5月5日・・・こどもの日ですが、端午の節句とも言われ、”端午の節句”とはどのような意味があるのでしょうか・・・
”端午の節句”は「菖蒲の節句」ともいわれています。
強い香気で厄を祓う菖蒲やよもぎを軒に吊るし又は、菖蒲湯に入ることで無病息災を願いました。
もともと”端午の節句”は、中国の戦国時代(2300年前)が発祥とされていますが、日本でも奈良時代から続く古い行事です。
5月5日の端午の節句に鯉の吹き流しを立て、武者人形を飾って男の子前途を祝うようになったのは江戸時代からだそうです。
室町時代にも武家では5月5日の端午の節句に吹き流しを立てましたが、江戸時代に入って町人階級も紙で庭先に立て、男の子供が元気に育つようにと親の願いがこいのぼりに込められていました。
現在の五月人形は、日本独特の物のようです。 ちまき
では、発祥の中国は、どうなっているのでしょうか・・・
日本では、新暦の5月5日に子供の日として国民の祝日になっています。
中国は、今でも三大民族祭日(春節、端午節、中秋節)として旧暦で祝日となっています。
ということは、毎年端午の節句は、異なり、2018年は6月18日だったものだが、2019年は、6月7日です。
ちまきを食べるのは同じですが、ボートレースをすることが異なります。
それは、もともと中国の詩人屈原(くつげん)が仲間の陰謀から川で自殺をしますが、その時魚に食べられないように舟を出し、粽(ちまき)を投げつけて魚を追い払ったことが起源と言われています。
このボートレースは、中国の端午の節句が起源。 鍾馗さんは魔よけの神様です
2300年を経て、日本は日本の歴史、風習に従って変化してゆきましたが、中国はその昔の面影を踏襲しているのです。