道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

Song: Erdowie, Erdowo, Erdogan | extra 3 | NDR

2016年04月01日 | ドイツ語

Song: Erdowie, Erdowo, Erdogan | extra 3 | NDR

 

一昨日、ドイツのニュースZDFを見ていましたら、とても面白い報道をしていました。

ドイツの放送局NDRの番組extra3で放映されたErdowie, Erdowo, Erdoganという、トルコのエルドアン大統領を茶化した歌がトルコとドイツの外交問題に発展しているということです。トルコはアンカラにいるドイツの大使に対して抗議もしているようです。

この歌の映像はyoutubeで見ることができます。

 

歌のタイトルからすぐわかるのですが、Nenaのヒット曲irgendwie, irgendwo, irgendwannの替え歌です。

自然保護地域に許可なく建築された、1000室を超える大統領公邸の違法建築の問題に始まり、自己の意に沿わないジャーナリストを拘禁したり、出版社を取り締まったり、催涙ガスを使用してデモを鎮圧したり、国際女性デーにおける女性の集会を暴力によって解散させたり、クルド人を嫌悪し、クルド人地域に爆撃したりと、ボスポラスのボスことエルドアンの評判の悪い行為が歌の中で取り上げられています。難民の受け入れの代償としてEUに60億ユーロの支援を求めている話への言及もあります。

歌詞は、見事なまでに綺麗に韻を踏んでいて、もとのNenaのヒットソングにピタリとはまっています。映る映像もエルドアンがオスマン帝国の皇帝気取りのような恰好をしているものから、メルケル首相と金ぴかの豪勢な椅子(皇帝の椅子のようです。)に座っている映像、クルドへの爆撃の映像、IS(イスラム国)の映像など、とてもよくできています。

ヨーロッパであれば政治家へのこの程度の風刺は当たり前なのでしょう。

ちなみにextra3はほかにもメルケル首相、ジグマー・ガブリエルSPD党首、ゼーホーファーCSU党首(バイエルン州首相)、最近亡くなったヴェスターヴェレ元FDP党首、プーチン大統領、オバマ大統領についても風刺の替え歌を放送しています(Guido Westerwelle元党首についての替え歌も、JuliのPerfekt Welleという曲のメロディーにうまく合わせてありました。)

ヨーロッパで当たり前のことも、東方世界にあるボスポラスのボスには受け入れがたいのかもしれません。

これを見ているとやはりヨーロッパは自由な世界と思うのですが、それでもひねくれたねずみには気になることがあります。

ドイツにおいても、このような風刺が差し控えられているおそらく唯一の国があるのではないかと思っているからです。

いうまでもなく中国です。中国の指導者についてこのような風刺がされれば、中国は隠れた経済制裁を行って締め上げを図るので、ドイツも中国のことだけは風刺しないようにしているのではないかと思っています。私が留学していたころには、ドイツの番組では天安門事件のことが取り上げられることが多かったように思うのですが、ずいぶんと変わったものだと思います。

 

 


マウスの誕生日

2016年03月07日 | ドイツ語

マウスのクイズです。

どの有名なネズミが今日、誕生日ですか?

答えはDie Maus.

 

45年前の1971年3月7日、ドイツのARDにDie Mausが登場しました。

そのネズミが出てくる番組が、現在まで続くDie Sendung mit  der Maus「マウスと一緒の番組」です。

 

今年もマウスの誕生祝をしました。 

ケーキは、神楽坂にあるle Pommierで買いました。

普段よく出没するあたりにあるので、一度買いたいと思っていたのですが、以前にも行ったことのある麻布十番の店の姉妹店でした。

写真があまりよく撮れていないのですが、素材を贅沢に使って丁寧に作り上げたおいしいケーキでした。

 


マウスの誕生日

2014年03月09日 | ドイツ語
3月7日はドイツのアニメのキャラクター・マウスの誕生日です。
若干遅くなりましたが、今日マウスの誕生祝いにケーキを食べました。
伊勢丹新宿本店のHenri Charpantier(アンリ・シャルパンティエ)でフルーツタルトを買いました。
ねずみさんにはもっともっと活躍してもらいたいものです。

