昨日も神さんのはしごをしました。
神さんのはしごは御利益がなくなると云われていますが、そこはお参りすることで御許しを願いたいものです。
住吉大社は、大阪では”すみよっさん”で有名で、特に太鼓橋(反橋)が新しくなり渡初式が行われた様子が、昨年テレビなどで報道されていましたので、それを見に行きました。
ということは、やはりお参りという純な気持よりも、物見遊山的と言われても仕方がないのですが・・・・
色々な角度から 反橋(太鼓橋)の姿
住吉大社は、20年ごとに本殿を新しく建て替える還宮を行っています。
来年(平成23年)が49回目の式年還宮祭がおこなわれますが、半世紀ぶりに反橋も建て替えられ、その来年が御鎮座1800年にもあたることから、天皇陛下から御下賜されたものです。
住吉大社は建築学的にも有名で、国宝に指定されている本殿は”住吉造り”として神社建築史、最古の様式です。
同時に、その建築様式も住吉大社だけの配置になっています。
第1本宮から第3本宮まで縦に、第4本宮が第3本宮の横に並んでいます。
この建築配置は、船団や戦争の隊列の並びと同じで、”魚鱗の備え”とか1社が開いくのは”鶴翼の備え”だそうです。
住吉さんは、全国2300余社の総本宮で、海上安全の守護神であり、和歌や農耕の神様でもあります。
住吉大社の横には、戎神社があり、厄除祈願の護摩祈祷、そえごまを、山伏が行っていました。
”えべっさん”は、関西でも大阪や阪神間が盛んで、その他の地方では、あまり盛んではないようです。
住吉さんには、天王寺から大阪唯一の路面電車の阪堺電車で行きましたが、そこから今宮戎には、南海電車の住吉公園駅から今宮戎駅に出ました。
阪堺電車 住吉大社鳥居前 本殿まで多くの人込みの今宮戎
9日は、宵宮、10日が本戎、11日は、残り戎で、この三日間が、この1年で一番の稼ぎ時(失礼)なのです。
今宮戎に着いたのは、午後3時半ごろでしたが、この時間にしては、例年より人出が一番多かったように思いました。
境内は、身動き出来ないほどの混みようで、一時は、入場制限をしていました。
景気が今一つパッとしない昨今、デフレ景気が一段と進行しています。
この暗い景気の中、少しでも良くなるように、お参りに来ているのは、賽銭の金額は下がっても、御利益だけは、多くを望んでの参詣なのでしょう。
かくゆう僕もその一人なのです。
ともかく、今年は、少しでも昨年よりは良い年でありますように願わざるを得ません。
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