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徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

オランダ、ハーグへ 「シーボルト博物館」 ⑦

2011年05月27日 08時49分35秒 | オランダ・ベルギー旅行

花の楽園「キューケンホフ公園」を後にして、オランダの王宮や国会議事堂のあるハーグに向かいました。

ハーグには、今回の目的の一つ「マウリッツハイツ美術館」があります。
途中、ライデンにある「シーボルト博物館」に寄りました。

   
  シーボルト博物館 (シーボルトの旧宅です)   

1823年、鎖国時代の日本の対外貿易の窓口であった長崎の出島へオランダの商館医として赴任しました。
シーボルト自身は、ドイツ人なのですが、国籍を偽っていました。

オランダ商館長の江戸参府に随行し、道中を利用して日本の自然や生活の研究をし、それらをオランダに送り、日本紹介し、日本学の祖として、ヨーロッパで名声が高まりました。

ここ「シーボルト博物館」には、その時、収集した日本の動植物の見本や、生活道具など、今では日本でも貴重な品が陳列されています。

帰国する時、日本地図を持ち出し、スパイ容疑で捕まり、国外追放されます。
これがシーボルト事件として有名ですが、その後罪が許され、再び日本を訪れています。

いずれにしても、日本をオランダだけにとどまらず、ドイツやロシアなどヨーロッパ全体に紹介しました。


アムステルダム観光 「キューケンホフ公園」 ⑥

2011年05月24日 16時20分04秒 | オランダ・ベルギー旅行

オランダと言えば、「風車」と「チュウリップ」が浮かびます。
17世紀はチュウリップ狂時代とも云われ、オランダの球根は世界中から求められ、その球根の聖地ともいえるのが、「キューケンホフ公園」です。

ここの開園期間は、3月から5月までに限定されています。
開花のタイミングは季節頼みのところがありますが、そこは名だたるオランダの観光名所であり、開花の種類や数は限定されますが、球根を温度管理して、絶やさないようにしているそうです。

広大な敷地には色とりどりの花が咲き乱れる花畑の他に、大きな温室も複数あり、その中も色々な花が観賞できます。

チューリップの楽園「キューケンホフ公園」

 

   

   


アムステルダム観光 「運河めぐり」 ⑤

2011年05月23日 15時28分40秒 | オランダ・ベルギー旅行

 オランダの首都 アムステルダムは、アムステル川に築かれたダム(堤防)という名の通り、アムステルダム中央駅を中心に多くの運河が扇場に広がっています。

ここは、17世紀、東インド会社の本拠地のある貿易港として栄えました。

運河めぐりのクルーズの乗船場は、アムステルダム中央駅のそばにありました。
この駅は、東京駅のモデルになったことで有名ですが、現在駅の周辺は工事中で、外観が乗船場からも船からも、うまく見ることが出来ませんでした。

   
                   アムステルダム中央駅            

運河から見る街並みもおもちゃを並べたようで、狭い運河や広い運河、そこには多くの橋がかかっており、跳ね橋や太鼓橋のような橋もあり、橋の欄干には自転車が一杯駐輪しており、この光景は、まさに日本にはないものでした。

オランダの街は、自動車よりも自転車に気を付けて歩かないといけないということです。
その事は、また後日に・・・・・

 

アムステルダムの住宅事情は厳しいものがあり、昔から運河での、水上生活者が船を連ねて止まっています。

この水上生活は2007年からは認められていませんが、それまでの生活している人は、船を動かさないという条件で住民票もとれ、水道、電気も通っています。
そのためか、船も植木を置いたりして街の外観を損なえることのないように工夫されています。

オランダ到着して、2日目(実質は初日ですが・・・)も終わり、明日はいよいよ、チュウリップを見に行きます。
果たして、チュウリップは、まだ咲いているのでしょうか??? 

 


アムステルダム観光 「ザーンセ・スカンス」 ④

2011年05月22日 11時15分26秒 | オランダ・ベルギー旅行

国土の4分の1が海抜0m以下のオランダ。
一時は全土の9000基あったといわれるだけに、風車はオランダを代表する存在する風景です。

それが、今は900基ほどとなり、大切に保存されています。
「ザーンセ・スカンス」は、伝統的な家屋と風車が移築されて、民俗村といった雰囲気があり、田園風景が広がっています。

敷地内には、チーズの製造過程が見学できるチーズ工房があり、ここでは試食が出来ます。
それ以外にも木靴の博物館やオランダ時計博物館、ベーカーリー博物館などがあり、土産物屋やレストランもあります。

この日(5月9日)、駐車場に入るのに、規制がかかり、バスの中で待たされました。
というのは、ちょうど、僕らのバスの前に車が数台列をなして止まっており、様子が物々しく、その中の1台に、タイの王女が乗っていたようです。
どうやら、タイの王女一行がここに見学に来ていたようです。

  


  


アムステルダム観光 「国立博物館」・・・・・③

2011年05月21日 15時07分33秒 | オランダ・ベルギー旅行

今回の旅行は、お花と絵画とグルメがキーポイントです。
初日、といってもアムステルダム到着は、出発当日の15時30分で、機内食後だったので、ホテルに到着後は即就寝しました。

