日本の文化を語るものの一つに「茶の湯」があります。
湯を沸かしてお茶を飲む。
それだけのことなのですが・・・・400年を超える中で、「侘び」「寂び」と共にお茶を一番美味しく味わうため、「もてなしの心」を追及して延々と受け継いできました。
日常では、意識していなくても、至る所のに「茶の湯」の教えがあるようです。
この「こころ」は、今も商売にも生かされているものが多いようです。
茶の湯の心は、なにも茶室だけではないのです。
茶の湯を語るのに、「侘び」「寂び」を知らなくてはなりませんが、これを語るには、一冊の本が出来ます。
ともかく一口で表すと「侘び」はわびしいから生まれたもので「簡素な様子」で、「寂び」は錆から生まれたもので「劣化した様子」だそうです。
「茶の湯」の基本は「お客様の心をわが心とする」ことだそうです。
楽しさや喜びは自分だけで満足しているより、共に分かち合える人がいたほうが、大きく充実感を得ることができるということです。
そして、お客様が何を求め、どうして欲しいかを感じて対応し、気遣いは当たり前で自分のやり方や考え方を相手に押し付けるものではないのです。
間違っても「どうだ」という態度で見せつけるものでもなく、あくまでさりげなく、心使いのある気働きです。
つまり、押し付けがましくない優しさ、いつまでも包み込んでくれるような居心地の良さ、心の奥がほのぼのとあたたまる感じを目指したものだそうです。
「茶の湯」から生まれた言葉には「一期一会」とか「相手を活かす」「余情残心」「日々是好日」「守、破、離」「目にも見よ、耳にもふれよ、香を嗅ぎて、ことを問いつつ、良く合点せよ」などがあります。
かくいう僕は茶道など習ったことは全くありません。 ので茶道の本筋と外れているかもしれませんが、お許しを・・・・
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