Goldpfeilの製品の販売をル・プレリーという会社が始めたという案内の葉書が来ました。
とはいえ,Goldpfeilにつきましては
Egana Goldpfail Europe(Holdings) GmbH
Egana Goldpfeil Accesoires GmbH
Egana Goldpfeil Deutschland GmbH
の3つの有限会社につきましては,ドイツのヘッセン州のOffenbach区裁判所で倒産手続が進行中です。こちらにつきましては,残念ながら倒産計画(Insolvenzplan)による再建が進んでいるとも,倒産手続の廃止決定がされたとも聞いておりませんでした。今回,改めてドイツの倒産手続に関するデータベースで調査してみましたが,やはり倒産手続に格別の進行はないようです。
不思議に思いつつ,wikipediaで検索をかけてみますと,何と驚愕すべきことにEgana Goldpfeilは中国の香港に本拠を持つ株式会社となっています(たぶんGoldpfeilの名前を不当に使用した会社があるというのではないようです。)。ドイツで倒産手続が進んでいるのは,そのうちの一部のヨーロッパ部門ということです。
どのような経緯でGoldpfeilの親会社といいますか,大元の会社が中国の会社になったのかは分かりません(wikiでも詳細までは分かりません。)ので,軽率なことはいえません。
しかし,Goldpfeilのようなドイツの品質の良さを代表する会社までが,今や中国に本拠をおく会社の傘下に入っていたとは驚きです。悲しさ,寂しさと共に憤怒の念すら沸いてきます。大げさに言えば自分の昔の思い出を傷つけられたような気持ちになります(ただし,経緯が分からないので軽率な判断はできませんが。)。
私の愛用しているパソコンのThinkPadもLenovo傘下になってから質が悪くなったとは思わないので,Goldpfeilも質が悪くなっているとは思いたくありませんが,それでもやはり今では中国系と聞いただけで・・・(これ以上は書きませんが。),とても買う気が起きそうもありません。