道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

若松茶屋(新宿区若松町)

2009年08月31日 | 食道楽
大久保通りに面したところに喰いものや若松茶屋という飲み屋があります。
実はまだ夜には行ったことがありません。
お昼の時間はお弁当の販売を行っていますが,店内でお弁当を食べることもできます。
店内で食べれば,テイクアウトの時にはカップに入れるみそ汁も,お椀に入れて飲むことができます。
今まで既に2回食べましたが,お魚のお弁当がおいしいようです。
きちんと料理もしてるのでおいしいですし,結構,満腹になります。

2010年カレンダー

2009年08月30日 | 日常の道楽
ドイツのアマゾンで2010年のカレンダーを買いました。
星座占いのカレンダー,文学のカレンダー,芸術のカレンダー,マウスのクイズのカレンダー,そして大きめのマウスのカレンダーです。
だいたい毎年購入することの多いシリーズですが,2009年はマウスのクイズのカレンダーはなかったようです。

注目は芸術のカレンダーですが,モディリアーニの絵でしょうか。女性像の下半身は映っていませんが,それでも十分にエロティックです。

次はマウスが旅行をするカレンダーです。
マウスたちのように,相方と一緒に世界旅行を出来るといいのですが。



スクレ・サレ(新宿区荒木町)

2009年08月29日 | 食道楽
久しぶりにスクレ・サレでランチをとりました。
1260円の一番安い日替わりランチでしたので,それほど期待はしいていなかったのですが,ギリシャ風の酢で漬け込んだ野菜と,魚介類をすりつぶしたものを中に入れたロールキャベツで,値段を考えれば満足することができました。
でもやはりもう少し値段の張るものを食べて見たくなりました。

酢で漬け込んだ野菜


相方のMac Book

2009年08月28日 | 日常の道楽
相方がここでMacパソコンを購入し,Windowsとの両刀使いになりました。
私自身はおよそMacのパソコンというものを使ったことがなく,全くわからないのですが,世の中にはまだまだMacのパソコンの方が主流の世界もあるとのこと。相方も,昔Windows Meという悪名高いソフトが出た頃から,Macのパソコンを買うかどうか迷っていましたが,最近のパソコン価格の下落を受け,とうとう購入に踏み切ったようです。
ノートンのセキュリティソフトも買いましたが,Macパソコンのソフトはやや値段がはるようですね。

もっとも相方もWindows Vistaもまだ併用しています。そして,WindowsもMacもそのうち両方ともOSがアップグレードすうることになりそうな雰囲気です。

クルスクの戦い終わる

2009年08月27日 | 衒学道楽
1943年8月27日,ナチスドイツとソビエト連邦との間でのクルスクの戦いが,ジューコフ元帥の指揮するソ連軍の勝利のうちに終わりました。
両軍あわせて6000台もの戦車を投入して戦いが交わされた史上最大の戦車戦でした。
以後,ソ連軍はドニエプル河を渡り,キエフを奪還します。ナチスドイツはその後,東部戦線において常に劣勢に立ち,二度と攻勢に転じることはありませんでした。
クルスクの名前はソビエト連邦において,大祖国戦争の勝利の栄光と共に記憶されます。

ところで,クルスクといえば,2000年8月に,同名の原子力潜水艦が沈没するという事故が発生しました。大祖国戦争の戦いの場となった舞台と同じ名前を冠した原子力潜水艦が,沈没し,しかもロシア独力では救出することもできないという事態の発生には,当時のロシアの国力の低下が如実に表れていました。

写真はクルスクの戦いの中でも最も激しい戦地となったプロホロフカに建てられた赤軍の戦没者とたたえる聖堂とのことです。wikipediaから借用した写真です。



深川御前(神田明神下みやび)

2009年08月26日 | 食道楽
どうした偶然か再び深川飯を食べることになりました。
渋谷の東急本店の地下の弁当売り場で,神田明神下みやびというところの深川御前という弁当を買って食べました。
文字通り,アサリの入った深川飯が入っていることはもちろんのこと,穴子も入っていました。
店員さんにこの時季だけのお弁当ですと勧められ,この種のお勧めに弱い私は,思わす買ってしまいました。


