道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

根津のたいやき(根津)

2008年04月30日 | 食道楽
昨日,根津神社の帰りに,「根津のたいやき」に行きました。やはり長い行列です。しかも一人で20個くらい買う人がいると,たちまち列が進まなくなります。
真偽不明ですが東京に3大たいやきというのがあるやに聞いたことがあります。人形町の柳家,四谷のわかば,麻布十番の浪速屋総本店の3つらしいのですが,私は人形町の店については聞いたことがなく,「根津のたいやき」がその中の一つかと勘違いしていました。

「根津のたいやき」ですが,あまりに並んでいる人が多かったせいか,以前に食べたときよりもあんが少し少なかったように思いました。しっぽのところのあんが少なかったです。3つ買って1つはその場で食べ,2つを自宅に持ち帰りましたが,やはり焼きたてのパリパリ状態で食べるのが,最もおいしいですね。

こちらがたいやき屋




こちらはたいやきそのものです。




根津神社のつつじ

2008年04月29日 | 風流道楽



毎年,この時期には根津神社のつつじを見に行きます。今年は4月中旬からオペラを3つも見たこともあり,今日まで根津神社に行くことができませんでした。
例年ならつつじが見頃の時期なのですが,今年は花が咲くのが早く,既に散ってしまったつつじも多かったようです。本来なら,一面,赤,白に咲き乱れるはずなのですが,既に緑色にかなり変わっていました。
つつじを見るのにはラストチャンスになるからなのでしょうか,ここもまた「人大杉」状態でした。
普段ならお参りをして,厄よけの粽を買って,出店に寄ってというところなのですが,今日はあまりにも混雑していたので,心の中でお参りをして,出店もよらずに退散しました。近辺では文京区の古い建物の絵を描いた絵はがき等も売っているのですが,今回はそこにもよらずに帰りました。
来年は見頃の時期に,朝早く出かけたいと思います。




これは以前に2005年に撮影した根津神社のつつじです。





次は2004年に京都の蹴上で撮影したつつじです。



英語が使えない

2008年04月28日 | ドイツ語
普段,外国語を全く使わない仕事をしている私でも,日本に滞在しているドイツ人と会う機会も稀にあります。いつも実感するのは,自分が話したいことを話すだけになってしまい,何人かで会話をしていると突然会話の流れから取り残される瞬間のあることです。

こうした機会とは別に,先日,パーティーの場でとある外国の偉い方とお会いする機会がありました。ドイツ語はそれなりに使えるつもりではありましたが,その場での公用語は英語。普段,ドイツ語を使いこなす他の日本人の参加者も英語を使っていました。私は普段にもまして寡黙となり,話題にほとんどついていけない状態でした。

やはり英語をもう少し話せるようにしておくべきだったと後悔しました。

COLLINA PICCOLA(原町)

2008年04月27日 | 食道楽
大久保通り,抜弁天通りと夏目坂の交わるところにあるイタリアレストラン,COLLINA PICCOLA(コリーナ・ピッコラ)でパスタランチを食べました。4種類のパスタの中からあさりと貝柱のトマトソースのパスタを選びましたが,サラダ,コーヒーがついて950円です。お手軽な値段で楽しむことができました。150円追加すれば,デザートもつけられます。昼はとても混んでいるようです。今度,夜にアラカルト形式で食べたいと思います,

コリーナ・ピッコラという名前はなかなか覚えられず,いつもポリーナ・セミオノーワ(ロシア出身の天才バレリーナ)という名前とよく間違えて発音してしまいます。

ザルツブルク音楽祭制作・フィガロの結婚(上野・東京文化会館)

2008年04月26日 | オペラ道楽
昨日,上野の東京文化会館でザルツブルク音楽祭制作のオペラ,フィガロの結婚を見ました。
ザルツブルク音楽祭といえば,ロシア出身のスター歌手,アンナ・ネトレプコをすぐに思い出します。ネトレプコは「フィガロの結婚」のスザンナも歌っていたはずです。
といっても,今回は「ザルツブルク音楽祭制作」のオペラというだけであって,もちろんネトレプコが出るはずもありません。歌手もオケもザルツブルク音楽祭とは違うのに,これでザルツブルク音楽祭を冠してよいのかという指摘もあったように記憶しています。

今回は演目も「フィガロの結婚」でしたので,演出を中心に見ることにしました。伯爵の小姓ケルビーノの分身である天使ケルビム(台詞はありません。)が,演出によって作り出され,ケルビムが狂言回しの役を演じています。ケルビムは,本来は智天使で,男性の性愛を抑制する理性の象徴なのだそうですが,劇では愛を司る働きで,他の登場人物をマリオネットのように動かすなどして働きかけます。大団円の場面ではケルビムは誰からも相手にされなくなり,本体のケルビーノが舞台の上に倒れる中,舞台から去って行きます。ケルビムは舞台に姿を現さない場面も多く,姿を現しても,本来ケルビムなしでも登場人物の心理は分かるのに,あえて登場したりと,今ひとつ中途半端な役割という印象を受けました。最後に舞台を去るのも,この展開なら当然かという気もします。