六本木ヒルズのクリスマスマルクト

2013年12月26日 | ドイツ語
毎年開催される六本木ヒルズのクリスマスマルクトに行きました。
夜景が綺麗なところです。
狭いスペースにKäthe Wohlfahrtケーテ・ヴォール・ファールトなど有名な店も含め、多数の店が出店しています。
クリスマスの時期はもうグリューワインのカップはなくなっていました。
今年はDie Mausは来なかったようです。
日本でだんだんDie Mausの出番が少なくなっているようで残念です。














夜景



東京タワーも。こんな写真撮っているとおのぼりさん状態です。





横浜クリスマスマルクト

2013年12月23日 | ドイツ語
横浜のクリスマス市に行ってきました。
赤レンガ倉庫で開催されていまして、最寄り駅は日本大通りです。
横浜トリエンナーレ2008の会場にもなった場所です。

入り口:夜になるとイルミネーションが綺麗なのでしょう。
Christmas Marketと書いてあります。Arbeit macht freiではありません(何故かこの形の看板をみると考えてしまいます。)



ドイツの肉屋によくあるような気色悪いブタの置物ではなく、グラマーなサンタが出迎えてくれます。



ソーセージとpommes fritesを食べました。
ベルギーの本場のようにケチャップを付けて食べました。マヨネーズもです。
今日も再びKaloriebombe(カロリー爆弾)となりました。



ドイツ風のクリスマスマルクト、いつの間にか日本で増殖中です。
グリューワインのカップもありましたが、YOKOHAMA2013といった表示もなく、デザインも自分としては気に入らなかったのでやめました。

横浜のマルクトは、店の屋根の装飾が特徴的です。

屋根にクリッペが付いています。






マルクトには可愛いサンタさんが一杯です。



こちらはサンタではありません。



ペットのコンテストでもあったのでしょうか。
ねずみ属には縁がありません。

フランクフルト出発

2013年11月28日 | ドイツ語
シュテーデル美術館に予想外の長時間滞在をし、慌てて中央駅まで歩き、Sバーンでフランクフルト空港に行きました。
空港でのお買い物の時間がいつのまにかほとんどありませんでした。

空港で免税の手続をしようとしたら、成田行きの飛行機が離陸する1時間前くらいに中国行きの飛行機が2つも飛び立つため、免税コーナーは超長蛇の列です。とはいいながら、今回は還付額が大きいので待ちました。ドイツ人の税関の職員はいつものように本当に態度が悪い。メールをしながら接客。道楽ねずみは大いに怒りだしてしまいました。

この免税のコーナーでは混沌としてどこにどう並べばいいのかわからないような状態でしたが、中国人の若い女性のグループにどういう順番で並べばいいか教えてもらいました。ドイツ語も堪能な中国人で、親切で感じのいい人達です。ゲーテに通ってドイツ語を勉強していた人たちかもしれません。中国人にもきちんとした人たちがいるのだという当たり前のことに感心してしまいました。最近になって、中国の田舎から大量の海外旅行客が押し寄せることになり、それで顰蹙を買う人たちが増えたのでしょう(因みに4年前にドイツに行ったときは、傍若無人な中国人観光客など見当たらず、空港ホテルで間違って私に握手を求めてきた中国人の方は、大学の先生のように見るからに立派な人で、人違いをしたと気づいてもらった後も普通にドイツ語で会話を交わしました。)。

最後は、中国人観光客の傍若無人ぶりではなく、ドイツの公務員のサービスの悪さを思い出しながら出国しました(これに我慢できないとドイツでは暮らすことができません。)。
空港では、チョコレート、ワインなど職場へのお土産を大急ぎで買って終わりました。

