道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

マネとモダン・パリ(三菱一号館美術館・千代田区丸の内2丁目)

2010年04月30日 | 美術道楽
丸の内の再開発が進んでいますが,積極的に進めている三菱グループの「三菱1号館美術館」が開館しました。
その第1号となる企画展が「マネとモダン・パリ展」です。
マネの絵が実に多数展示されているのには,驚きました。
今回初来日となる「ローラ・ド・ヴァランス」を初め,「エミール・ゾラ」,「街の歌い手」,「死せる闘牛士」,「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」,「ラトゥイュ親父の家」,「レモン」など数々のマネの絵を見ることができましたし,「フィロー=ベルジュールのバー」のような著名な作品の習作も見ることができました(さすがに本物は来ていません。)。
著名な絵の習作も混じっているので,本当に充実した内容です。
個人的には,パリ・コミューンを描いた絵の習作に関心を持ちました。ナポレオン3世がセダンであっけなくプロイセンに降伏し,これに憤激した民衆の蜂起によってパリ・コミューンが成立したのですが,帝政後の共和制政府はこれを弾圧する側に回ったのでした。
同じころの絵に熱気球を描いた絵もあり,普仏戦争時に共和制政府の内務大臣ガンベッタが熱気球に乗って,パリを脱出し,プロイセンと戦う義勇兵を募ったことなども思い出しながら見ました。

マネは,スペインの絵画に影響を受けたこと,印象派とは異なり,あくまでもその活躍の場をサロンに求め,サロンで酷評を受けながらも果敢に挑戦していたこと,パリ・コミューンの内戦にも参加したこと,静物画も残していることなどを知りまして,音声ガイドも面白く聞きました。

「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」は3年半前に,(東京展に先駆けて)神戸市美術館のオルセー美術館展で見たところで,今回また見ることができました。また,ローラ・ド・ヴァランスやエミール・ゾラの絵(背景にマネ自身のオランピアの絵が描かれています。)まで日本で見ることができ,感激しました。オルセー美術館で見た絵ですが,思わぬ「再会」です。オルセー美術館展も近々開催予定ですが,オルセー美術館が改装中であることの恩恵を今年はずいぶんと受けることができそうです。
2011.01.01この記載が誤りとの指摘を受けましたので,お詫びして訂正いたします。
今日はいいことだけを書きました。実際,企画展の内容はすばらしかったのですが,実際はこの美術館の居心地はずいぶんと悪かったのです。そのお話は明日にしたいと思います。


ボルカン(新宿区細工町)

2010年04月29日 | 食道楽
牛込神楽坂にある焙煎珈琲豆の店ボルカンでは,明日までセールをしております。
コーヒー豆400g以上を買えば,この店の看板商品ともいえるボルカンアスールの豆200gが無料でもらえます。
年に2度くらい開催しているセールではないかと思いますが,今回も行ってきました。
買ったのはペルーヴィラリカ200gとメキシコアルツーラ200gです。
メキシコアルツーラは,上品な酸味と香りのバランスが特徴的で,甘味とコクのあるマイルドな味わいが特徴的で,ペルーヴィラリカもコクと酸味,甘みがいいらしいのですが,言葉にして表記するほど私の舌が肥えている訳でもありません。
普通にクセもなくおいしいです。
このほかに,いつも飲んでいますボルカンアスール中煎り200gがサービスでつきました。


文京つつじ祭り・根津神社(文京区根津1丁目)

2010年04月28日 | 風流道楽
今年もまた根津神社の文京つつじ祭りに行きました。
4月25日の日曜日に行きましたが,既に早咲きのツツジが見頃を迎えていました。
ここのツツジは種類が多いので,早咲きのものが終わっても,また遅咲きのものが咲きますので,ある程度の期間,ツツジを楽しむことができます。
ツツジも赤,白そのほか色がありますが,満開ではなく,まだ咲いていない緑色のままのものが残っている方が綺麗だといっている他の観光客もいました。ごもっともな意見です。

根津神社も普段はどの程度,参拝客がいるのか分かりませんが,この時期は多くの人でにぎわいます。もっとも本当の見頃はゴールデン・ウイークの時期になるのでしょうか。4月25日では,例年でかけている時と比べると,まだ混雑していなかったようです。




PARAS新宿店(新宿住吉町)

