オランダ、ベルギーとも立憲君主国で、この2国にルクセンブルグを加えた3カ国をベネルクス3国と呼ばれています。
この3カ国は、元々ネーデルランド(現在のオランダの正式国名)と呼ばれ、中世以降連合王国として統合されていました。
3か国は、親密な経済関係を維持し、1815年、ベネルクス経済連合を発足し、現在の欧州共同体(EU)の起源となりました。
その後、1830年にベルギーが、1890年にルクセンブルグが、それぞれオランダから独立して、現在の王国が出来ました。

ハーグにあるオランダの国会議事堂 ここでオランダのバルケネンデ首相と会いました。気さくに手をふってく れました
オランダの首都は、我々はアムステルダムと知っているのですが、これはあくまで憲法上の首都であって、実際に王宮があり国会議事堂など政庁があるのは、ハーグなのです。
実は、これも旅行して始めて知りました。
ヨーロッパの歴史は、宗教の歴史でもあるのです。
その宗教で、戦争したり、分割したり、統合したりしたのですが、日本人には、知識も乏しく、理解できないことが多くあります。
そこに、キリスト教だけではなく、それまでのユダヤ教、それ以降にできたイスラム教などは、今でも世界を動かしています。

アムステルダム中央駅 東京駅のモデルだそうです。 今、工事中でした。
ホテルの窓から・・・・・国旗は、どのビルにも、広場にも掲げてあります。
日本では、あまりにも少なく、もっと国旗を大事にしなくてはと痛感しました。
一般的に、オランダにはプロテスタントが多く、ベルギーは、カトリックが中心であったのが、両国の分割の理由だったのですが、今は、どちらもお互いに尊重し合い、オランダにもカトリックの人が多くなったそうです。
オランダには、売春を認める法律(飾り窓の女は今も健在です)や大麻を買うのを認める法律(売るのはダメだそうですが・・・)それに、同性婚を認める法律など、日本とは違う法律があり、それには色々条件があるにしろ、かなり開かれた社会とも思われます。
そのために、犯罪が増えたとか、病気が増えたということはないそうです。
オランダの社会では、禁止すればするほど、逆に隠れた犯罪が増えるということで、敢えて門戸を広げているということです。
オランダ ベルギー
国 名 ネーデルランド王国 ベルギー王国
公用語 オランダ語 オランダ語、フランス語、ドイツ語
政 体 立憲君主国 立憲連邦君主国
面 積 41,526㎢ 30、528㎢
人 口 1600万人 1065万人
(参考 九州の面積 42、190㎢)