道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

ボーデ美術館(ベルリン・博物館島)

2009年02月13日 | 美術道楽
ベルリン滞在中には,博物館島のはずれにあるボーデ美術館に行きました。
ボーデ美術館は2006年に全面再開したそうでして,再開後初めての訪問です。以前1994年に行った時はあいていた記憶はありますが,見学する気力と体力がなくなっていましたし,1998年に行ったときは改修中で,2階のカフェだけがあいていた記憶です。
ペルガモン博物館や旧博物館の見学で力尽きてしまい,ボーデ美術館は入るだけになってしまうという見学スタイルは今回も同じでした。
入ってすぐのところにあるフリードリッヒ・ヴィルヘルム大選帝侯の騎馬像



彫刻やビザンチン芸術,貨幣コレクションが有名な美術館ですが,上にも書きましたように疲れていましたし,中で迷ってしまったこともあり,きちんと見たのはドイツの有名な彫刻家リーメンシュナイダーの作品程度でした。リーメンシュナイダーは,ローテンブルクの聖ヤコブ教会の聖血祭壇の作者として有名ですが,ボーデ美術館にあったのは,「竜と戦う聖ゲオルク」です。


ほかにもリーメンシュナイダーの作品だけは沢山写真におさめました。






ボーデ美術館で忘れてならないのは,優美な円形の建物それ自体と2階にあるカフェのコーヒーカップの巨大さです。3回も訪れて,毎回このコーヒーカップで飲んでいます。私にとっては,展示物よりもコーヒーカップの大きさが印象に残る美術館です。