そして最後は7/31フランクフルト発のANA210便に乗りました。最初の方にも書きましたが、ドイツ語を話さない外国人アテンダントがいたのですが、その方が我々ねずみ属の斜め前にいた、モデルのように美人の女性客にぴったりはりついて、用もないのにそこにしょっちゅう来て、さらにいったん来るとなかなか離れず、大笑いでした。でも、そのせいで機内食やドリンクを提供するカーゴがいささかも進まず、サービスが大いに滞留しまして、乗客にも他の客室乗務員にも大いに迷惑でありました。彼はイタリア人のアテンダントだったのでしょうか?ちょっと大手の航空会社の機内では見かけないような滑稽な場面を見させてもらいました。

それと、エコノミーの座席も含めて、座席の機能が多機能化しているのはいいのですが、座席が少しも曲がらず、エコノミーの座席はとてもきついと感じました(この前に中国旅行に出かけた際にはビジネスに乗ったせいでしょうか、随分快適さの違いを感じました。)。年を取るとエコノミーはもうきついかもしれないと感じました。どうせしょっちゅうは行けないのですから、今度行くときはビジネスで行こうかなどとねずみ属で話をしました。

かくして20年前ドイツ留学に旅立ったのと同じ日の7月31日、フランクフルトから帰路につきました。
日本到着後は京成の新路線に初めて乗りましたが、この路線はあまり住宅街を通らないせいでしょうか、京成沿線の飲み屋のけばけばしい看板も眼に入らず、上野まではドイツ鉄道に乗っているような感覚で過ごすことができました。

そして、旅行から帰って早3か月近く経ちました。一身上のことでも大きなことがありましたし、そのことは除いても日本で仕事をしていても辛いなと思うことの多い毎日です。
また、相方ねずみと旅行に出かけたくなりました。


ベルリンお買い物

2013年11月19日 | ドイツ語
今回のドイツ旅行はワイマール、ライプツィヒ編はかなり旅行客らしい生活を送りました(それにしては、Stasi博物館など変わったところを訪問しましたが。)。
ところが、ベルリンではアパルトマン形式の長期滞在に適したホテルに泊まりまして、洗濯機を使い、時には夕食にKaltes Essenも食べて生活していましたので、何度目かのドイツ在外研究のような生活になりました。新聞や水、オレンジジュース等日々の生活に必要なものも、フリードリッヒシュトラーセ駅内のスーパー又はホテル近くのラファイエットで買い出しをしていました。さすがに、食器洗浄機用の洗剤(タブレット)は買うと量が多すぎて使い切らないので、買うのは辞めましたが・・・

というわけで、ベルリンでは普通に生活をしておりまして、つまらないものも含めていろいろ買い物をしました。以下は、お土産(ねずみ属専用)を買った店です。

1 KaDeWe
 ベルリン随一というかドイツ随一のデパートです。高級品なら何でもあるといって過言ではありません。ここがドイツであることを忘れさせてくれるほどサービスまで快適なデパートです(免税手続もレジで一緒に済ませてくれます。)。中にはレストランWintergartenやカフェもあり、土曜日などは大混雑です。
 ベルリンに来るといつもここに来ます。
ここで、ネクタイや財布を買いました。Goldpfeilは今や日本の会社になってしまいましたし、品質も昔のものと比べるとかなり違うように思われますので、今回はOffermannの財布を買いました。とても柔らかい皮で,品質が良さそうです。財布の中にはSDカード入れまであります。
私は知らなかったブランドですが、ドイツでは有名なようで、日本でも買うことができるようです。
KaDeWeでは、外国人向けのお土産も沢山取り扱っており、iPhone型のチョコを職場のお土産に買っていきたかったのですが、何せ38℃の真夏なので、溶けるのが心配で、あきらめざるを得ませんでした。