広島ゆめてらす歓粋亭(渋谷区代々木)

2009年08月25日 | 食道楽
新宿駅の南口のサザンテラスには広島県のアンテナショップがあります。
因みに隣には,あの東国原知事の宮崎県のアンテナショップがあります。

広島県のアンテナショップは1階がレストランになっていて,広島ゆめてらす歓粋亭という店になっています。
久しぶりに広島風お好み焼きを食べて見たくなり,ランチの時間にお好み焼きセットを注文しました。お味の方は,やや本場で食べた時よりもマイルドにしてある感じがしました。
広島駅にはお好み焼き屋がいくつか入っており,広島出張の際に,何軒か試してみましたが,いずれもイカ天と豚がかなり沢山入っていて,その上にヤキソバをのせ,最後に卵をのせて,ソースも独特のソースで,結構しつこい食べ物という印象でした。
それと比べると,今回のお好み焼きは,イカ天がなく,ヤキソバもふんわりとしており,ソースの味もきつくなく,とても上品で食べやすい味で,おいしかったです。
東京の人間の舌にあうように,少し料理の味付けに変化が加えられているようです。

蘇軾,世を去る

2009年08月24日 | 衒学道楽
当ブログの管理者が個人的にとても関心を持ち,たびたび取り上げている歴史上の人物に,宋代の政治家にして詩人の蘇軾がいます。

蘇軾の生きた時代は,宋の新法党と旧法党が激しく衝突した時代。蘇軾も進士及第後,地方官を経て中央政界に入ったものの王安石の新法に反対して,追放,左遷。旧法党の復活により,中央に戻されたものの,再び新法党が力を持つようになり,追放,左遷。左遷といっても,広大な中国のこと,半端な左遷ではありません。広東省やさらには海南島にまで流されてしまいます。海南島に流されたのは何と62歳のことです。
最後にはようやく許されて都に戻されることになりますが,病を得て江蘇省で亡くなります。

普通に考えると,到底,耐えられない過酷な人生を送った蘇軾ですが,酒を愛し,ユーモアのセンスも持ち,優れた漢詩を多数残し,唐宋八大家に数えられています。
左遷をものともせずに,いい漢詩を残すところなどとても凄いと感心します。
冒頭の絵は蘇軾の絵と伝えられているものだそうです。

肉屋の正直な食堂(新宿区新宿2丁目)

2009年08月23日 | 食道楽
新宿御苑のあたりで夕飯を食べようと出かけたところ,お目当てのインド風カレー屋がお盆の時季のせいかあいておらず,トルコ料理のボスポラスハサンも夕食時には入りにくいかと思ってさすらっていたところ,見つけた店です。
「肉屋の正直な食堂」とはちょっと立ち寄って見たくなる名前です。
もっとも,後からこの名前の店はチェーン店で,神保町等にもあるということを知りました。

店の自販機で食券を買うと,肉と野菜を鍋かフライパンにセットした形で出てきて,それをIHヒーターを使って自分でかき混ぜて火を通しながら食べるという形式です。一応調理時間の目安として砂時計も置いてあります。

自分で焼き加減を見るため,豚肉だとやや神経質になり,焼きすぎてしまう傾向があります。
なお,ご飯はおかわり自由ということです。


鴻池朋子「インタートラベラー神話と遊ぶ人」(東京オペラシティ・新宿区西新宿)

2009年08月22日 | 美術道楽
東京オペラシティのアートギャラリーで開催中の鴻池朋子展に行ってきました。
タイトルに「インタートラベラー神話と遊ぶ人」という名前が付いています。