演奏は個人的には今ひとつインパクトにかけていたように思いますが,今回は舞台劇のオペラということで,素直に笑い,楽しむことができました。

平日の18時スタートというあまり条件のよくない時間帯ではありましたが,盛況だったようです。スポンサーのAudiさんも頑張っておりまして,豪華な車を展示していましたし,Audiさんの招待客には,いかにもセレブという感じの専用のカウンターまでもうけた上,お土産まで用意していました(中身は何なのでしょうか。関係のない私も気になります。)。

玉屋のいちご豆大福(牛込柳町)

2008年04月25日 | 食道楽
牛込柳町の交差点の近くの玉屋でいちご豆大福を買いました。玉屋の曙橋,四谷三丁目の各店舗は毎日の通勤兼ウォーキングの途上にあります。玉屋はいちご豆大福の元祖の店だそうです。
豆大福それ自体,塩味がきいており,もち感のあるおいしい食べ物です。そこに本来場違いなはずのフレッシュないちごが入りこんでいて,おいしかったです。いちご豆大福も元祖のものを食べるとおいしいようです。

ルノワール+ルノワール展(渋谷Bunkamura)

2008年04月24日 | 美術道楽
画家オーギュスト・ルノワールと映画監督ジャン・ルノワールの親子についての展覧会が東急Bunkamuraで開催されています。先日,オペラを見にいったついでにこちらの美術展も見ました。

息子のジャンについては何も知らなかったのですが,監督として製作した映画の中には,父のオーギュストの絵から影響を受けた作品があるということを知りました。オーギュストの「スペインのギター弾き」に影響を受けた映画「黄金の馬車」とか,同じくオーギュストの「ぶらんこ」に影響を受けた「ピクニック」とかがその例です。ジャンの映画「草の上の昼食」に至っては,名前こそマネの絵画からとっていますが,その内容は父オーギュストの作品のオマージュとのことです。
「田舎のダンス」「女優ジャンヌサマリーの肖像」等,オーギュストの作品を中心に見ても,十分に楽しめる内容でした。

都路里の抹茶パフェ

2008年04月23日 | 食道楽
相変わらず京都シリーズです。今日は,宇治茶で有名な辻利(つじり)が経営する喫茶「都路里(こちらも,つじりと読みます。)」の抹茶パフェです。
抹茶のアイス,寒天等のふんだんに入ったパフェでした。抹茶味のアイスがとてもおいしいです。甘みも控えめで,胃がもたれないところがうれしいです。

ちなみに汐留や大丸東京店にも喫茶「都路里」はあるそうです。

森嘉の飛竜頭

2008年04月22日 | 食道楽
森嘉(もりか)は嵯峨野の清涼寺の近くにある豆腐の有名な店です。何でも川端康成の小説にも取り上げられていたと聞きましたが,どの小説かも知りません。

森嘉の豆腐は一度,湯豆腐で食べる機会がありましたが,やはりおいしかったという記憶があります。

先週の伊勢丹の物産展で,森嘉の豆腐を買って湯豆腐を食べたいと思っていたのですが,残念ながら豆腐は売っておらず,飛竜頭と油揚げのみを売っていました。

というわけで,飛竜頭を買いました。「ひろうす」と読みます。単なる「がんも」とは少し違います。どう違うかといいますと,中身に百合根等の具材が豊富に入っているのと,宴会の席等に単品料理で出されるといった違いです。昔,京都にいた時,とろみのついたあんのかかった「ひろうす」がよく宴会の料理に出ていたことを思い出しました。

写真は「ひろうす」を相方が料理してくれたものです。器も偶然ですが,たち吉のものです(四条通りにたち吉の店があります。)。


ヴェルディとは

2008年04月21日 | 衒学道楽
VERDI: Vittorio Emauele Re D’Italia
19世紀の統一イタリアの初代国王である「ヴィットリオ・エマヌエル(2世)イタリア国王」の頭文字をつなげると,奇しくもVERDIとなります。
ヴェルディの生きた時代はまさしく分裂していたイタリアが統一を果たす時代でした。イタリア統一運動(リソルジメント)の高揚と共にヴェルディのオペラももてはやされたのでした。その最たるものが,「ナブッコ」で捕虜達の歌う「行け,我が想いよ,金色の翼に乗って」です。

アイーダが初演されたのは,既にイタリアも統一し,さらにエジプトではスエズ運河も開通した後の1871年のカイロです。大成功のうちに初演が終わったそうです。ヴェルディは時代の寵児としてもてはやされた作曲家でした。

写真は20年以上も前に私がエジプト旅行にいったときのものです。色が褪せていてすみません。

アイーダ(渋谷Bunkamura・オーチャードホール)

2008年04月20日 | オペラ道楽
昨日,東急Bunkamuraのオーチャードホールでヴェルディのオペラ,アイーダを見てきました。
演出は,前衛的な演出で有名なドイツ人ペーター・コンヴィチュニーです。既にコンヴィチュニー演出の「魔笛」,「皇帝ティトゥスの慈悲」,「タンホイザー」と続けて見ていたので,今回も期待も高まります。