2 Kaufhof (Alexanderplatz )
ドイツでメジャーなデパートKaufhofはAlexanderplatzにあります。デパートといいながら、規模がそれほど大きい訳ではなく、やや垢抜けないのが特徴です。相方ねずみと道楽ねずみのねずみ属はKaDeWeでの買い物に疲れてしまうと、ここに来て、混雑していない状態で買い物をします。
Kaufhofでは家のクッションカバー(Joop)とWMFのフライパンを買いました。クッションカバーのコーナーでは、たった今農作業を終えて来たような風体の中国人観光客が、携帯電話を使い25m先まで届くようなデカイ声で話をしながら、片っ端から売り物の商品の袋をびりびりと破っている姿を目の当たりにして、大変びっくりしました。






Galeries Lafayette( Stadmitte )
フランス系のショッピングモールです。ビルの中に様々な店が入っています。鞄や洋服などを売っている店もあれば、食料品を売るスーパーもあります。フランス語を話す人が多く、垢抜けたイメージですが、アジア人も多く訪れているようです。
 相方ねずみが洋服を買ったようですが、いかにもドイツらしい接客サービスを受けてしまったようです。
 中にはカフェもあり、コーヒーを飲んだり、アイスクリームを食べたりしました。

4 Alexa(Alexanderplatz )
Alexanderplatzにある主として若い人向けのショッピングモールでしょうか。
建物の中に本屋やセルフサービスのレストラン(一つを試したが安くてまずかった)を含めて沢山の店が入っています。今や大繁盛のようで、近くのKaufhofは空いているのに、こちらにはどんどん客が入っています。
日本でいえば、「ららぽーと」みたいなイメージなのでしょうか。道楽ねずみにはいささか無理なような気がしまして、早々に退散して、年寄りでも大丈夫なKaufhofに行ってしまいました。

 とりとめのない紹介でした。
 ベルリンでは本当に買い物には困りません。否、実は本屋(専門書を扱う本屋)だけは困りました。お土産に留学時代に学んだ分野の専門書を買おうとしたのですが、本屋があまり見つかりません。昔暮らしていた時に行った、TU (Technische Universität Berlin)の近くの本屋に行きましたが、本の数がとても少なくなっています。結局、ホテルの近くに専門書を扱う本屋があったのですが、余り本の数は多くなかったようです。最近は皆、Amazonで買うのでしょうか。


 ベルリン最後の日、散歩していまして、思いがけず、以前にも来たことのある通りを見つけました。
昔、ここに来た覚えがあります(もっともそれを言えば、どこの通りも来たことがある通りばかりなのですが・・・)。
シェークスピアの「ヘンリー4世」は、王ヘンリー4世は十字軍に従軍してイエルサレムに遠征する夢を抱きながら、それを果たせず、聖地イエルサレムではなく、イエルサレムの間で永遠の眠りにつき、「イエルサレムで死ぬ」という予言が果たされるというような話だったような記憶ですが、突然その話を思い出しました。



最後の晩は再びホテル1階のMaximiliansに行き、ウィーナーシュニッツェルを食べました。





いよいよベルリンを発ち、フランクフルトから帰国です。

Prenzlauer Bergお散歩(Berlin Pankow)

2013年11月17日 | ドイツ語
昨日の続きです。Warschauerstrasseを出て、プレンツラウアーベルク (Prenzlauer Berg)に行きました。
ここはベルリンの下北沢?と呼ばれているところと聞きました。
ブラッド・ピットが家を持っているところという話もあります。
道楽ねずみには関心のない話ですので、相方ねずみの受け売りです。
そもそもどうしてベルリンの代官山とか自由が丘ではないのだろう、下北沢って自分が学生の頃は学生の下宿がいろいろあったところだし、ベルリンの下北沢と言われても微妙な感じだなと思っておりましたが、行ってみて何だかわかったような気もしました。
確かに街路樹が整えられており、街並みは綺麗です。でも、それでいてイタリア、ギリシャ、インド、中国、タイなど本当に様々な国のレストラン兼バーが建ち並んでいます。
結局、プレンツラウアーベルクでは散歩してカフェに入って終わりになりました。残念ながら写真は撮っていません。