以前,上野の森美術館でネオテニー・ジャパン展を開催していた際に,最初に作品が紹介されていた人で,名前を知り,今回の展覧会にも行ってみた次第です。

ここにその内容を書くとネタバレになってしまうので,詳しくは書きません。映画でもないのに不思議なことをいうと思われる方もいると思いますが,今回の展覧会は,展覧会それ自体が1個の完結した作品(作品の集合体の作品)となっているからです。
あたかも,地底に降りていくかのような,道しるべにしたがって歩いていくと,いろいろな作品が展示してあります。鴻池さんの作品によく登場する,顔のない「みみお」の原画もあります(ほかにも,鴻池さんの作品によく出てくる蜂のような虫やナイフのイメージが出てくる作品もありました。)。ほかに骸骨の描かれた金屏風もあります。
そして,こんなところを通って本当に大丈夫なのかというようなところを通って突き進むと,地球の核の部分にあるとされている所に,「赤ん坊」という作品が置かれています。この作品は圧巻です。是非立ち止まって,時間をかけて凝視することをお勧めします。そうすると,突然・・・あっと驚くようなことを体感するのです。

鴻池さんは,展覧会の場に赴き,展示の方法について細かく指示されると聞いたような記憶がありますが,なるほどそのようにしなければ今回の作品展はできないのだということがよくわかりました。

撮影が許されていた唯一の作品「インタートラベラー」

レストラン「クイーン・アリス アクア」(国立近代美術館内・千代田区北の丸公園)

2009年08月21日 | 食道楽
夕方からゴーギャン展を見た帰りに,竹橋の国立近代美術館内にあるレストラン「クイーン・アリス アクア」に入りました。
昼間のランチの時間はとても人気で,まだ一度も入ることができなっかた店です。

「ゴーギャンコース」1200円というメニューがあったので,多分、これでは足りないであろうなと思いつつも,ホテル日航で食事をしたりということがあった後でしたし,食欲もそれほどなかったので,これを頼みました。
結果,出てきたのは,ほんの少しの海の幸のリゾットとパンの上に食べ物を塗ったものだけでした。
やはり2500円のコースから,というところでしょうか。

それでも人気の「クイーン・アリス アクア」の試食ができたと考えれば,お得かもしれません。


プラハの春の終了 ワルシャワ条約機構軍侵攻

2009年08月20日 | 衒学道楽
チェコスロバキアで「プラハの春」と呼ばれる改革運動が進む中,1968年8月20日,ワルシャワ条約機構軍はチェコスロバキア国境に侵入し,全土を軍事的に占領しました。

ワルシャワ条約機構軍は既に6月の時点で,軍事演習を繰り返した上,チェコスロバキア領内から立ち去らず,圧力をかけていましたが,8月20日になって全面的な軍事介入に踏み切りました。
ワルシャワ条約機構軍はチェコスロバキア政府の要請によって進駐したと宣伝したにもかかわらず,チェコスロバキアはこれを否定し,国営放送は何も報ぜずに,スメタナのプルタバ(モルダウ)を流し続ける消極的抵抗を続けました。
最終的に,ワルシャワ条約機構軍の軍事介入によって,プラハの春は終わるのですが,それでも当時のチェコスロバキアのズボボダ大統領はソ連に対して毅然とした態度をとり,プラハの春の指導者であったアレクサンデル・ドプチェクらの釈放を第一に求めたことは敬服に値します。
生きながらえたドプチェクは,1989年のビロード革命を見届けることになります。

「人間の顔をした社会主義」といったスローガンやドプチェクらが目指した改革の内容は、後のペレストロイカの時代から見ると,当然のことのように受け止められる内容でした。しかし,当時のブレジネフ政権は到底これを受け入れることができませんでした(プラハの春の改革を理論的に支えたズデネク・ムリナーシは,かつてモスクワに留学中,若きミハイル・ゴルバチョフと面識を得ていたそうです。)。

その後,カレル大学の学生ヤン・パラフは,ソ連の軍事介入に抗議し,プラハのヴァーツラフ広場で焼身自殺をします。
以後,チェコスロバキアはフサーク政権の「正常化政策」のもと,長い停滞の時代を迎えます。

