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十二支とは・・・巳年とは・・・

2013年01月03日 13時12分40秒 | 独り言・社会・ニュース

今年も早や3日、平成25年(2013年)はどんな年になるのでしょうか?
昭和時代には、明治は遠くなりにけり、と言われたのですが、今は、昭和は遠くなりにけり、と・・・

今年は、その昭和88年となり、昔ながらの正月らしい景色、風習や習慣もだんだん無くなってきました。
昭和10年ごろ、寺田寅彦は 「自分の子供等が今の自分ぐらいの年配になるころには、ことによるともう正月に雑煮を喰うという習慣もおおかた忘れられているかもしれない」 と随筆に書いています。

これが時代と言うものなのでしょう。
その速度が速いか遅いかは、別にしても、変わるのは必然として、人として、人間としての心を養う文化の火は消して欲しくないものです。

 

今年は、”みずのと 巳”と言うのだそうです。
干支(えと)は、十千と十二支を組み合わせた60を同期とする数詞です。
暦を始めとして時間、方位などに用いられ、六十千支とも云われています。

      

 

十二支の 「巳」 は植物に種子が出来始める時期と考えられ、草木の生長が極限に達して次の生命が作られ始める時期と解釈されています。

これを「へび」としたのは、無学の庶民に十二支を浸透させるため動物の名前をあてたものですが、順番や選ばれた理由は定かではありません。

干支が、日本に伝来時期は正確には分かりませんが、日本に中国の暦本が百済を通じて渡来したのは、554年とされています。
しかし、あの”のぼうの城”のある埼玉県行田市の古墳群の一つであり稲荷山古墳から出土した鉄剣には「辛亥年七月中記」とあり、「辛亥年」とは471年とする説があります。

ちなみに、日本の十二支には、猫がありませんが、ベトナムやロシアなどでは、うさぎをネコとしています。
また、イノシシも中国、韓国、チベット、タイなどでは豚となっています。



「へび」年は、どの国も蛇ですが、蛇は脱皮することから「復活と再生」を連想させ、また 餌を食べなくとも長く生きることから「神の使い」として崇められ、蛇神を祀っている神社があります。

蛇は、執念深いとされていますが、恩を忘れず、助けてくれた人には恩返しをすると言われています。

 しかし、蛇に関することわざには、あまり良いものはないようです。
  「蛇の道は蛇」    「蛇に見込まれたカエル」     「蛇の生殺し」
  「長蛇を逸する」   「蛇が蚊を呑んだよう」       「竜頭蛇尾」

今年、政権交代した日本には、その蛇年に打ってつけの「復活と再生」を期待したいのですが、それも前政権のように、竜頭蛇尾とならないようにして欲しいものです。