帰りにはPrenzlauer AlleeからDanziger Strasse(旧Dimitroff Strase)を通り、地下鉄のEberswalder Strasse駅(旧Dimitroff Platz駅)に行きました。このあたりに来て、急に街の雰囲気がよくなりました。
後から知ったのですが、実はこの駅の近くのカスタニエン・アレー(Kastanien Allee) やコルヴィッツ広場(Kollwitzplatz)の方がいわゆる「プレンツラウアーベルク」と呼ばれる地域の中で人気のようです。また近くのガード下に有名なカレーソーセージの店Konnopke's Imbißがあるようです(どうして気づかなかったのか今では不思議なのですが。)。もっとよく調べておけば、プレンツラウアーベルクをもっと楽しむことができたかもしれません。

Eberswalder Strasse駅から「クルトゥーアブラウエライ(Kulturbrauerei)」(旧ビール工場を改装して建てられたレストラン、映画館、クラブ等が入ったコンプレックス)の前を通り、さらにローザ・ルクセンブルク広場を通り、アレクサンダー広場まで歩いてしまいました。
途中で通ったのが、カールリープクネヒトハウス、つまり、左派党の本部です(冒頭の写真)。フォルクスビューネの演劇場もすぐ近くにありました。

イーストサイドギャラリー

2013年11月16日 | ドイツ語
ベルリンのイーストサイドギャラリーに行きました。



ベルリン東駅の近くにあります。1998年にベルリンに住んでおりました時は、中央駅もなく、Zoologischer Garten駅のほか、東駅とフリードリヒシュトラーセ駅が中央駅に似た機能を担っていたような記憶で、東駅には何度か来ていましたが、イーストサイドギャラリーは初めてです。

シュプレー川の川岸に、昔のベルリンの壁に描かれた絵が展示されています。この世で最も醜悪な画像と評判の悪かったブレジネフとホーネッカーの接吻の絵もあります。













おしまいにはオーバーバウム橋が見えます。
ベルリンのカレンダーでいつも紹介されるところです。



Warschauerstrasseから市電に乗ってプレンツラウアーベルク (Prenzlauer Berg)まで行きました。
そういえば昔、ベルリンにいたときに東駅で乗り換えたのはこのWarshauerstrasseに行くためだったとようやく思い出しました。


ベルリン・ポツダム広場

2013年10月29日 | ドイツ語
ベルリン・アレクサンダー広場ではありません。

ベルリンでお気に入りのホテルがポツダム広場にあります。
今回、そこが改装中だったため、やむなくStadtmitteにある関連のホテルに泊まりました。

今でこそポツダム広場はベルリンの中心地です。もちろん1920年代も中心地でした。
しかし、東西分断の時代には真ん中を壁がぶち抜き、廃墟同然でした。
今回改めて壁の跡を見ました。また中国人観光客が異常にデカイ声を出していたのが興ざめではありましたが(彼らは自国の歴史と比較をしないのかなといつも不思議に思いますが、そういうことを考えたら国で生きていけないのでしょう。)、ベルリンの歴史を感じることのできるスポットです。


ベルリン・ダーレム植物園

2013年10月11日 | ドイツ語
Neuer Pavillonを含むシャルロッテンブルク宮殿やその周囲の3つの美術館・博物館を見た翌日は、さすがに疲れ果て、趣向を変えてベルリン植物園に行きました。これは自分ではなく、相方ねずみの趣味です。
何でもベルリンの植物園は、イギリスの植物園(キューガーデン)にも匹敵する世界でも有数の植物園とのこと。ベルリンのような狭いところにそんなものがあるのかと不思議に思いましたが、実際にダーレムの植物園に行ってみますと、その大きさに驚きます。地下鉄のBotanische Garten駅から向かう途中の町並みもとても上品で、立派な家が建ち並び、映画「グッバイ・レーニン」で主人公が父親の暮らす西側に行ったときに目にするような立派な家が建ち並びます。

植物園の中で、散歩をし、博物館にも入りました。しばらくしてから屋内の温室の中に入ったのですが、その大きさにびっくりしました。全部はとても回れないほどの広さです。これこそが、世界でも有数の植物園のゆえんなのでしょう。

