1966年にメジャーデビュー前のヴェルヴェット・アンダーグラウンドとアンディ・ウォーホールがアセテート盤で制作した貴重な音源が 『Unripened』 =通称「緑バナナ」盤として近年発掘CD化されましたが、今度は1967年4月にNew Yorkの「The Gymnasium」で行われた幻のセッション音源が、同レーベルからオフィシャル発売されました。
少し前に同セッション音源がブートレッグでもリリースされて話題となりましたが、本作ではそのブートに収録されていたものより「GUESS I'M FALLING IN LOVE」と「BOOKER.T.」の2曲多い全6曲収録されている点がミソであります。
音質も良好で、なによりも過去にニューヨーク・タイムズ誌で「最も重要なバンドの最も重要な音源」といわれた幻のセッション音源だけに、こうして手軽に聴ける形でパッケージ販売されたことは大歓迎ではないでしょうか。プロデュースはアンディ・ウォーホール、ジャケットはThe Warhol Organisationによるもの。VUファンであれば、本作は持っていて損のない一枚だと思います。オススメです。
◎THE VELVET UNDERGROUND 『PSYCHEDELIC SOUNDS FROM THE GYMNASIUM』 (XTVCD-144)
01. I'M NOT A YOUNG MAN ANYMORE
02. GUESS I'M FALLING IN LOVE
03. I'M WAITING FOR THE MAN
04. RUN, RUN, RUN
05. SISTER RAY
06. BOOKER.T.
これ僕も買いました。このレーベル、結構侮れないですね。さらなる続編が期待できますね、楽しみです。
実はあまり期待しないで購入した本作でしたが、
聴けば聴くほど熱い演奏が身体の中に染み込んで来て、
気がつけば音のカオス状態のなかに飲み込まれておりました。
これは侮れない音源です。買って正解ですね。