戦後の社会を語る上で、新幹線が社会に与えた影響は、計り知れないものがあります。
1964年10月の開業以来、東海道新幹線は、半世紀を経てなお日本の大動脈として存在し、日本人の生活に欠かせないものとなっています。
その後、東海道新幹線に続けとばかりに、走行距離を増やし、その延長距離は、3150.3Kmにも及んでいます。(2014年6月現在)
円熟期に入ったとも言われている新幹線も、色々な課題を持ち、今後どのように変貌してゆくのか、そして社会に、ビジネスにそして日本人の生活にどのような影響を与えたのか、そして与えてゆくのでしょうか?
また、リニアの開通で新幹線、特に現在の東海道新幹線は、どうなるのか、そしてリニアが名古屋間が2027年に開通し、名古屋・大阪間は2045年の開通とかなり遅れての開通となり、大阪は衰退するのではとも言われています。
そして、2015年には北陸新幹線、2016年に北海道新幹線の新青森ー新函館北斗間が、2022年には九州新幹線の長崎ルート、2035年北海道新幹線の新函館北斗ー札幌間の開業が予定されています。
北陸新幹線ルート 北海道新幹線ルート
人口が減少する時代に入り、ビジネスとして新幹線は果たして、社会にメリットがあるのかデメリットが出てくるのでしょうか?
現在の新幹線やリニア新幹線の検証の前に、次回からは、来年開業予定の北陸新幹線と再来年春開業予定の北海道新幹線について、考えて見たいと思います。
(一部、洋泉社発行の新幹線ビジネス50年史を参考にさせていただきます)
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