道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

2017年を振り返って

2017年12月31日 | 日常の道楽

ブログの更新がパタリと止まってしまいました。

この間、別に入院するほどの大病を患っていたわけではありません。

ただ、ひたすら忙しかったのです。

 

来年早々に、とある論文集が刊行されます。私の学生時代の恩師に献呈される論文集です。

何とも有り難いことに。その論文集に私も論文を執筆させていただけることになったのです。既に2年以上も前から予告していただいており、仕事の合間合間に準備を重ねてきたことですが、今年の前半は、特に論文の執筆のために文字通り心血を注いで参りました。

振り返れば職業人としては、決して恵まれたとはいえない人生ではありましたが、今までに学んだこと、仕事を通じて疑問に感じたことをベースに、ドイツの実情なども文献で調べて論文を執筆しました。いいものが書けたかどうか自信はありませんが、自分として最善は尽くしました。とても光栄な機会を与えていただいたと深く感謝している次第であります。

と同時に、いくら会社からはダメ社員という烙印を押されているとはいえ、もちろん仕事をしないわけにはいけません。こちらも今年はかなり多忙で、しかも論文執筆の追い込みと同時期に多忙となり、いつしかブログを書くという習慣も忘れてしまいました。

 

夏の休暇がようやく取れ、パリに脱出することができると思ったら、それまでの無理がたたり、喘息を患うようになり、パリではずっとゲホゲホ状態。喘息をとめる強い薬を飲みながらの旅行となりました。

 

いろいろ書きましたが、何だかんだと言いながら自分の好きなことに熱中した1年でありました。したがいまして、身体的、精神的には相当苦しくなり、再度の入院も危惧された時期もありましたが、充実した1年であったといえます。

 

今年も早稲田の穴八幡宮に大みそかのお参りに行きました。来年が戌年のせいか、亀岡八幡宮だけではなく。穴八幡宮にまで着飾ったワンちゃんたちがたくさんいました。

 

さて、今年の美術ランキングもせっかくなので、あげておこうと思います。

1位 ティツィアーノとヴェネツィア派展(東京都美術館)

2位 大エルミタージュ美術館展 (森アーツセンター)

3位 ブリューゲル「バベルの塔」展(東京都美術館)

4位 レアンドロ・エルリッヒ展(森美術館)

5位 オルセーのナビ派展(三菱一号館美術館)

6位 アルベルト・ジャコメッティ展(国立新美術館)

7位 レオナルド×ミケランジェロ展(三菱一号館美術館)

8位 マックス・クリンガー版画展(神奈川県立近代美術館)

9位 表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち(汐留パナソニック美術館)

10位 ヴォルスー路上から宇宙へ(DIC川村記念美術館)

相変わらず、美術展の選び方にも強烈な個性が出ています。

 

 

それでは、今まで大変ご無沙汰いたしておりまして大変失礼いたしました。

来年が皆様にとりましてよい1年になりますことを心から祈念いたしております。