2010年04月27日 | 食道楽
曙橋のカレー屋PARASに再び行きました。
夜もカレーのセットがあるので,手軽にいただけるのが嬉しいです。
基本を野菜カレー,チキンカレー等から選んだ上,パンかライスを選び,飲み物も選べます。これに小さいサラダがつきます。
辛さも1から5まで選ぶことができます。3にしましたが,本当に中くらいということであったようで,もっと辛いものにすればよかったと思いました。
タンドリーチキンの小さいものも注文し,十分に満足ができました。

タンドリーチキン

グリュイエール・フリブール

2010年04月26日 | 食道楽
神楽坂アルパージュで,グリュイエール・フリブール9か月熟成のチーズを買いました。
フランス語流にGRUYERE FRIBOURG 9moiと表記されています。
スイスにはドイツのフライブルクとは別に,フランス語風に表記されたフリブールという街がありますが,そこのもののようです。

「澄み切った空気とハーブまじりの草花がいっぱいに広がる美しい地域,フルーティーな香りとナッツのコクが凝縮されています。本格的なチーズフォンデュにもお勧めです。」と案内の紙には書いてありました。

とても食べやすいチーズでした。


駒沢オリンピック公園(世田谷区駒沢公園)

2010年04月25日 | 日常の道楽
4月から配置換えで慣れない仕事をしておりまして,毎日柄にもなく気持ちに余裕のない生活を送っております。
ブログの記事が停滞がちなのもそれと無縁ではありません。

さて,そんなときは散歩に限ると思いまして,田園都市線に乗る機会があったことから,駒沢公園で途中下車して駒沢オリンピック公園に行ってきました。いったい何年ぶりでしょう。たぶん25年くらい行ったことがなかった場所だと思います。
駒沢公園はツツジが綺麗というような内容をインターネット上の情報で知って出かけて見たのですが,それほどツツジの数が多いようでもなかったようです(誰もツツジの場所を知らなかったので,私が確認できてないだけかもしれませんが。)。いずれにせよ4月25日ではまだツツジが満開となるには早かったようです。

その中で見つけたツツジ



別の花




晴れて暖かい中で公園の中を散歩しまして,癒された気持ちになりました。

美の巨人(小椅子の聖母)

2010年04月24日 | 美術道楽
本日放映されたテレビ東京の「美の巨人」はラファエロの「小椅子の聖母」がテーマでした。
昔,相方とフィレンツェに行った際には,ウフッツィ美術館のほかにピッティ宮殿にももちろん行きました。
「小椅子の聖母」はその中でもとても素晴らしい作品でした。
ラファエロの作品は,どれもいい作品です。

ピッティ宮殿


ミケランジェロ広場から見たフィレンツェの町並み


日めくりカレンダー(キルヒナー・洗面器の2人の女性)

2010年04月23日 | 美術道楽
同じく4月23日の日めくりカレンダーはキルヒナーの「洗面器の2人の女性」です。
フランクフルトのStaedel美術館に所蔵されている絵でして,ちょうどこの美術館では4月24日から7月25日までキルヒナーの回顧展を開催中のようです。時間さえあれば,簡単にいくことができる身近な場所なのに,時間がとれないのが残念です。

キルヒナーの作品も大好きでして,ベルリンの旧ナショナルギャラリーでキルヒナーの絵を見ました際には大喜びでしたし,同じくベルリンで新ナショナルギャラリーに行ったのに,クレー展等の企画展のためと常設展のキルヒナーの作品が見られなかった時はとても残念に思いました。

キルヒナーの作品は,やはりドイツ年2005/2006の際には東京の森美術館で「東京-ベルリン ベルリン-東京展が開催され,そこで「ポツダム広場」という作品を見ることができました。 

日めくりカレンダー美術編(ケーテ・コルヴィッツ・母と子)

2010年04月22日 | 美術道楽
我が家にはドイツのHarenberg社の日めくり美術カレンダーがあります。
4月22日はケーテ・コルヴィッツの「母と子」でした。
ケーテ・コルヴィッツは第1次世界大戦で息子を,第2次世界大戦で孫を失った女性の芸術家で彫刻で有名ですが,絵も残しています。ベルリンのノイエ・ヴァッヘにもケーテ・コルヴィッツの作品があります。
日本でもドイツ年の際にケーテ・コルヴィッツ展が開催され,つくば市まで見に行きました。

FILOのスーツ(新宿区若松町)

