去る2月14日、バレンタインの日に関東地方や東海地方では”春一番”が吹いたと気象庁が発表しました。
大阪もかなり強い風が吹いていたのですが、関西地方には、春一番は観測されなかったようです。
春一番が観測された地方とどう違うのでしょうか・・・
”春一番”と観測される条件があります。
2月初めの立春から3月の春分の日までの期間に日本海に進む低気圧に向かい南側の高気圧から10分間に風速8m以上の風邪が吹き、なおかつ前日に比べて気温が高いことが条件です。
では、この条件に大阪はどこが条件に合わなかったのでしょうか?
風向きが南風ではなく西風だったからと思われます。(正式な発表でなく、推測です)
なお、この発生条件とか認定基準というものは、地域・気象台によって多少異なるようです。
必ずしも毎年発生するものではなく、大阪の場合2013年3月」18日に、2014年は3月13日に春一番が観測されたと発表されたのですが、昨年2015年は、春一番は観測されていません。
この春一番の語源も色々あるようですが、一番古いところでは、安政6年2月13日(1859年)長崎県壱岐で出漁中、強風で船が転覆し、53人の死者を出し、それ以降、漁師らは、この強い南風を「春一番」と呼ぶようになり、このことが広く知られるようになったからと言われています。
秋には「木枯らし一号」(一番とはいいません)と呼ばれ、初めての冬型気圧配置での強風のことをいいます。 一号と一番の違いは何でしょうか・・・
ちなみに「春一番」の季語は、春ですが、その後も同じような強風が吹いて「春二番」「春三番」そして彼岸までに「春四番」もあるようですが、こうなればもはや季語とは言えないのではないでしょうか・・・
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