廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★戸川昌士著 「やられた!猟盤日記」

2006年04月29日 | BOOK
 
またしても、すっかりご無沙汰してしまいました(笑)
気がつけば四月ももう終わりにですね。月日が経つのは本当に早い。

先日(といってもだいぶ前になるが)新宿タワレコの書籍コーナーをブラブラしていたところ、目にとまったのが本書でありました。戸川昌士さんの『猟盤日記』シリーズの第四弾ですね。奥付をみると発行日は「2005年12月22日初版」と書かれて下りましたので、うーむ、4ヶ月近くも発売されていたことに気がつかなかった訳であります(苦笑)。

この『猟盤日記』シリーズですが、その昔、今はなきブートレッグ情報誌『GOLD WAX』に連載されていた頃より愛読しておりました。単行本化された第一弾から第三弾までは、ほぼリアルタイムで購入しておりましたが、前述の雑誌『GOLD WAX』が休刊(※事実上の廃刊なんでしょうけど、笑)となってしまったため、単行本化の発売情報が入りづらい状況になっておりました。その後は雑誌『ロック画報』に連載しているページで名前をみるぐらいで、うーむ、戸川さん、元気に古本屋稼業を続けているのだろうかと半ば心配しておりましたが、本書を読んだ限りでは、経営は楽ではないものの(※余計なお世話ですよね、失礼しました!)商売は無事続けていらっしゃることが判りましたので、現在では少し安心しております(苦笑)。

肝心の本書内容ですが、相変わらずの毒舌ぶり健在ですし、レア盤の話も満載ですので、この手の話が大好きな方には是非オススメしたいですよね。僕はレア盤の内容そのものよりも、街の古本屋「ちんき堂」の日常といいますか、その悪戦苦闘ぶりを読むのが楽しくてシリーズ最新刊が出るたびに購入し続けております。実は僕も将来はこの「ちんき堂」のようにマニア向けの『廃盤CD&レア本』店を開きたいと考えておりますが、本シリーズを続けて読めば読むほど「うーむ、やっぱりこの手の商売は自分ではしない方がいいのかなあ~?」という気になってきてしまうから困りものです。夢もへったくれもありません(苦笑)。

でもこの手の本はやっぱり読むと面白いので、今後もシリーズ単行本化は続けていってもらいたいですね。毎回、出版社が変わっているのが書店でも探しにくい原因の一つだと思いますが、まあ、販売部数を考えるとやっぱり同じ出版社から発売し続けるということは厳しいんでしょうかねえ。版元にとって売れない本ほど取り扱いに困るものはないですからね(苦笑)。
無事、シリーズ第五弾が発売されることを祈っております!!

※発行・東京キララ社、発売・三一書房、定価(本体価格1600円+税)



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