舞台は,ソファーとドア一つだけの部屋の中です。
第1幕は舞台の変化はほとんどなく,ラダメスが剣を授けられる際に,神官に促されて巫女と交わるような動きをした程度でした。第2幕の凱旋の場面は,本来であればおびただしいエキストラを動員して演じられる場面なのですが,メインの登場人物のみで演じられました。ホームパーティーような場面の中で人物の動きが展開されます。ここでも神官が王女アムネリスと交わるような動きをしています。また,奏者が,Boxを飛び出して演奏していたのもコンヴィチュニーらしかったです。第3幕はエジプトの風物が投影されたほかは,特に大きな演出はありませんでした。第4幕では,石牢の中に生き埋めにされることになったラダメスの背景に映し出されるのは,現代の東京と思われる夜景(芝浦や港南の方から陸側を移した夜景でしょうか。)でした。現代の東京は,石牢と言いたいのでしょうか。最後に王女アムネリスが死神として,アイーダとラダメスの双方の手を握って登場しているのが興味深かったです。

感想ですが,演出が第2幕にやや気を衒うようなものが見られたほかは,以外に普通の演出だったことに驚きました。現代のヨーロッパのオペラハウスにおいて演じられるオペラの演出としては,突飛なものではなありませんでした。登場人物が1人又は2人で語る場面は,あまり演出のしようがないといえばそれまでですが,コンヴィチュニーの演出は決して奇抜なことばかりするのではないのだということを改めて認識しました(ただし,そうすると,第2幕の演出のみが突出してしまうという問題はあるのですが・・・)。

とまれ,演出もさることながら,何といってもオペラの基本となるオケ,歌手,そして合唱がよかったので満足することができました。舞台の最後には,何とコンヴィチュニー本人までステージにあがっててきてくれるといううれしいハプニングもありました。最後になりましたが,いつもオーチャードホールに行きますと,観客が列に割り込みをしたりと,観客のマナーがあまりよろしくないのが,やや気になるところです。

和菓子「栄光堂」(若松町)

2008年04月19日 | 食道楽
家の近くの和菓子屋栄光堂で団子を買いました。きちんと和菓子を手作りで作っていることが伝わってくる店です,お店の中には,お茶をしながらお菓子を食べるスペースもあります。
醤油味の団子は,甘さ控えめで醤油味がきいていました。

正月には鏡餅をここで買いましたし,5月には柏餅を買いたいと思います。

オペラチケット後編

2008年04月18日 | オペラ道楽
10月のコシ・ファン・トゥッテは,違う日を選んだ相方の分のチケットも手配することができました。しかし,D席,C席でも相当な出費。ため息がでます。
ドイツでオペラを見ていた時は随分とやすかったのに・・・

公演はだいぶ先ですが,オペラの感想等はまた紹介したいと思います。


祇園いづう

2008年04月17日 | 食道楽
相も変わらず伊勢丹の京都歴代のれん市で買った品です。鯖ずしです。

しばらく前にも伊勢丹で京都展があり,その際には,下鴨神社の近くの「花折」の鯖ずしを買いました。また,京王デパートの駅弁展では鳥取県米子市の「吾左右衛門寿し」を買いました。

鯖ずしはいろいろありますが,皆それぞれに違います。

「いづう」の鯖ずしは大きさの割に値段も高く感じられました。驚いたのは包み紙のはんなりとしていること。都をどりの時の装飾に用いられるような赤い丸のマークの包み紙が上品です。次に驚いたのは,巻いてある昆布をはがして捨ててしまうことです。もったいない気もします。味は,酸味が強く,鯖の脂もかなりのっていまして,あまり大きくなくても十分にお腹は一杯になりました。
鯖ずしはシンプルな料理ですが,ヴァラエティーに富んでいます。

グリューワインのカップ

2008年04月16日 | 日常の道楽
私のコレクションは,ドイツのクリスマス市で出されるグリューワインのカップです。
グリューワインというのは,ワインに砂糖と香料を加えて温めたもので,ドイツのクリスマスの風物です。これを飲むとマイナス20度の屋外でも身体が暖まります。グリューワインは,その都市ごとに,しかもその年ごとに作られるカップの中に入れて売られています。客はカップの料金まで含めて買い,カップを返還するとその分の料金が戻ることになっていますが,カップを記念としてそのまま持ち帰る客も多いのです。
私も今までにクリスマスの時期を3回ドイツで過ごしまして,その期間にグリューワインのカップを集めました(酒に弱いので,交渉してカップだけを買ったこともあります。)。既に30個以上は集めました。写真はドレスデンのものです。そろそろ,新しいものを仕入れたいのですが,クリスマスの直前の時期にドイツに行かないとだめなので,なかなか思うように集められません。
もっとも,最近では日本でもクリスマス市が開かれています。札幌と大阪が有名ですが,昨年は六本木の森ビルでも開かれました。