昨日、1月5日は、二十四節気の一つ”小寒”でした。
2月3日の節分の前日までを”寒の内”といって、1年でも寒さの厳しい時期なのです。
その中でも、1月20日の”大寒”は、最も寒さが厳しいとされています。
明日7日は、”人日の節供”(5節供の一つ)。
七草粥を食べることから”七草の節供”と言われ、”人日の節供”よりこちらの方がよく知られています。
古来 中国では、正月の1日を「鶏の日」、2日を「狗(犬)の日」、3日を「猪(豚)の日」、4日を「羊の日」、5日を「牛の日」、6日を「馬の日」として、それぞれの日には、その動物を殺さないようにしていました。
そして、7日目は人の日(人日)として犯罪者に対する刑罰は行わないことにしていました。
この日には、7種類の野草(7草)を入れた”あつもの”を食べる習慣があり、これが日本に伝わってきました。
一昨年に訪れた金沢 ”兼六園” F10号
日本でも粥にして食べるようになったのは室町時代以降で、江戸時代になって定着したようです。
江戸幕府の公式行事の五節句の一つで将軍以下全ての武士が七草粥を食べて人日の節供を祝いました。
この「人日の日」は、過去一年の厄祓いとこれからの1年の無病息災と招福を祈願する日とされていました。
七草粥は、万病除けと邪気祓いに良いとされています。
ちなみに五節句とは、1月7日の「人日の節供」、3月3日の「上巳の節供」、7月7日の「七夕(しちせき)の節供」、9月9日の「重陽の節句」です。
なお、1月11日は「鏡開き」です。
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