最後に売店に行き、昼食もしてから帰りました。


植物園内の博物館



植物園内は印象派の絵のテーマになりそうな景色が広がっています。





外からみた温室:現在一部工事中です。



温室内部



旧東ドイツのミッテ地区を中心に動いていると、シャルロッテンブルクもダーレムも郊外という印象を受けます。
とてもいい植物園で、ゆっくりと時間を過ごしたかったのですが、夏の暑い日には不向きです。朝一番に行きましたが、温度も湿度もどんどん上がって来ました。春か秋の穏やかな日に一日中、のんびりと過ごしたいものです。

ベルリンの新聞

2013年10月10日 | ドイツ語
ベルリンには地方紙としてBerliner MorgenpostやBerliner Zeitungがあります。
以前、ベルリンに住んでいました時には、Frankfurter AllgemeineとBerliner Morgenpostを購読していました。
今回のベルリンの滞在期間中は、Frankfurter AllgemeineはIPadで購読しているので、そのほかにBerliner Zeitungを初め、いろいろ新聞を買ってみました。
Märkische Allgemeineという新聞は、メルキッシュ出版・印刷会社の発行する新聞のようです。Märkischというのは「ブランデンブルク地方の」という意味です。最初に目にしたときには「マルクス主義の」と勘違いし、大いに驚いたことがあります。
ユダヤ系の新聞もあります。Judische AllgemeineやJudische Zeitungという新聞もありました。値段があまり安くないので、ユダヤマネーに寄付することになるのでしょうか。私の買った新聞の購入代金が、戦争の資金に回らないことを祈るばかりです。





こちらはBerliner Zeitungの折り込みになっている不動産情報の小冊子



ホテルの近くのStadtmitteの駅の売店で毎日、ミネラルウオーターと新聞を買っていましたら、売店のオジサンとすっかり顔なじみになってしまいました。海外旅行に来ているというより、すっかり研究のために短期滞在しているような毎日になってしまいました。

ベルリンの暑い日の過ごし方とそのほかのこと

2013年10月09日 | ドイツ語
昨日は再び東京も暑くなりました。
10月になってもこの暑さは参ります。

さて、ベルリン旅行記まだ続きますが、7月のベルリンは信じがたいほどの暑い日が続きました。ホテルの近くのStadtmitteの駅にある温度計は38℃、39℃などという高温を示していました。そこで、ベルリンの新聞Berliner Zeitungも暑い日の過ごし方という特別の記事を載せていましたし、暑さはベルリンに限らないということで、テレビでも同様の番組が組まれていました(ドイツ人の大好きなリゾート地テル・アヴィブでの暑さ対策の紹介もありました。)。

10月になった今、紹介するのももはや季節外れという気もしますが、ベルリンで知った暑い日の過ごし方について少し覚えている範囲で紹介したいと思います。

暑いベルリンで訪れたい観光スポット
・ ポツダム広場にある映画博物館と映画館群=オーソドックスなものです。
・ カイザー・ヴィルヘルム教会等の教会=これもオーソドックスと思います。
・ 美術館・博物館=ベルリンにはたくさんあるので最適です。寒い冬にも最適です,私も昔、マイナス20℃を下回る寒い日に寒さに耐えかねてウンター・デン・リンデンにあるドイツ歴史博物館に逃げ込みました。でもまじめに見て、本当に疲れました。
・ 水族館のペンギンの展示コーナー=なるほどという気もします。
それと、暑い日にはレストランでもテラスの席には座らないとのこと。これは当たり前のことです(ドイツ人は日光に当たることができる場所が大好きですが、それでも38℃を超える暑い日にはさすがにテラス席はガラガラでした。)。
ほかにもいろいろ書いてありましたが、新聞を処分してしまいましたし、テレビの内容は日にちも経っており、もうウロ覚えです。


