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鉄道ビジネスと経済 ⑪ -特急列車の副収入ー

2013年01月29日 19時06分50秒 | 鉄道のよもやま話

昨年12月9日に、特急列車は儲かるのか・・・と言うことを書きました。
JRでは、特急料金は、収入のほぼ1/4を占め、営業損益でもそのために黒字化もしくは赤字巾を縮小していることが分かりました。
つまり、特急列車を運行しなくては、JRとして商売が出来ないのです。

特急列車は、その運賃と特急料金が収入の柱であるのですが、それだけではないのです。
運転手や車掌以外のスタッフも副収入を稼いでいるのです。
車内販売は、鉄道会社の子会社の収益ですが、結果的に鉄道会社の収益になるのです。

その他、特急列車ならではの副収入として・・・・

1、乗車記念グッズ

寝台特急や観光特急を中心に、キーホルダーから時計まで様々な乗車記念グッズが販売されています。

 

 
   上記は寝台特急”トワイライトエクスプレス”と”北斗星”などの乗車記念。それ以外にストラップ、   
   キーホルダー、チョロQ、ボールペン、スポーツタオル、ネクタイピン、懐中時計などがあります。 
   当時は、その他にトワイライトのオリジナル食器(ディナー皿、スープ皿、ケーキ皿、コーヒーカップ
   シュガーポットなどもありました。
   


2、食堂車

今では、寝台特急の「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」「北斗星」にしか食堂車は連結されていません。
ディナーと朝食を提供しているこの売り上げはバカにはならないようです。
例えば、トワイライトの片道の売り上げは、100万円のもなるそうです。

  
  トワイライトエクスプレスの食堂車  僕が乗った時(2006年2月)の食堂車のメニュー
                         ディナーコースが12000円、右には会席弁当6000円と・・。

3、車内販売

車内販売の売れ時は、ビジネスマンの帰宅時間帯のビールとおつまみの売り上げが飛ぶように売れるそうです。
僕にも出張帰りの新幹線の中で呑むビールの味は格別という経験があります。
時間に数万円の売り上げの時もあるとか・・・・

4、特産物の販売

観光用特急では、停車時間が10分以上という駅もあり、そこでの地域の特産物を販売し、売り上げの何割かが鉄道会社に入るとか・・・・

副収入ではありませんが、最近は、観光用の特急を運行されている列車がJR九州にあります。
「観光」「空間」「楽しみ」をモチベーションに「はやての風」とか「A列車で行こう」とか趣向をを凝らし、観光旅行に彩りを与えて人気を博しているようです。



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