2010年04月21日 | 買い物道楽
毎度のことになりますが,スーツのオーダーメードの店FILOで早くもこの夏用のスーツを仕立てました。
今回はロロ・ピアーナのサマー・タスマニアンの生地にしました。
割とおとなしい柄ながら,チェックの模様の中に青い線も入っており,すてきなデザインです。裏地として指定した茶色も,期待以上に合っていそうです。羽織るととても軽いです。
早く衣替えをしたいのですが,天候不順で,なかなか衣替えができません。

FILOはいつもながら素晴らしい接客で,値段もデパートよりはお得です。
毎シーズン決まってスーツを買いに行く店です。


浜離宮恩賜庭園の八重桜のライトアップ(中央区浜離宮庭園)

2010年04月20日 | 風流道楽
仕事帰りに浜離宮の八重桜のライトアップを見に行きました。
出入り口は大手門となり,桜があるのは潮入りの池の周囲ですから,入り口から少し遠いです。しかも普段使う出入り口と距離もありましたから。

それでも池の周りの大きな花を咲かせた八重桜がライトアップされていて,見応えはあります。ややライトが強すぎる気がしますが・・・

夜というのに,浜離宮も混んでいました。いいカメラや三脚を持参している人も少なくありません。

東京では最後の桜でしょうか。ライトアップは今日までです。

桜並木の一つ



少しアップにして撮影した写真



同様のもの




わんぱく亭(新宿区住吉町)

2010年04月19日 | 食道楽
曙橋のスーパー三徳(河田町の三徳ではありません。)の向かいにある健康料理「わんぱく亭」に行きました。
店主が健康志向にこだわった手作り料理です。
夜の時間に行き,オススメになっていた玄米と小鉢料理の定食を食べました。
玄米のご飯に,海老フライ、コチュジャンで味付けした魚,根菜いっぱいのみそ汁等がついてとても健康志向で,かつ、おいしくいただきました。

思いがけないところに定食屋がありました,夕食を外食する時にでも使いたいです。

吉野の桜

2010年04月18日 | 風流道楽
大昔,吉野に桜を見に行きました。
下から順に桜の咲く地域が,下千本,中千本,上千本,奥千本と分かれており,この順番に咲いていきます。
京都から近鉄特急で吉野まで行き,バスを2本乗り継いで,奥千本まで行ったような記憶です。
2本目のバスはボンネットバスだったような記憶です。

吉野山を下りながら花見をしましたが,桜の咲いている地域はとても綺麗でした。

そして吉野は歴史の舞台です。古くは壬申の乱の前に大海人皇子が下っていた場所ですし,源義経が潜伏していた場所でもありますし,もちろん南北朝時代には南朝が本拠地とした場所です。西行も昔吉野にいたようです。

源義経も後醍醐天皇も皆,大海人皇子の顰みにならって捲土重来を期して吉野に来たのでしょうが,吉野から逆転勝利を勝ち取ったのは大海人皇子(天武天皇)のみで,後は皆,復活を果たすことはできませんでした。


2TBのHDD設置

2010年04月17日 | 日常の道楽
私の使用していた500GBの外付けHDDの調子が悪くなりました。

少し前に買った物でしたが,その後に購入した1TBの外付けHDDに内容をすべて移し,しばらく使用しないでいたところ,動かなくなってしまいました。
HDDの内容を消去するソフトを使用したために動かなくなったような錯覚をしておりまして,500GBのHDDの使用は諦め,改めて3.5インチの2TBのHDDを買いまして,以前から使用していたHDDの箱に移して,外付けHDDを作りました。

ところが,2TBの外付けHDDも認識しません。結局,HDDフォーマットが必要であると気づいてこの作業をしましたところ,すぐに使えるようになりました。
さらにひょっとしたらと思ってコントロールパネルから所定の作業に入り,500GBの昔のHDDをフォーマットしましたところ,こちらも利用することができるようになりました。

結局500GBのHDDも故障ではなかったようで,ケースのない状態の500GBのHDDが余ってしまいました。500GBのHDDの入っていたケースに1TBの3.5インチHDDを,1TBのHDDの入っていたケースに2TBのHDDを入れ替えるという「移植」をして作業は完了しました。

今後,1TBと2TBのHDDをつなげて3TBの外付けHDDにするとか,2TBをもう一つ買ってRAIDにするか等々考えて行きたいと思います。