写真は暗いテーマからうってかわったものです。
プラハの春はプラハの春でも,音楽祭の方のメイン会場となるスメタナホールです。これも大分前にプラハを旅行した際の写真です。

深川の厠(江東区白河)

2009年08月19日 | 日常の道楽
昨日の記事でも書きました江戸資料館通りに面し,江戸資料館(休館中)の近くに,不思議な建物を見つけました。

純和風の建物で,何かの店かと思いきや,公衆便所です。
本当に公衆便所なのか,間違ってどこかの店か人の家に入ってしまうのではないかと少し心配になるような外観ですが,中に入ってしまえば普通のトイレです。

深川は江戸情緒に溢れています。
清澄白河は,最近になって清澄庭園に行くようになる前までは,全く出没することのないスポットでしたが,なかなか魅力に溢れたエリアのようで,私もだんだんファンになってきました。

深川釜匠(江東区白河)

2009年08月18日 | 食道楽
東京都現代美術館に出かけた帰りには,深川釜匠という店で深川めしをいただきました。
大江戸線の清澄白河駅を降りた出口にある清澄通りと東京都現代美術館の面した通りを結ぶ江戸資料館通りに面したところにあります。

深川めしはアサリが沢山入っており,味も濃厚です。そのためか,白ネギも沢山かかっていました。
店では他に深川丼もあり,こちらは卵でとじてありました。


MO+夏の遊び場(東京都現代美術館・江東区三好)

2009年08月17日 | 美術道楽
東京都現代美術館の年間パスポートを持っているのですが,なかなか行くことのできませんでした。
この日曜日,年間パスポートを作ってから,初めて行きました。
といっても,企画展には目もくれず,専ら常設展の方に行きました。

常設展も「MO+夏の遊び場 しりとり ままごと なぞなぞ ぶらんこ」というタイトルを付けてこの時期に公開している展示品を整理していました。以下,印象的なものだけを区分ごとにあげていきます。

しりとり編
・栗田宏一の「ソイル・ライブラリー」は,日本全国から採取した,多種多様な色の土を小瓶に入れて並べた作品です。
・伊藤存の「しりとりおきもの」。青いプラスチックの模型のような小作品が並んでいます。連想やイメージの連鎖をもとにした作品だそうです。

ままごと編
森村泰昌の「肖像(少年1,2,3)」は,マネの笛を吹く少年の真似ですが,2枚目と3枚目はズボンもパンツもはいていません。隠すところは隠していますが(その昔,西尾悦子がこれに似たポーズのヌードを披露していたような記憶があります。)。よい子の皆さんは決してマネをしないで下さいと付け加えたくなるような作品です。

なぞなぞ編
・高松次郎の「扉の影」は,扉に人物のシルエットのみが描かれており,扉を開けると顕れる壁にも同様のシルエットが描かれていますが,現実にシルエットのもととなる人の気配はありません。
・ナム=ジュン・バイクの「現実の花,生きている花」は大昔のブラウン管テレビの上に置かれている現実の花をビデオカメラのスコープを通じて見ることのできる作品です。ビデオカメラの映像はテレビの一部に映し出されます同様の作品として,「現実の魚,生きている魚」もあります。
・ゲルハルト・リヒター「エリザベト」は,白黒写真のような人物画が描かれています。以前に佐倉でリヒター展を見たときにあった作品のように,いわゆるフォトペインティング(あたかも写真であるかのように人物を描くこと)かと思えばちょっと違うようです。中心の人物よりも背景に焦点をあてたり,静止している物体をぼかしたりと応用があるようです。さすがリヒターです。

ぶらんこ
八谷和彦の「Fairly Finder02―空を見るための望遠鏡」は、天井近くにある無地のスクリーンを特別の望遠鏡で見ることによって,小型飛行機で空を飛行する人の姿が見られるようになる作品です。

どれもこれも,とても印象的な作品です。
東京都現代美術館を訪れる多くの人が企画展のみで帰ってしまうことは,非常に惜しいことだと思います,