話は変わります。シャルフ・ゲルステンベルク・コレクションを出た後は、最寄りの地下鉄の駅(といいましても徒歩10分を超えています。)ゾフィー・シャルロッテ・プラッツ駅まで歩き、そこからホテルに帰りました。この駅は、昔ベルリンに住んでいました時に、乗り換え等でよく使った駅です。この駅のすぐ近くにある警察署に住民登録にも行きました(ベルリンでは警察署に住民登録に行く制度になっていました。)。15年も前の事ながらとても懐かしく思い出しましたが、帰りの地下鉄を間違えて、昔の家の方向に行く路線に乗ってしまいました。



ところで、現在のベルクグリュン美術館とシャルフ・ゲルステンベルク・コレクションが、いずれも同型のクーポラを持ち、双子のような建物になっていることは既に書きました。そのせいなのでしょうが、2つの美術館のどちらが旧エジプト博物館なのかを巡って情報に混乱があるようです。私は、ベルリン市の開設しているHPの美術館コーナーで確認して、ベルクグリュン美術館が旧エジプト博物館と書きました。私の記憶でも、ベルクグリュンの建物の螺旋階段は見たことがあるような記憶があります(でも、自信ありません。)。しかし、何とドイツのwikipediaではシャルフ・ゲルステンベルク・コレクションの項目のところに明確に旧エジプト博物館であると書いてあります。
昔の観光ガイドブックを見ればはっきりすることなのですが、もしご存じの方があれば教えて下さい。

調査の結果、わかりました。シャルフ・ゲルステンベルク・コレクションの方が旧エジプト博物館です。
決め手になったのは、旧エジプト博物館の写真です。第一に旧エジプト博物館の位置、とりわけシュトゥーラー様式の正門の位置です。この位置からすると、建物は東側、つまりシャルロッテンブルク宮殿から見ると左手になります。第二にシャルフ・ゲルステンベルク・コレクションの2つの建物を結ぶ出口です。クーポラのある建物から別の建物に入るときの写真は、まさしく現在の建物の旧厩舎Marstallへの入り口そのものです。第三に何といっても現在のシャルフ・ゲルステンベルク・コレクションの中に残されたカラプシャ門Kalabscha-Torです。これこそは、紛れもない旧エジプト博物館のコレクションを構成していた作品でした。

ドイツのwikiを疑ってすみませんでした。それにしてもベルリン国立美術館(全美術館共通)のHPにあるベルクグリュン美術館の歴史の説明は何ともわかりにくかったと思いました。最初にこのHPを見て、ベルクグリュン美術館のみ美術館の歴史の情報が入り、シャルフ・ゲルステンベルク・コレクションでは情報が入らなかったのが、そもそもの失敗でした。失礼いたしました。
解決してほっとすると共に、ベルクグリュンの螺旋階段を旧エジプト博物館の階段と思った自分の記憶の不確かさに呆れます。いかに人間の記憶が不確かなのかわかります。ただ、これで自分が1998年に旧エジプト博物館でネフェルティティを見たという記憶の正しいことは証明されて、ほっとしました。こんなことにこだわる自分の性癖にも呆れます(相方ねずみにも、変人、否、変鼠と呆れられます。)。これがいい方向に向かうと、いい成果をあげられるのですが、社会生活を営む上では大概マイナスに働きます。

Das Museum mit der Maus

2013年10月03日 | ドイツ語
今日は10月3日,すなわちドイツ再統一の日ですが,今日,マウス博物館ODYSSEUMがケルンに開かれました。
日曜日のDie Sendung mit der Mausでも,マウス博物館のことが紹介されていたようです,IPadのDas ErsteでDie Sendung mit der Mausが見られるので,そこで知りました。
ドイツの美術館にありがちな,マウスの歴史をとことん学ぶというような博物館ではなく,子供が遊んで楽しめるような空間になっているようです。そして,同時に,マウスの番組につきものの科学等の勉強も楽しみながらできるようになっているように見えます(番組で博物館の内部を撮影した映像を見た感想で,実際に行ったのではないから詳しくは分かりません。)。
相方ねずみと共に出かけて見たい博物館です。