翌日5月9日は、まず国立博物館を見学しました。
多くの博物館、美術館は、撮影禁止で、ここもご多分にもれず、撮影は禁止でした。

 
      国立博物館                       正面                    

ここの目玉は、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」とレンブラントの「夜警」です。
フェルメール
は、後で訪れるハーグにあるマウリッツハウス王立美術館にある「真珠の耳飾りの少女」も有名ですが、ここの「牛乳を注ぐ女」も日本に来たことがあります。

             

窓から注ぐ光を描くことで、室内の様子の細部と生活をも浮かび上がらせ、宗教画から風俗画に作風を転じたとされる作品です。
釘、一本についても、諸説があるようです。

レンブラントは、オランダを代表するバロック画家で、光と影を巧みに使った作品を多く残しています。
特に「夜警」は、世界5大名画の一つだそうです。
今までの集団肖像画にドラマ性を持たせたのが、レンブラントで、「デュルブ博士の解剖学講義」で一躍有名になった画家です。

  
   レンブラント   「デュルブ博士の解剖学講義」 と 「夜警」                   

国立博物館を出て、これぞオランダという風車のあるザーンセ・スカンス観光に行きました。
詳しくは、後日に・・・・・・

                        ☆ 上記 作品は、ウエブから借用しました。


オランダとベルギーとの国情は・・・・・②

2011年05月19日 16時19分36秒 | オランダ・ベルギー旅行

オランダ、ベルギーとも立憲君主国で、この2国にルクセンブルグを加えた3カ国をベネルクス3国と呼ばれています。

この3カ国は、元々ネーデルランド(現在のオランダの正式国名)と呼ばれ、中世以降連合王国として統合されていました。

3か国は、親密な経済関係を維持し、1815年、ベネルクス経済連合を発足し、現在の欧州共同体(EU)の起源となりました。

その後、1830年にベルギーが、1890年にルクセンブルグが、それぞれオランダから独立して、現在の王国が出来ました。

  
                      ハーグにあるオランダの国会議事堂                                         ここでオランダのバルケネンデ首相と会いました。気さくに手をふってく れました

 

オランダの首都は、我々はアムステルダムと知っているのですが、これはあくまで憲法上の首都であって、実際に王宮があり国会議事堂など政庁があるのは、ハーグなのです。
実は、これも旅行して始めて知りました。

ヨーロッパの歴史は、宗教の歴史でもあるのです。
その宗教で、戦争したり、分割したり、統合したりしたのですが、日本人には、知識も乏しく、理解できないことが多くあります。

そこに、キリスト教だけではなく、それまでのユダヤ教、それ以降にできたイスラム教などは、今でも世界を動かしています。

 
 
    アムステルダム中央駅 東京駅のモデルだそうです。 今、工事中でした。
    ホテルの窓から・・・・・国旗は、どのビルにも、広場にも掲げてあります。
     日本では、あまりにも少なく、もっと国旗を大事にしなくてはと痛感しました。

一般的に、オランダにはプロテスタントが多く、ベルギーは、カトリックが中心であったのが、両国の分割の理由だったのですが、今は、どちらもお互いに尊重し合い、オランダにもカトリックの人が多くなったそうです。

オランダには、売春を認める法律(飾り窓の女は今も健在です)大麻を買うのを認める法律(売るのはダメだそうですが・・・)それに、同性婚を認める法律など、日本とは違う法律があり、それには色々条件があるにしろ、かなり開かれた社会とも思われます。

そのために、犯罪が増えたとか、病気が増えたということはないそうです。
オランダの社会では、禁止すればするほど、逆に隠れた犯罪が増えるということで、敢えて門戸を広げているということです。

                 オランダ                ベルギー               
   国  名       ネーデルランド王国           ベルギー王国    
   公用語       オランダ語                 オランダ語、フランス語、ドイツ語
   政  体       立憲君主国                立憲連邦君主国
   面  積       41,526㎢                30、528㎢
   人  口       1600万人                 1065万人
                                (参考 九州の面積 42、190㎢)

 


旅行から帰ってきました。  ①

2011年05月18日 13時24分44秒 | オランダ・ベルギー旅行

昨日の朝、オランダ、ベルギー旅行から帰ってきました。
8日の朝、KLMで出国し、約12時間の飛行で、現地時間で同日の午後3時15分、定刻にアムステルダムのスキポール空港に到着しました。

この時期、(4月末~5月始め)オランダは、花の季節でチュウリップが盛りです。

そして、オランダが誇るフェルメール、レンブラント、ゴッホの絵画が集う美術館巡りも、今回の旅行の目的です。

オランダもベルギーも、ヨーロッパの歴史と宗教に深くかかわり、その建造物も見逃せないものが多くあります。
ヨーロッパの歴史や宗教について、知識のない僕ですが、それらの一端でも見聞き出来ればと思います。
特に、オランダは、シーボルトを通じ日本とも深く関わりがある国です。

旅行にはハプニングがつきもので、そのハプニングも旅行の思い出の一つとなります。

今回、14日、ベルギー、ブリュッセルでゲイパレードがありました。
オランダもそうですが、この国は同性婚が認められており、それの理解を深めるためという趣旨だったようです。



今回の旅行の内容については、追々と日にちを追って、掲載してゆこうと思っています。