうか、と思う次第でございます。